サーチコンソールとGoogleアナリティクスの機能の違いとは?

公開日:2021-10-11 更新日:2023-05-23 by SEデザイン編集部

目次

64540557_lサイト運営に役立つツールとして、「サーチコンソール」と「Googleアナリティクス」は特に人気ですが、その機能の違いをご存知でしょうか。
今回は、両者の違いや使い方、おもな機能などを紹介しますので、ぜひサイト運営のヒントとしてご活用ください。

サーチコンソールとGoogleアナリティクスは大きく異なるツール

64540558_l (1)サーチコンソールとGoogleアナリティクスは、ユーザーがサイトにアクセスする前の行動を知りたいのか、サイトにアクセスした後の行動を知りたいのかによって、どちらを活用すべきかが異なります。
また、双方は連携して使うことも可能で、連携によってさらに機能の幅を広げることも可能です。

サーチコンソールとGoogleアナリティクスの使い分け

サーチコンソールGoogleアナリティクスでは、それぞれ得られる情報が異なります。
前者では「ユーザーがサイトに入る前の検索エンジンの状況」を知ることができ、後者では「サイトに入った後にユーザーがとった行動」を把握することに特化しているのです。
また、両者ともに分析機能を備えていますが、サーチコンソールはサイトに対する施策を実行することもできます。

たとえば、どのような流れでサイトに入ったのかを調べたい場合にはサーチコンソールを、サイトアクセス後のユーザーの反応や行動を知りたい場合はGoogleアナリティクスを活用するとよいでしょう。

サーチコンソールとGoogleアナリティクスは連携可能

サーチコンソールとGoogleアナリティクスではそれぞれ得られる情報が異なりますが、連携して使うことも可能です。連携することでツールを切り替える手間が省け、サイトに入る前後の状況を1つのレポートで連続的に把握することができます。
連携自体は無料で行えるので、ぜひ連携しておきましょう。

どちらもサイト運営で必要なツール

サイトのSEO管理ツールである「サーチコンソール」と、サイトがどう見られているかを解析する「Googleアナリティクス」は、どちらもサイト運営に欠かせないツールです。

サイト訪問前と訪問後の両方の行動データから、ユーザーの潜在ニーズやペルソナを詳細に予測し、それらの分析結果に基づいて効果的なSEO対策を実施することが可能になります。
実際に多くのサイト運営者が利用しており、その情報をもとにサイトの改良やコンテンツの作成などを行っています。

サーチコンソールとGoogleアナリティクスの使い方

52967909_lサーチコンソールとGoogleアナリティクスの使い方には共通点もありますが、異なる点もあります。それぞれの使い方を詳しく見ていきましょう。

サーチコンソールの使い方

まずはサーチコンソールにアクセスしましょう。

  1. Googleアカウントにログインしてサーチコンソールの公式サイトにアクセスします。
  2. サーチコンソールにサイトを登録して所有者の確認が終われば使用可能です。

サーチコンソールはブラウザ上で操作できるツールであるため、ダウンロードする必要はありません。ただしGoogleアカウントが必要になるため、持っていない方はアカウントの作成から行いましょう。

サーチコンソールでは、登録サイトの所有者であることを証明するための準備が必要です。
所有者の確認にはさまざまな方法があり、サーチコンソールが指定した箇所にhtmlタグを埋め込む方法やWordPressのプラグインをダウンロードする方法などがあります。自分が行いやすい方法で確認作業を終わらせましょう。

サーチコンソールのサマリー画面
サーチコンソールを使用する際は、左隣のメニューから自分がチェックしたい項目を選んで表示させましょう。

おもなメニューとしてカバレッジやサイトマップなどがあり、トップページには検索パフォーマンスやエクスペリエンスなどのデータが表示されています。

Googleアナリティクスの使い方

Googleアナリティクスもサーチコンソールと同じくブラウザ上で操作するもので、Googleアカウントが必要となります。アクセス方法はサーチコンソールとほぼ同じです。

  1. Googleアカウントにログインし、Googleアナリティクスの公式サイトにアクセスします。
  2. サイトを登録すれば使用可能です。

GoogleアナリティクスのホームページGoogleアナリティクスの場合も、左隣のメニューからチェックしたい項目を選んで使います。
おもなメニューにはリアルタイムやユーザー、集客などがあり、さらに細かく分かれています。トップページに表示されるのは、トラフィックチャネルやアクティブユーザーなどの数です。

サーチコンソールのおもな4つの機能

54836461_lサーチコンソールには、検索キーワードやリンクに関する情報の把握などの機能が備わっています。
サイトを運営する際に必要なおもな機能を詳しく見ていきましょう。

機能1:検索キーワードやCTRの把握

サーチコンソールで検索キーワードやCTRの把握サーチコンソールの「検索パフォーマンス」機能を使うと、検索結果に表示される露出状況やサイトの成果などを把握することができます。
また、クエリ、ページ、国、デバイス、日付ごとに情報がタブ分けされているので、期間や成果などの条件を絞って閲覧することも可能です。

たとえば、クエリのタブではキーワードごとに表示回数や掲載順位、CTRなどを確認することができます。同様にページのタブではページごとのクリック数や表示回数、掲載順位を確認することが可能です。

機能2:リンクに関する情報の把握

サーチコンソールでリンクに関する情報の把握サイトを運営していくうえでは、リンクに関する情報もチェックしておきたいものです。サーチコンソールでは、リンク数やリンク先のサイトなどを教えてくれるため、どういったサイトからリンクされているのかがわかります。

外部と内部に分けてリンクを確認できるという魅力もあるため、外部だけチェックしたいときにもおすすめです。

機能3:サイトマップの送信

サーチコンソールでサイトマップの送信サイトマップとは、サイトがどのようなページで構成されているのかを地図のように表しているページのことです。おもに、ユーザーと検索エンジンに対してサイト全体の構成をわかりやすく伝える役目と、検索エンジンロボットにクロールを促す役目を担っています。

サイトマップ機能を活用してサイトマップを作成・送信すると、検索エンジンにサイトが登録される時間を短くすることが可能です。
サイト開設時や改修時は忘れずに対応しましょう。

機能4:サイト速度のチェック

サーチコンソールでサイト速度のチェックサーチコンソールには、サイトの表示速度の遅いページをチェックできる機能があります。「ページエクスペリエンス」の「ウェブに関する主な指標」から確認ができます。

Google基準の表示スピードと比較してサイトが低速な場合は、ユーザーが離脱してしまうおそれがあり、コンバージョンにも悪影響を及ぼすため対処が必要です。

Googleアナリティクスのおもな4つの機能

116608178_lサーチコンソールでは検索キーワードの把握やサイト速度のチェックなどが可能です。一方、Googleアナリティクスでは、ページの人気度合いやユーザー属性などを調査できます。
Googleアナリティクスの機能を無駄なく活用して、ユーザー特性を正確に把握しましょう。

機能1:ページの人気度合いの把握

Googleアナリティクスでページの人気度合いの把握Googleアナリティクスでは、ページの流入数や離脱率など、簡単に言うと「どのページが」「どのくらい閲覧されているか」を把握できます。
ページの人気度合いがわかればそのページにCTRを設置したり、内部リンクでほかのページへのアクセスを促したりすることもできるでしょう。また、人気度合いを把握することでユーザーニーズが見えてくるという利点もあります。
見方は「集客」や「行動」など、目的に合わせて様々な方法があります。

機能2:サイトへのアクセス方法

Googleアナリティクスでサイトへのアクセス方法Googleアナリティクスには、ユーザーがどうやってサイトにアクセスしたのかを分析する機能もあります。集客経路は自然検索、リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS、外部リンク、メールリンクなどに分類されていて、どの経路からどの程度の集客があったのかを把握することが可能です。

サイトへの流入経路がわかることで、どのような人々に対してどういった情報を届ければいいのかを考えるマーケティング戦略のヒントにもなります。

たとえば、SNSからのアクセスが多い場合、SNSアカウントで積極的にサイトの情報を発信することで、さらに多くのアクセスを促す効果が期待できるでしょう。

機能3:ユーザー属性の調査

Googleアナリティクスでユーザー属性の調査Googleアナリティクスには、年齢や性別、地域、使用デバイスなどのユーザー情報を分析する「ユーザー」機能があります。
ターゲット属性に適したコンテンツ制作を継続することで、アクセスしてもらいやすくなるでしょう。

機能4:コンバージョンのチェック

サイト運営のおもな目的はコンバージョンです。資料請求や問い合わせ、商品やサービスの購入など、サイトの種類によってさまざまなコンバージョンがあります。

Googleアナリティクスには、コンバージョン(目標)の状況をチェックする機能が備わっており、目的に応じて複数のユーザーアクションを設定することが可能です。事前に自社の目標を設定し、計測していきましょう。

サーチコンソールとアナリティクスは使い分けて活用しよう

80110578_lサーチコンソールとGoogleアナリティクスは混同されがちですが、それぞれ異なる機能を持っており、サイトアクセス前の行動を分析する場合と、アクセス後の行動を分析する場合で使い分けられます。

両者を連携してユーザーの行動を連続的に把握することもすることもできるため、ぜひ連携も検討してみましょう。

サーチコンソールとGoogleアナリティクスの活用は、サイトの運営だけでなく育成にも効果を発揮します。課題を解消し、サイトを充実させるためにもぜひ活用してみてください。

SEデザインでは、さまざまなコンテンツマーケティングの支援を行っております。貴社に最適な施策やプランをご提案させていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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