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スマートフォンECの新潮流(3)スマートフォンとフラッシュセールの相性

フリマアプリキュレーションと最近のスマートフォンECの潮流について触れてきましたが、今回はスマートフォンも最近急速に人気と利用が高まっている「フラッシュセール」について説明したいと思います。

フラッシュセールは、価格を大幅に割り引いた商品を期間限定で販売するECサービスの一種です。大幅な割引によって商品のブランドイメージを損なわないよう会員制を敷くところが多く、2000年代後半から増加しています。多くの人が知るところでは、「Groupon」などに代表される割引クーポン販売サイトなどが代表的な例といえるでしょう。
Groupon画面
割引クーポンサービスに関しては、急拡大によるさまざまな問題がメディアなどに取り上げられ、一時のような盛り上がりは見られなくなっています。しかしフラッシュセール自体は、ファッション販売を中心としながら、現在に至るまで継続的に人気を獲得しています。

そんなフラッシュセールが再び注目されるようになったのは、やはりテレビCMの影響が大きいといえるでしょう。昨年には「MILLEPORTE」、今年に入ってからは俳優の斉藤工さんを起用して話題になった「GLAMOUR-SALES」などが相次いでテレビCMを流し、注目を集めるに至りました。
GLAMOUR-SALES画面
このテレビCM展開こそ、フラッシュセールサービスがスマートフォン利用者を強く意識していることの表れといえます。昨年後半から今年にかけては、フリマアプリなどを主体としてスマートフォン向けのECサービスが積極的にテレビCMを展開していました。フラッシュセールもその流れに乗って、スマートフォンユーザーの獲得に向けテレビCMを実施したのは間違いないでしょう。

従来スマートフォンユーザーに対して積極的に訴えかけているわけではなかったフラッシュセールサービスが、なぜ膨大なプロモーション費用をかけて、ユーザー獲得に乗り出したのでしょうか。その大きな要因は、フラッシュセールとモバイルの相性の良さにあると推測されます。

元々モバイルのECは、メルマガの商品プッシュによる衝動買い、つまりお勧め商品のメールが届いたら、すぐその商品を購入するというユーザー行動が購買を後押ししていました。モバイルならではの「すぐ」、「お勧め商品を」買うというユーザー行動は、制限時間内にいち早くお得な商品を購入するというフラッシュセールの仕組みと非常にマッチしています。そこで、モバイルユーザーの拡大が成長につながると見て、積極的なプロモーションによる会員獲得に打って出たようです。

スマートフォンとフラッシュセールの相性の良さからか、最近スマートフォンの関連事業者がフラッシュセールを手掛けるという事例も相次いでいます。たとえば、KDDIは贅沢な体験を扱うフラッシュセールサービス「LUXA」を運営するルクサを、ミクシィはファッション系のフラッシュセールサービス「MUSE&Co.」を展開するミューズコーを、それぞれ買収して子会社化しています。またLINEも、LINEアプリ上でフラッシュセールが利用できる「LINE フラッシュセール」を2015年5月から展開。こうした動きを見ても、いかにモバイルでフラッシュセールが注目されているかが、よく分かります。
LINE フラッシュセール画面
スマートフォンのECでは、モバイルユーザーの属性や行動が反映されるのに加え、Webではなくアプリを用いたサービス展開が可能なこともあり、従来のECとは異なる潮流となりつつあります。このような流れを見逃さないことが、スマートフォンのECを効果的に利用するためのポイントになりそうです。

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