GPTsとは?使い方・作り方、活用例と提供終了・移行を解説

更新日:2026-10-08 公開日:2024-01-25 by SEデザイン編集部

目次

GPTs

GPTs(ジーピーティーズ)は、指示や参照ファイル、Web検索などの機能を組み合わせて、特定の目的に合わせて設定したChatGPTです。

ただしOpenAIは、GPTsの提供を終了してプラグインへ移行する予定を案内しており、公式FAQが示す標準の終了予定日は2026年12月11日です。また、個人向けのアカウントでは、新しいGPTsを作成・公開できなくなっています。

本記事では、GPTsの基本と既存のGPTsの使い方、法人向けのワークスペースでの作り方、料金、業務での活用例、注意点を、移行で確認したいことと合わせて解説します。

この記事の要点

・GPTsは、ChatGPTの「GPTを探す」から目的に合ったGPTを選び、チャットを始めるだけで使える。無料プランでも利用できる(利用量に上限あり)

・新しいGPTsの作成・公開は、個人向けのFree・Go・Plus・Proではできない。Business・Enterprise・Eduでは、ワークスペースの設定と権限に応じて作成できる

・OpenAIはGPTsの提供終了とプラグインへの移行を予定しており、標準の終了予定日は2026年12月11日。カスタムActionsと共有設定は、自動では引き継がれない

GPTsとは?

GPTs(ジーピーティーズ)とは、回答の方針を指定する指示、参照用のファイル、Web検索や画像生成などの機能を組み合わせて、特定の目的に合わせて設定したChatGPTです。「カスタムGPT」とも呼ばれます。GPTsを作るためのツールは「GPT Builder」といい、GPTsそのものとは区別されます。

GPTsは、2023年11月6日に開催されたOpenAIの開発者会議「OpenAI DevDay」で発表されました。2024年1月10日には、公開されたGPTsを探せる「GPT Store」の提供開始が発表されています。

基本的な設定にプログラミングは不要で、GPT Builderとの会話で要望を伝える方法と、設定項目を直接編集する方法があります。なお、GPTsはChatGPTの中で使う仕組みです。自社のWebサイトやアプリに組み込む場合は、APIを使います。

出典:OpenAI ヘルプ「ChatGPT の GPT」/OpenAI「Introducing GPTs」/OpenAI「Introducing the GPT Store」/OpenAI ヘルプ「GPT の作成と編集」

GPTsは今も使える?提供終了の予定とプラグインへの移行

2026年10月時点ではGPTsを利用できますが、OpenAIは、GPTsの提供を終了し、プラグインへ移行する予定を案内しています。ここでは、終了の予定と今できること・できないこと、プラグインへの移行で確認することを紹介します。

GPTsの提供終了の予定

OpenAIは2026年9月11日、ChatGPTのリリースノートで、GPTsからプラグインへの移行の方針を案内しました。

提供終了と移行に関する公式FAQでは、カスタムGPTの標準の終了予定日を2026年12月11日としています(承認された延期対象の一部Enterpriseワークスペースは2027年2月11日)。適用される日程はアカウント・ワークスペース内の案内で確認してください。

出典:OpenAI ヘルプ(ChatGPTのリリースノート)/OpenAI ヘルプ(カスタムGPTの提供終了と移行に関するFAQ)

今できること・できないこと

GPTsは、既存のGPTsを利用する場合と、新しく作成・公開する場合とで条件が異なります。2026年10月時点の条件は、次のとおりです。

操作 条件
既存のGPTsを利用する 無料プランを含め、ログインすればアクセス権のあるGPTsを利用できる(利用量に上限あり)
新しいGPTsを作成・公開する 個人向けのFree・Go・Plus・Proではできない。Business・Enterprise・Eduは、ワークスペースの設定と権限による
既存のGPTsを編集する 対応する契約と権限が必要。プラグインへ移行した元のGPTは、読み取り専用になる

出典:OpenAI ヘルプ「GPT の作成と編集」/OpenAI ヘルプ「ChatGPT の GPT」/OpenAI ヘルプ(ChatGPT無料プランのFAQ)/OpenAI ヘルプ(カスタムGPTの提供終了と移行に関するFAQ)

プラグインへの移行で確認すること

移行先のプラグインは、再利用できる指示を持つスキル(Skills)と、接続アプリなどをまとめる仕組みです。GPTsからプラグインへ移行する際は、次の点を確認しましょう。

  • カスタムActionsは、自動では移行されない
  • GPTの共有設定と、利用者のアクセス権は引き継がれない
  • 移行機能を使えるかどうかは、アカウントやワークスペースによって異なる

業務で使っているGPTは、指示・参照資料・利用者・連携先を整理しておき、移行先で回答・外部連携・アクセス権を確かめてから切り替えましょう。他者が作成したGPTを使っている場合は、画面の通知と、作成者による移行の案内を確認してください。

出典:OpenAI ヘルプ(ChatGPTのプラグイン)/OpenAI ヘルプ(カスタムGPTの提供終了と移行に関するFAQ)

GPTsで実現できること

GPTsを利用することで、おもに以下のことを実現できるようになります。

  • ノーコード(プログラミング不要)でChatGPTをカスタマイズできる
  • 作成したGPTsを許可された範囲で共有・公開できる
  • ActionsやアプリでAPI・外部サービスと連携できる

ノーコード(プログラミング不要)でChatGPTをカスタマイズできる

GPTsでは、ユーザーの目的や用途に合わせて、ノーコード(プログラミング不要)でChatGPTをカスタマイズできます。回答の方針を決める指示や参照する資料に、Web検索・画像生成・データ分析などの機能を組み合わせられるため、毎回同じ指示を入力しなくても、決まった方針で回答させることが可能です。

ただし、新しいGPTsを作成できるのは、Business・Enterprise・Eduのワークスペースで、設定と権限によって作成が許可されている場合です。

出典:OpenAI ヘルプ「GPT の作成と編集」

作成したGPTsを許可された範囲で共有・公開できる

作成したGPTsは、招待した特定の利用者やワークスペース内に共有したり、リンクやGPT Storeを通じて公開したりできます。選べる共有方法は、ワークスペースの設定と権限によって異なります。

反対に、ほかのユーザーが共有・公開しているGPTsも、アクセス権があれば利用できるため、目的に合ったGPTsがあれば業務に活用できるでしょう。

出典:OpenAI ヘルプ(GPTの共有と公開)/OpenAI ヘルプ「ChatGPT の GPT」

ActionsやアプリでAPI・外部サービスと連携できる

GPTsは、Actionsを使って外部サービスのAPIから情報を取得したり、外部システムの操作を実行したりできます。Actionsを設定するには、API仕様、OpenAPIスキーマ、必要な認証情報を用意し、動作をテストします。接続アプリを使って外部サービスと連携する方法もありますが、同じGPTでアプリとActionsを同時に使うことはできません。

連携の使い方を考えるときは、文章の下書きと操作の実行を分けて考えましょう。たとえば、メールの文面やスケジュールの案を作るのは下書きです。メールの送信や予定の登録、商品の注文まで実行するには、接続先のAPIがその操作に対応し、必要な権限が設定されている必要があります。実行の前に承認を求められる場合もあります。

出典:OpenAI ヘルプ(GPTのActionsの設定)/OpenAI ヘルプ「ChatGPT の GPT」

GPTsの利用料金

GPTs単独の料金はなく、ChatGPTのプランの範囲で利用します。プランごとに、GPTsでできることと課金の仕組みを整理すると、次のとおりです。

区分 GPTsでできること 課金の仕組み
無料プラン(Free) アクセス権のある既存のGPTsを利用できる。上限に達すると、リセットされるまでGPTsを使えない 無料
個人向け有料プラン(Go・Plus・Pro) 既存のGPTsを利用できる。利用枠はプランによって異なり、有料プランにも上限がある。新しいGPTsの作成・公開はできない 月額制(Proは料金段階によって利用枠が異なる)
法人向け(Business・Enterprise・Edu) 利用に加え、ワークスペースの設定と権限に応じて作成・共有できる Businessは1ユーザー当たりの料金(最低2席。月払いと年払い、Standard席とPremium席がある)。Enterpriseは営業窓口に問い合わせ

ChatGPT Teamは、2025年8月29日にChatGPT Businessへ名称が変わりました。また、ChatGPTの契約料金にAPIの利用料は含まれません。自社のWebサイトやサービスに組み込む場合はAPIを使う別の開発となり、APIの利用料が別にかかります。

ファイルのアップロードやデータ分析、画像生成などには、機能ごとの上限もあります。料金は改定されることがあるため、最新の料金はOpenAIの公式料金ページでご確認ください。

出典:OpenAI ヘルプ(ChatGPT無料プランのFAQ)/OpenAI ヘルプ(ChatGPT Goとは)/OpenAI ヘルプ(ChatGPT Plusとは)/OpenAI ヘルプ(ChatGPT Proの料金段階)/OpenAI ヘルプ(ChatGPT BusinessのFAQ)/ChatGPT(料金ページ)

GPTsの使い方

既存のGPTsは、自分で作成しなくても、無料プランを含むChatGPTのアカウントで利用できます。基本的な手順は次のとおりです。

  1. ChatGPTにログインする(無料プランでも利用できる)
  2. 「GPTを探す」(GPTの一覧)を開き、キーワードを入れて目的に合ったGPTを探す。社内で共有されたGPTは、共有リンクから開く
  3. GPTの説明と、作成者が設定した会話の開始例(Conversation starters)を確認する
  4. 会話の開始例を選ぶか、入力欄に依頼を入力して送信する
  5. 回答の数値や固有名詞を、元の資料と照らし合わせてから使う

GPTは、作成者が設定した指示、参照ファイル、有効になっている機能に応じて回答します。会話の開始例を選んでも、特定のファイルを参照した回答になるとは限りません。また、GPTsは保存済みのメモリや過去の会話を使わないため、新しい会話では案件の前提を改めて伝えましょう。

共通の作業方針はGPTに設定されていますが、依頼ごとの目的や条件は具体的に伝えるとよいでしょう。たとえば、記事からXの投稿文を作るGPTを使う場合は、記事のURLに加えて、読者・言語・案の数・守ってほしい条件を伝えます。

依頼の例:次の記事をもとに、Xの投稿文を作成してください。読者はIT企業のマーケティング担当者です。日本語で3案を作成し、記事にない数値は追加しないでください。(記事のURL)

GPTがURL先の本文を取得できない場合は、共有してよい本文を入力する方法もあります。生成された投稿文は、元の記事と内容や数値・固有名詞が一致しているかを確認してから使いましょう。

出典:OpenAI ヘルプ「ChatGPT の GPT」/OpenAI ヘルプ「GPT の作成と編集」/OpenAI ヘルプ(ChatGPTの回答の正確性)

GPTsの作り方

新しいGPTsを作成できるのは、Business・Enterprise・Eduのワークスペースで、管理者の設定と権限によって作成が認められている場合です。以下は、作成権限のあるワークスペースでの手順です。作成・編集は、Web版のChatGPTで行います。

  1. 「GPTを探す」から「作成」を選び、作成画面(GPT Builder)を開く
  2. 用途を伝えて設定案を作り、名前・説明・指示・ナレッジ・機能を設定する
  3. プレビューで試してから作成し、共有範囲を選ぶ

GPTsの立ち上げ

Web版のChatGPTで「GPTを探す」(英語表示ではExplore GPTs)を開き、「作成」(Create)を選ぶと、GPTの作成画面が開きます。作成画面では、GPT Builderとの会話で用途を伝えて設定案を作る方法と、設定項目を直接編集する方法のどちらでも設定できます。

名称・説明・会話の開始例の設定

名前は「営業提案書レビュー」のように、用途が伝わるものにします。説明(Description)には対象者と支援する業務を、会話の開始例(Conversation starters)には利用者が試しやすい質問を設定しましょう。

ChatGPTの表示言語は日本語に設定できます。GPTに日本語で回答させたい場合は、指示に「日本語で回答してください」と書いておくとよいでしょう。

指示・ナレッジ・機能の設定と、保存・共有

回答のルールは指示(Instructions)に書き、参照してほしい社内マニュアルなどの資料はナレッジ(Knowledge)に登録します。説明(Description)は、利用者に向けたGPTの概要です。それぞれの役割と設定例は、次のとおりです。

設定項目 役割 設定例
説明(Description) 利用者に向けたGPTの概要 営業担当者向けに、製品マニュアルを参照して質問に回答します
指示(Instructions) 回答のルールや、資料の参照のしかた 登録資料を優先して回答し、根拠となるファイル名と節名を示してください。資料にない情報は、その旨を説明してください
ナレッジ(Knowledge) 回答するときに参照する資料 製品マニュアル、社内FAQ、業務ガイドなど

ナレッジには、テキストファイルやWord、Excel、PDF、CSVなどの資料をアップロードできます。ただし、PDFをナレッジに登録した場合、埋め込まれた図表の読み取りは期待できないため、必要な情報はテキストでも用意しておきましょう。

次に、業務に必要な機能として、Web検索(Web search)、画像生成(Image generation)、データ分析(Code Interpreter & Data Analysis)などを選びます。設定が済んだら、プレビューで回答を確認しましょう。

編集内容は下書きとして自動で保存されます。新規作成を確定する操作は「Create」、既存のGPTへの変更を反映する操作は「Update」です。作成後は「Share」から共有先と権限を設定します。共有方法には、招待した利用者のみ(Invite-only)、ワークスペース内、リンクを知っている人(Anyone with the link)、GPT Storeがあり、選べる方法は管理者の設定によって異なります。社内資料を含むGPTは、共有対象が適切かを確認してください。

出典:OpenAI ヘルプ「GPT の作成と編集」/OpenAI ヘルプ(ChatGPTの言語設定)/OpenAI ヘルプ(PDFの画像・図表の読み取り)/OpenAI ヘルプ(GPTの共有と公開)

作成のコツ

業務で使うGPTsを作るときは、次の4点を押さえておきましょう。

  • 「どう答えるか」は指示に、「何を参照するか」はナレッジに分けて登録する
  • 実際の業務の質問と、期待する回答の形式を用意して、プレビューで試す
  • 参照する資料は、最新の状態に整理してから登録する
  • 最初は1つの定型作業から始め、担当者が回答を確認できる運用にする

指示には、GPTの役割や回答の形式、資料に記載がない場合の対応などを具体的に書きましょう。たとえば、経費精算の問い合わせに答えるGPTなら、次のように設定できます。

指示の設定例:あなたは社内の経費精算案内担当です。登録された規程に基づき、結論・申請手順・参照箇所の順で回答してください。条件が足りない場合は確認し、資料に記載がない場合は「確認が必要です」と伝えてください。

出典:OpenAI ヘルプ「GPT の作成と編集」

GPTsで収益化はできる?報酬制度の現状

OpenAIは2024年1月10日にGPT Storeの提供開始を発表した際、米国の作成者から始める、ユーザーエンゲージメントに基づく収益プログラムの方針を示しました。

ただし、以前の収益化に関するヘルプページは、現在はGPTの共有・公開の解説へ転送されています。日本の作成者が参加できる報酬制度の条件は、公式情報では示されていません。

また、GPTsを新しく公開できるのは、作成権限のあるBusiness・Enterprise・Eduのワークスペースです。GPTsの公開による報酬を前提にせず、業務での用途と移行後の運用を考えることが大切です。自社のWebサイトやアプリに組み込む有料サービスを開発する場合は、GPTsとは別に、APIを使う構成を検討しましょう。

出典:OpenAI「Introducing the GPT Store」/OpenAI ヘルプ(旧・GPTの収益化に関するFAQ)/OpenAI ヘルプ「GPT の作成と編集」/OpenAI ヘルプ「ChatGPT の GPT」

GPTsの業務での活用例と選び方

GPTsは、決まった指示や資料を使って繰り返し行う業務に活用できます。ここでは、業務の型ごとの活用例と、既存のGPTsを選ぶときの確認点を紹介します。

業務の型ごとの活用例

次の表は、GPTsの指示・参照ファイル・データ分析などの機能を業務に当てはめた例です。特定の企業の導入実績ではありません。

用途 登録するルール・資料 使い方
社内問い合わせ 就業規則、申請マニュアル 休暇や経費申請の手順を案内する
営業支援 商品資料、メールの書式 商談メモから提案メールの下書きを作る
カスタマーサポート FAQ、対応方針 担当者が使う、問い合わせへの返信案を作る
広報・記事制作 表記ルール、ブランド方針 原稿の構成案を作ったり、表記をチェックしたりする
議事録 議事録のフォーマット 会議メモを決まった形式に整える
定例レポート 集計ルール、報告書の書式 渡した売上データを分析・要約する

カスタマーサポートで使う場合、GPTsは担当者がChatGPTの中で返信案を作る用途になります。顧客向けのWebサイトで自動応答させるには、APIを使った別の開発が必要です。

出典:OpenAI ヘルプ「GPT の作成と編集」/OpenAI ヘルプ「ChatGPT の GPT」

既存のGPTsを選ぶときの確認点

「GPTを探す」で既存のGPTsを選ぶときは、名前だけで判断せず、次の点を確認しましょう。

  • 提供者(誰が作成・管理しているGPTか)
  • 回答に使う情報と、その出典
  • 外部サービスとの連携の有無
  • 回答の内容を確認する方法
  • 提供者による移行の案内

組織で使う場合は、公開範囲・更新の責任者・利用ルールを事前に決めておきましょう。

出典:OpenAI ヘルプ「ChatGPT の GPT」

GPTsの注意点

GPTsを利用する際は、以下の点に注意しましょう。

  • 共有範囲と外部へのデータ送信に注意する
  • 回答結果は人間の目でも確認する
  • 入力資料と生成物の著作権を確認する

共有範囲と外部へのデータ送信に注意する

作成したGPTsを「Anyone with the link」(リンクを知っている人)で共有すると、リンクを持つ人がそのGPTにアクセスできます。公開リンクで設定の閲覧権限まで渡るわけではありませんが、社内向けのGPTは、招待した利用者やワークスペース内に共有を限定し、設定の閲覧・編集の権限も確認しましょう。

また、アップロードした知識ファイルの内容が、回答や利用者からの要求を通じて取り出されるおそれがあることも、研究で報告されています。機密情報を含む資料の登録は慎重に判断し、共有相手に開示できる内容を選ぶことが重要です。

アプリやActionsで外部サービスに接続するGPTでは、入力の一部が接続先へ送られる場合があります。送信先のデータ利用方針と操作の権限を確認し、重要な操作には確認の手順を設けましょう。外部のコンテンツに含まれる不正な指示がAIの動作を誘導する「プロンプトインジェクション」にも注意が必要です。

学習へのデータ利用も確認しておきましょう。Business・Enterprise・Eduのデータは、初期設定ではモデルの学習に使われません。個人向けプランでは、データコントロールの設定によって扱いが異なります。

出典:OpenAI ヘルプ(GPTの共有と公開)/arXiv(GPTsの知識ファイルの漏えいに関する研究)/OpenAI ヘルプ「ChatGPT の GPT」/OpenAI(プロンプトインジェクションへの対策)/OpenAI ヘルプ(ChatGPTのデータコントロール)

回答結果は人間の目でも確認する

GPTsの回答には、事実の誤りや用途に合わない内容が含まれる場合があります。顧客向けの資料や公開する記事に使う際は、担当者が根拠となる資料と照らし合わせて、内容を確認しましょう。

また、GPTsが使うモデルは更新・終了されることがあり、使えなくなったモデルは、類似する現行のモデルへ自動で切り替わります。モデルが学習した情報と、Web検索で取得する情報も別のものです。特定のモデルを前提にせず、モデルが変わった後は、普段の業務で使う質問や出力形式で動作を確かめておくとよいでしょう。

出典:OpenAI「Terms of Use」/OpenAI ヘルプ「ChatGPT の GPT」/OpenAI ヘルプ(ChatGPTの回答の正確性)

入力資料と生成物の著作権を確認する

他者の文章・画像・資料をGPTsに登録する際は、利用許諾やライセンス条件など、入力に必要な権利を確認しましょう。他者が著作権を持つという理由だけで一律に使えないわけではなく、利用目的や適用される法令によって判断が異なります。

生成した文章や画像を公開・配布する場合も、確認が必要です。日本では、既存の著作物との類似性と依拠性があり、許諾や権利制限規定によって適法となる場合を除けば、著作権侵害となる可能性があります。公開前に類似する表現がないかを確認し、使用した資料やプロンプトなどの記録を残しておきましょう。

出典:OpenAI「Terms of Use」/文化庁「AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス」/文化庁(AIと著作権に関する解説資料)

GPTsに関するよくある質問

ChatGPTのGPTsは無料で使えますか?

既存のGPTsは、無料プランでも利用できます。ChatGPTにログインすれば、アクセス権のあるGPTsを使えます。ただし利用量には上限があり、上限に達するとリセットされるまで使えません。新しいGPTsの作成・公開は、無料プランを含む個人向けのアカウントではできず、Business・Enterprise・Eduのワークスペースで設定と権限に応じて行えます。なお、OpenAIはGPTsの提供終了とプラグインへの移行を予定しており、標準の終了予定日は2026年12月11日です。

ChatGPTとGPTsの違いは何ですか?

ChatGPTは、OpenAIが提供するAIアシスタントです。GPTsは、そのChatGPTの中で、指示・参照資料・機能をあらかじめ設定し、特定の目的に合わせたものです。毎回同じ指示を書かなくても、決まった方針で回答させられます。GPTsはChatGPTの中で使う仕組みで、自社のWebサイトやアプリに組み込む場合はAPIを使います。

GPTsの料金はいくらですか?

GPTs単独の料金はなく、ChatGPTのプランの範囲で利用します。既存のGPTsは、無料プランでも利用量の上限の範囲で使えます。新しいGPTsを作成できるのは、Business・Enterprise・Eduのワークスペースです。Businessは1ユーザー当たりの料金で、最低2席から、月払いと年払いを選べます。Enterpriseの料金は、営業窓口への問い合わせで確認します。ChatGPTの契約料金にAPIの利用料は含まれません。料金は改定されることがあるため、最新の料金はOpenAIの公式料金ページでご確認ください。

GPTsはお金を稼ぐことができますか?

OpenAIは2024年1月にGPT Storeの提供開始を発表した際、米国の作成者から始める、ユーザーエンゲージメントに基づく収益プログラムの方針を示しました。ただし、現在の公式情報では、日本の作成者が参加できる報酬制度の条件は示されていません。個人向けのアカウントでは新しいGPTsを公開できず、GPTs自体も提供終了が予定されているため、公開による報酬を前提にしないほうがよいでしょう。

まとめ:GPTsの移行を見据え、特定の業務を効率化しよう

GPTsは、指示や参照資料、Web検索などの機能を組み合わせて、特定の目的に合わせて設定したChatGPTです。既存のGPTsは無料プランでも利用できますが、新しいGPTsを作成・公開できるのは、Business・Enterprise・Eduのワークスペースで、設定と権限が認められている場合です。

OpenAIはGPTsの提供終了とプラグインへの移行を予定しています。業務で使っているGPTは、アカウントの案内を確認し、指示・参照資料・利用者・連携先を整理したうえで、移行先での回答や外部連携、アクセス権を確かめましょう。カスタムActionsと共有設定は、自動では引き継がれません。

業務で使う際は、共有範囲を必要な相手に限定し、入力する資料の権利や外部サービスへの送信内容を確認することが大切です。GPTsは自社資料を参照した回答を支援できますが、生成された文章は、公開や顧客への提供の前に担当者が事実関係と表現を確認しましょう。

SEデザインは1985年の創業以来、外資系IT企業のブランドローカライズをはじめ、日系・外資を問わず多くのテクノロジー企業のマーケティングを支援してきました。生成AIをコンテンツ制作にどう取り入れるか、AI検索で引用される記事をどう作るかといったご相談にも対応しています。業務の効率化や顧客へのアプローチでお困りの際は、お気軽にSEデザインへご相談ください。

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