最新のAI関連ニュースまとめ(2024.04.05)

公開日:2024-04-05 更新日:2024-04-05 by SEデザイン編集部

目次

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ここ最近、毎日のようにAIに関する新しい情報が飛び交っています。ジェネレーティブAIは、仕事面だけではなく、生活面でも大きなインパクトを与える可能性のある存在です。

この記事では、AIに関連する最新のニュースをまとめてお届けします。日々更新されているAI情報のアップデートに、ぜひご活用ください。

OpenAI、日本を含む一部地域でChatGPT利用をサインアップ不要に

OpenAIは、ChatGPTを日本を含む185カ国でサインアップ不要で利用可能にした。サインアップせずに使用する場合、過去の対話履歴へのアクセス制限や特定の設定の永続保存ができないなどの制限がある。利用できるのはGPT-3.5で、GPT-4を使用するにはChatGPT Plusへのサインアップが必要。

また、対話やフィードバックがモデルトレーニングに使用されないように設定するオプトアウト機能も提供。これにより、アカウント設定をしたくない人でもAIの可能性を試すことができるようになった。

「OpenAI、日本を含む一部地域でChatGPT利用をサインアップ不要に」ITmedia NEWS  (2024年4月2日)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2404/02/news077.html

OpenAI、東京にアジア初の拠点を開設し日本語対応強化

OpenAI©skorzewiak/123RF.COM

OpenAIが、東京にアジア初のオフィスを開設し、日本語サービスの強化を進めることが明らかになった。これは、日常業務での生成AIの活用が広がる中、日本語に最適化したAIの開発を進めるNTTやソフトバンクなどの動きに対応するためのもの。OpenAIのCEO、サム・アルトマン氏は昨年来日時に、日本オフィスの開設と日本語サービスの拡充を検討していることを明らかにしていた。

OpenAIは、ChatGPTを2022年11月に発表し、AIブームを引き起こした。現在、少なくとも1000億ドルの評価額で資金調達の交渉に入っていると報じられている。東京オフィスの開設は、日本市場でのサービス拡充と日本語対応の強化に向けた重要な一歩となる。

「オープンAI、東京にアジア初の拠点を開設し日本語対応強化」Bloomberg  (2024年4月1日)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-01/SB8SHZT0G1KW00

米Yahoo、インスタ創業者のAIニュースアプリArtifactを買収

米YahooがInstagram創業者によるAIニュースアプリ、Artifactを買収。Artifactは2月にサービスを終了しており、AI採用のパーソナライゼーションなどの技術をYahooの各種サービスに統合予定。この技術により、ユーザー体験の向上を図る。Artifact共同創業者は移行期間中、Yahooと協力する。なお、米国のYahooは現在、日本のLINEヤフーとは無関係。

「米Yahoo、インスタ創業者のAIニュースアプリArtifact買収」ITmediaニュース (2024年4月3日)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2404/03/news085.html

Stability AIが音楽生成AI「Stable Audio 2.0」を発表

Stability AIは、音声生成AIツール「Stable Audio」をアップデートし、「Stable Audio 2.0」を発表。この新バージョンでは、最大3分の音楽生成が可能になり、構造化された楽曲の作成や、アップロードしたオーディオからの音楽生成もサポートする。

このツールは無料で月間20トラックの生成が可能で、有償版では500トラックの生成と商用利用が可能。

「Stability AI、無料で起承転結のある最大3分の音楽を生成可能な「Stable Audio 2.0」を公開」窓の杜 (2024年4月4日)
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1581631.html

博報堂と博報堂テクノロジーズ、AIを用いた商品開発効率化サービス開始

hakuhodo(出典:PR TIMES

博報堂と博報堂テクノロジーズは、商品開発のプロセスを効率化するAIサービス「マルチエージェント ブレストAI」を導入した。このサービスでは、専門知識を持った複数のAIが議論し、意思決定とアイディアの創出を助ける。

この技術により、商品開発時の手戻りを減らし、効率化を実現。さらに、多様な専門知識をもつAIの活用により、アイディアの多様性も確保される。博報堂は、このAIを用いて、クリエイティビティの発揮に更に注力し、品質の向上を目指す。

「博報堂と博報堂テクノロジーズ、商品開発プロセスを効率化するAIサービス「マルチエージェント ブレストAI」の業務活用を開始」PR TIMES (2024年3月4日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000825.000008062.html

医療現場のAI導入で業務効率と研究を促進

医療機関が生成AIを導入し、医療現場の業務負荷を軽減しつつ、研究データベースの充実を目指す。NIBIOHN、大阪国際がんセンター、日本IBM、TXP Medicalが協力し、患者対話や問診支援などのアプリケーション開発を進める。

これらのAIアプリケーションは、患者の理解度向上や効率的な同意取得プロセスのサポート、診察前の情報収集を効率化することで、診察の質を高め、研究データの収集を容易にする。

「医療機関に4つの生成AI、業務負荷を軽減し研究用データベースの充実へ」日経クロステック (2024年3月29日)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/09098/?i_cid=nbpnxt_ranking&ST=ch_businessAI

生成AI関連特許、Adobeが米国で出願件数1位

日経クロステックとパテントフィールドの分析によると、米国での生成AI関連特許出願件数でAdobeがトップ。Googleが2位、サムスンが3位。技術開発の活発化を反映し、サムスンは生成AI関連エンジニアを5倍増やしている。特許出願は、技術の独占利用権獲得と訴訟リスク回避の意味もあり、ビジネス戦略の指標とされる。

「出願件数1位はAdobe・2位Google・3位サムスン、生成AI特許の独自分析で判明」日経クロステック (2024年4月1日)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02792/032800001/?i_cid=nbpnxt_ranking&ST=ch_businessAI

まとめ

AIに関連する最近のおもなニュースについて紹介しました。定期的に更新予定ですので、情報のアップデートにぜひご活用ください。

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AI技術はこれからさらに発展していくと予測されているので、早い段階で基本的な活用方法を取り入れておくことが大切です。

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