指名検索とは?効果的な施策と上位表示のコツを解説

公開日:2022-06-08 更新日:2022-06-10 by SEデザイン編集部

目次

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指名検索はGoogle検索アルゴリズムの影響を受けづらく、購入率が高い訪問者を集められるメリットがあります。とはいえ、指名検索を増やす方法がわからない人もいるでしょう。そこで今回は、指名検索を効果的に増やす施策を解説します。

そもそも指名検索ってなに?

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ブランド名や会社名、商品の型番など、特定の固有名詞を用いて検索することを指名検索といいます。たとえば「枕カバー」を探すとき、検索サイトでは「枕カバー」と入力して検索するのが一般的です。

すでに興味があって知っているブランドがある場合、たとえば「無印良品」や「イケア」、「フランフラン」などと特定のブランド名で検索する人も多いでしょう。このように特定のワードで検索される言葉は、「指名検索キーワード」や「ナビゲーショナルクエリ」といいます。

指名検索を増やすメリット

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指名検索するユーザーを増やすことは、決して簡単ではありません。しかし指名検索するユーザーが増えると、企業はさまざまなメリットを得られます。企業が得られるおもなメリットは、以下のとおりです。

  • Google検索アルゴリズムのアップデートの影響を受けづらい
  • 購入率が高いユーザーを取り込める

ここでは、指名検索を増やすことで得られるメリットについて、それぞれの項目を確認していきましょう。

Google検索アルゴリズムのアップデートの影響を受けづらい

指名検索を増やすと、Google検索アルゴリズムのアップデートに影響を受けづらくなります。Google検索アルゴリズムとは、Googleがキーワード検索に対する並び順を決めるルールのことです。正確な時期は明確にされていませんが、検索アルゴリズムは定期的にアップデートされています。

検索アルゴリズムのアップデートによって上位表示される指標も更新されるため、検索順位が急に下がってしまうことも少なくありません。SEO対策だけを意識し過ぎると、検索アルゴリズムのアップデートによる影響を受ける可能性があるのです。

一方、指名検索は検索アルゴリズムの変更の影響を受けづらいといえます。検索アルゴリズムが重要視しているのは「ユーザーの検索意図」ですが、指名検索はユーザーの検索意図が明確であるため、検索アルゴリズムのアップデートにも左右されづらいのです。

購入率が高いユーザーを取り込める

「枕カバー」のように幅広い検索ワードで訪れたユーザーよりも、指名検索でサイトを訪れたユーザーのほうが購入率は高くなる傾向にあります。なぜなら、指名検索をする時点でユーザーはそのブランドや商品に対して強い興味を抱いているためです。

訪れたサイトでユーザーの興味を惹きつけられれば、購入に至る確率を高められます。指名検索に力を入れることで、購入に前向きなユーザーを集められるため、成約率向上につながるのです。

指名検索の流入数を確認する方法

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指名検索数は、Googleサーチコンソールを利用すれば確認できます。Googleサーチコンソールとは、Googleが提供するインターネット検索の分析ツールのことです。指名検索数以外にもキーワードの表示回数やサイトの順位推移などを確認できるため、自社サイトの分析にも役立ちます。

とくに、指名検索数で競合と大きな差がある企業の場合は、なるべく早めに指名検索を増やす取り組みを始めるようにしましょう。

指名検索を増やすための施策5選

指名検索を増やすには、さまざまなプロモーションを実施する必要があります。指名検索を増やす具体的な施策は、以下のとおりです。

  • 広告を出稿して露出を増やす
  • SNSを活用して認知度を高める
  • キャッチーな商品名をつける
  • 自社サイトの検索状況を確認する
  • 検索ワードと関連性が高いサイトを作る

指名検索を増やすことは簡単ではありませんが、地道な施策を重ねることで指名検索増加につながる可能性が高まります。自社でできそうな施策から試してみましょう。

1. 広告を出稿して露出を増やす

指名検索を増やすには、自社ブランドや商品の知名度を上げる必要があります。自社ブランドや商品の知名度を上げる方法で有効なのは、Web広告を出稿して露出を増やすことです。

Web広告には、リスティング広告やインストリーム広告、リターゲティング広告などさまざまな種類があります。InstagramやTwitterなどのアカウントを保有しているのならば、SNS広告もおすすめです。

とはいえ、Web広告を出稿するには費用がかかります。どのような広告を選ぶかで費用や得られる効果が変わってくるため、自社の方針や予算に見合うWeb広告を選定しましょう。広告についての記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

>>リスティング広告とは何か?仕組みや運用のポイントを解説
>>今さら聞けない!インストリーム広告のメリットとは?種類・特徴も解説
>>リターゲティング広告のメリットとは?仕組み・設定方法をわかりやすく解説

2. SNSを活用して認知度を高める

SNSの運用に力を入れることで、自社ブランドや商品の認知度を向上させられます。SNSを通して自社の商品やユーザーに役立つ情報を発信しながら、認知度を高めるのが一般的です。

近年はスマートフォンの普及により、SNSの利用者も増えています。新しい情報を得るためにSNSを活用する人も少なくありません。また、SNSではユーザーと直接コミュニケーションを取れます。SNSで発信することによって相互の理解が深まり、信頼関係を築けるのです。

しかし、ただ単に情報を発信しても、コンテンツに魅力がなければユーザーの心には刺さりません。SNS運用に力を入れても効果が出ないときは、発信する情報自体に改善点がないか検討してみましょう。

3. キャッチーな商品名をつける

ユーザーの印象に残りやすいキャッチーな商品名をつけるのも、指名検索を増やす効果的な施策です。ありきたりな商品名だと、指名検索につながらないこともあります。これから発売する商品がある場合は、できる限り覚えやすい商品名をつけましょう。

既存商品で商品名を変えるのが難しい場合は、キャッチーな愛称をつけてSNSなどで発信するという方法も効果的です。商品名を変更する余地がある場合は、新たな商品名を検討してみるのもよいでしょう。

4. 自社サイトの検索状況を確認する

指名検索を増やすための施策を行う際は、事前に自社サイトの検索状況を把握する必要があります。先述のとおり、自社サイトの検索状況はGoogleが提供するサーチコンソールを用いて確認できます。順位検索はもちろん、指名検索の流入数も把握できるため、Googleサーチコンソールでこれらを確認してみましょう。

なかには指名検索数が多いにもかかわらず、検索サイトで上位に表示されないページもあるかもしれません。検索状況を確認することにより、ページを改善するうえで重要な情報を得られるでしょう。

5. 検索ワードと関連性が高いサイトを作る

Googleサーチコンソールでは、自社サイトに訪問したユーザーがどのようなキーワードで検索しているかも確認できます。

各検索ワードの掲載順位とクリック数を参考に、ユーザーの求めている物や検索目的を読み取り、それらに合わせて自社サイトを改善します。検索ワードと関連性の高いページタイトルやテキストに変更するなど、ユーザーを惹きつける工夫を行いましょう。検索ワードは定期的に確認し、ページの改善に努めることが大切です。

指名検索で上位表示を狙う3つのコツ

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指名検索で上位表示させるにはいくつかコツがあります。おさえておきたいポイントは、以下のとおりです。

  • 検索ワードを選定する
  • 検索ワードをタイトルに使う
  • 有益なコンテンツを作る

指名検索の強化は、ビジネスの成長につながります。それぞれの項目を確認し、コンテンツを作成するときの参考にしましょう。

1. 検索ワードを選定する

コンテンツを作成するうえで重要なのは、キーワードの選定です。実店舗がある場合、店舗名や地域名から選定するのが望ましいでしょう。店舗名だけではなく地域名も入れることで、その地域に関連する訪問者の指名検索による流入が見込めます。実店舗がない場合は、キーワードとなる業務内容を追加するとよいでしょう。

たとえば、ホームページ作成のサービスを提供している企業の場合は「会社名+ホームページ作成」といったキーワードを選定します。Googleサーチコンソールを参考にしてキーワードを選ぶのもおすすめです。

2. 検索ワードをタイトルに使う

次に、ページタイトルに選定した検索ワードを入れます。既存ページも、検索ワードを含めるタイトルに修正しましょう。

検索エンジンはタイトルに含まれる検索ワードから内容を理解する仕組みになっているため、タイトルの付け方によって流入数が左右されます。とはいえ、ただ単にタイトルに検索ワードを含めるのではなく、ユーザーのクリックを誘う魅力的なタイトル名を作成しなければいけません。

タイトル作成のポイントは、タイトルを見ればページの内容が一瞬で理解できるものにすることです。ユーザーは検索ワードで表示されたサイトを見たとき、クリックするかどうかを一瞬で判断します。その判断材料になっているのが、タイトルなのです。社内で十分に検討し、ユーザーを惹きつけるタイトルをつけましょう。

3. 有益なコンテンツを作る

検索ワードを含めたタイトルをつけたら、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作りましょう。

タイトルを見てクリックしてくれたユーザーは、コンテンツに対して強い興味を抱いている状態にあります。ユーザーの満足度を高められるような充実したコンテンツを作成するよう意識しましょう。

ユーザーの満足度が高いページは検索エンジンからの評価も高くなるため、上位表示につながることも多くあります。検索エンジンで上位に表示させられれば、より多くのユーザーをサイトに集められるでしょう。

指名検索を増やしてコンバージョン率を高めよう!

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指名検索は、Google検索アルゴリズムのアップデートに影響を受けづらいため、安定した効果を得られます。指名検索を強化することで成約率が高いユーザーを集められ、ビジネスの成長にもつなげられるはずです。Web広告の活用やSNSの運用など、指名検索を増やす施策を行うことで、コンバージョン率を高めていきましょう。

 

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