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注目度が高まるメッセンジャーアプリのこれから

世界中で流行するメッセンジャーアプリ

注目度が高まるメッセンジャーアプリのこれからご存じの通り、メッセンジャーアプリとしては「LINE」が日本で最もメジャーな存在だ。海外に目を向けてみれば、最近では中国Tencentの「WeChat」というメッセンジャー・ソーシャルアプリが数億人レベルまで利用者数を拡大し、中国版TwitterのSina Weibo(微博)や、ECサービスAlibabaのライバルとも見なされている。また、少し前にはFacebookがメッセンジャーアプリ「WhatsApp」を190億ドルで買収するとの発表もあった。

このように、現在世界各国でメッセンジャーアプリが大きな動きを見せ始めている。スマートフォンの電話やショートメッセージなど、余計にお金のかかる連絡手段を選びたくないユーザーは多いだろうし、スタンプや画像などを使ってより便利に、簡単にコミュニケーションできることから、広く受け入れられているのだろう。

しかし、無料のメッセージングサービスだけでは、もちろん経営は成り立たない。LINEは法人向けのアカウントを用意して、企業のブランディング・マーケティング活動を支援したり、スタンプの有料販売を行ってマネタイズを図り、さらにLINEブランドの他のアプリを展開するといった手法も取っているが、LINE単体としてはこれからどう進化させていくのだろうか。

一方、WhatsAppは最初の1年間は無料で利用でき、その後は年間99円のわずかな定額料金を支払う必要がある。有料アプリとしては成功しているように見え、Facebookが買収すると噂されているとはいえ、こちらも他の無料メッセンジャーアプリが今後存在感を増していくであろう中でどのように差別化を図っていくのか、気になるところだ。

中国で大流行しているWeChatとは?

今後のメッセンジャーアプリの行く末を占ううえで参考になりそうなのが、冒頭で紹介した中国TencentのWeChatだ。LINEと同じように法人向けのサービスも提供し、法人ユーザーが決済機能を利用してユーザーに課金できるようにもした。決済金額のうち一部を手数料として受け取るビジネスモデルとし、さらには日本でも話題になっているUberと似たタクシーの配車と乗車後の支払いまで、一貫して行える仕組みも整えた。

そのうえ、より多くのユーザーを集めるため、WeChatでタクシーを利用した場合は、ユーザーと運転手の双方に一定金額をキャッシュバックするキャンペーンまで実施。膨大なマーケティング予算を注ぎ込んだ結果、わずか数カ月で億単位のユーザーを獲得するに至り、同じように決済機能を提供している中国のライバルAlibabaや、Weiboに対して大きなプレッシャーを与えたとされる。

FacebookがWhatsAppを破格の金額で買収しようとしているのは、WhatsAppが抱える大量のユーザーだけでなく、WeChatのような決済プラットフォームとして大きな可能性をメッセンジャーアプリに見いだしているからだともささやかれている。月間利用者数が5億人を超えるWhatsAppは、欧州や中南米などで圧倒的なシェアを誇っており、中国を中心に普及しているWeChatと市場が重なることもない。

LINEはいまだ日本市場が中心とはいえ、他国への展開も徐々に進めている。個人間で商品を売り買いできるLINE MALLを3月から始めたところだが、いずれWeChatのように、決済機能の追加を検討する時期が来る可能性もゼロではないだろう。破竹の勢いで成長し続ける中国市場の動向を把握しておくことは、世界や日本のモバイルサービスの将来を見通すのに重要かもしれない。

LINE株式会社
http://linecorp.com/

WhatsApp
http://www.whatsapp.com/

WeChat
http://www.wechat.com/ja/


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