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【サイト検証_Vol.1】Webサイトの「常連読者は広告をクリックしない」は本当か?

【サイト検証_Vol.1】Webサイトの「常連読者は広告をクリックしない」は本当か?「(Webサイトの)常連読者は広告をクリックしない」という説が気になったので、検証を行いました。きっかけは、Gigazineの去年10月の記事「GIGAZINE特別講演のプレゼン資料の一部を公開、当日はこんな感じでした」の指摘です。

検証対象

ここでは検証対象として、アニメの作品評価やレビューを集めたサイト「アニメ評価データベースさち。」のGoogle Analyticsのデータを選定しました。このサイトは、広告にGoogleAdsenseを使用しているので、簡単にGoogle AnalyticsでのCTR等のトラッキングが可能です。
2013年7月1日~12月31日の6カ月間、1千万PV以上のデータを元に検証しました。

結果

ユーザーの種類ごとに、AdSenseクリック率(CTR)を出した結果がこちらです。
図1


レポート表示方法
このレポートを出すには、カスタムレポートの編集を使います。
指標グループの[Adsense クリック率]、[訪問別ページビュー]、ディメンションの詳細で[ユーザーの種類]を設定して、保存します。



初めてサイトを訪れた新規ユーザーのCTRは、常連(2回目以降のユーザー)に比べて約40%近く高いことがわかります。一方、訪問別ページビューは常連のほうが高いです。この結果からも、常連読者は広告をクリックしないと言えそうです。

セカンダリ ディメンションに[トラフィックの種類]を追加して、流入元のメディア別にもう少し詳しく見てみましょう。
図3

結果は以下のとおりです。
図4
([トラフィックの種類]のdirect:直接サイトを訪れた、referral:参照元サイトから、organic:検索から)

以下の点が特徴として挙げられます。

・参照元から訪れた(referral)ユーザーは、新規/常連ともにCTRが高く、非常に近い値を示している
・参照元から訪れた(referral)常連ユーザーより検索から来る(organic)新規ユーザーのCTRが低い

参照元からのユーザーよりオーガニック検索で来るユーザーのほうが、コンテンツそのものへの関心が高いので、広告に流れるユーザー数が少なくなると考えられます。

まとめ

・「常連読者は広告をクリックしない」は正しい
・CTRは、ダイレクト(新規)> 参照元(新規)> 参照元(常連)> 検索(新規)> ダイレクト(常連)≒ 検索(常連)の順に高い


これら改善方法は、サイトの種類やデザインによって違って来るとは思いますが、単純にバナーサイズの拡大や広告枠を増やす、ミスクリックの誘導などでCTRは改善すると思います。ただ、ユーザビリティが低下するとユーザーが離れる可能性もあるため、バランスを取りながらの施策が必要となります。


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