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IoTをドライブする3つのイノベーション | IoT(Internet of Things)ーモノのインターネットが描く社会 第2回

IoTをドライブする3つのイノベーション

 IoTを初めて提唱したのは、RFID(無線タグ、ICタグ)技術の専門家のケビン・アシュトンであり、1999年 のことだ。(参考:That ‘Internet of Things’ Thing ) それから15年近く経ち、IoTが注目されている。その理由は、IoTを支える技術が成熟してきたからだ。次の3つのイノベーションがIoTを支えている。

・センサーのイノベーション
・ネットワークのイノベーション
・コンピューティングのイノベーション

一つは、センサーのイノベーションである。モノがデータを生成するようになるためにはモノにセンサー機能が内包している必要がある。従来はセンサーが大きく、精度も十分になく、価格も高かったため、一つ一つのモノにセンサーを内包することについて現実味が乏しかった。しかしながら、昨今技術が発展し、センサーの小型化、省電力化、高性能化、低価格化されてきており、センサー機能をあらゆるモノ一つ一つに内包することが難しくなくなってきている。このようなセンサー入りのモノが増えることで、多様で膨大なデータが生成されるようになる。

 次に、ネットワークのイノベーションである。モノがインターネットにつなげる際に有線であっては本来のモノの役割を果たすために支障が出てしまう。IoTを実現するたまには、どうしても無線でかつ高速、簡単にインターネットにつなげられることが必要であった。通信速度の改善、通信コストの低下、通信エリアの拡大、更に異種通信の容易な混合によってあらゆるモノから無線でどこでもインターネットにアクセスすることが可能となった。今では当たり前のようにスマートフォンやタブレットを街中で操作しているが、無線でどこでもインターネットにつながるようになったのはつい最近のことである。ネットワークの発展により、センサーによって生成されたデータをインターネットという巨大なネットワーク上で共有することが可能となった。別の言い方をすれば、それぞれのモノはインターネットに容易につながることによりデータを生成、流通させることにより、相互につながるようになったと考えても良いだろう。

 最後に、コンピューティングのイノベーションである。センサーによって、多種多様なデータが大量にかつ頻繁に生成されるようになり、高速ネットワークによって、それらのデータがインターネット上にリアルタイムに流通するようになった。これらのデータを管理、分析できる環境が必要なのだ。クラウドコンピューティングなどの技術や、人工知能を始めとするデータを分析するアルゴリズムの発展である。

 これら3つのイノベーションにより、現実世界の変化をインターネット上のデータからリアルタイムで検知可能なIoTを創造できるようになった。これらのイノベーションは今もなお加速中である。

連載

IoT(Internet of Things)ーモノのインターネットが描く社会 第1回 | IoTとは
・IoT(Internet of Things)ーモノのインターネットが描く社会 第2回 | IoTをドライブする3つのイノベーション
IoT(Internet of Things)ーモノのインターネットが描く社会 第3回 | 急激な変化を遂げるIoT 
IoT(Internet of Things)ーモノのインターネットが描く社会 第4回 | IoTによる4つの影響力 
IoT(Internet of Things)ーモノのインターネットが描く社会 第5回 | IoTは広く社会を変える

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