ChatGPTとは?仕組みやできること、使い方、料金、注意点を解説

更新日:2026-10-08 公開日:2023-04-14 by SEデザイン編集部

目次

ChatGPT とは?概要や仕組み、使用方法、メリットなどを解説

ChatGPT(チャットジーピーティー)とは、米国のOpenAIが開発した、自然な言葉で対話しながら質問への回答や文章作成などを頼めるAIチャットサービスです。文章の作成・要約・翻訳に加え、画像やファイルの読み取り、音声での対話、Web検索、データ分析などにも対応しています。

一方で、回答には誤りが含まれることがあり、業務で使う際は入力する情報の扱いにも注意が必要です。そこで今回は、ChatGPTの概要や仕組み、できること、始め方と使い方、料金、メリット、注意点を解説します。

この記事の要点

・ChatGPTは、OpenAIが2022年11月30日に公開した対話型AIサービスで、日本語に対応している。名前の「GPT」は「Generative Pretrained Transformer」の略

・質問や相談への回答、文章の作成・要約・翻訳、コードやExcel関数の作成、画像の生成・編集、資料やデータの分析、出典付きのWeb調査、複数の作業を任せた資料作成ができる

・無料で始められる。個人向けの有料プランと法人向けのプランがあり、APIの利用料はChatGPTの契約とは別にかかる

・回答には誤りが含まれることがあるため、重要な情報は元の資料で確かめる。機密情報・個人情報は、社内のルールで入力してよい範囲を決めておく

ChatGPTとは?

「ChatGPT」とは?

はじめに、ChatGPTの概要と、その基礎となるGPT、開発元のOpenAIについて解説します。

ChatGPTの概要

ChatGPTとは、米国のOpenAIが2022年11月30日に公開した対話型AIサービスです。自然な言葉で質問や指示を伝えると、対話形式で回答を生成します。文章の作成・要約・翻訳、アイデア出し、コードの作成などに利用できます。

公開から5日後の2022年12月5日までに、登録者は100万人を超えました。2023年1月には、月間アクティブユーザーが推定1億人に達したとReutersが報じています(UBSによる推計)。

現在の対応範囲は、文章によるやり取りに加え、画像やファイルの解析、画像生成、音声での対話、Web検索などです。日本はChatGPTの提供対象国に含まれ、日本語にも対応しています。利用できる機能や上限は、プラン・地域・アカウントの設定などによって異なります。

会話を通じて質問への回答や文章作成を支援する通常のChatに対し、調査・分析・成果物の作成など複数の工程を進めるのが「ChatGPT Work」です。ChatGPT Workは2026年7月に発表された機能で、対象の有料プランで利用でき、使えるモデルや推論の設定はプランとワークスペースの設定によって変わります。

なお、ChatGPTは誤った事実や存在しない出典を生成する場合があります。業務で使う数値や引用、製品仕様などは、回答に示された出典や一次資料で確かめることが大切です。

出典:OpenAI「Introducing ChatGPT」/OpenAI(ChatGPTの利用に関する研究資料)/Reuters(ChatGPTの利用者数に関する報道)/OpenAI ヘルプ「ChatGPT の機能概要」/OpenAI ヘルプ(ChatGPTの提供対象国)/OpenAI ヘルプ(ChatGPT WorkとCodex)/OpenAI ヘルプ(ChatGPTの回答の正確性)

そもそも「GPT」とは?

それでは、そもそもChatGPTの「GPT」とは何を指すのでしょうか。GPTとは、「Generative Pretrained Transformer」の略で、生成・事前学習・Transformerを組み合わせた言語モデルの名称です。Transformerを基礎に、大量のデータから言語のパターンを学習し、入力された文脈に続くトークン(文章を処理するための単位)を予測することで文章を生成します。対話向けのモデルでは、人の指示に沿った回答を生成できるよう、追加の調整も行われています。

OpenAIは、2019年にGPT-2による文章生成を公開し、2023年3月14日にはGPT-4を公開しました。その後も新しいモデルが登場していますが、ChatGPTは利用者が操作するサービスであり、GPTなどのモデルはその処理を支える基盤という関係です。ChatGPTで使えるモデルは、用途やプランによって異なります。

出典:OpenAI(初期のGPTの研究)/OpenAI(GPT-2の発表)/OpenAI(GPT-4の発表)/OpenAI ヘルプ「ChatGPT とは: FAQ」

開発会社のOpenAIの概要

ChatGPTの開発会社であるOpenAIは、2015年12月に非営利のAI研究組織として設立されました。2025年10月に発表された組織再編後は、非営利のOpenAI Foundationが、営利の公益法人OpenAI Group PBCを統制する構造です。

OpenAIの設立には、イーロン・マスク氏やサム・アルトマン氏が関わっています。

OpenAIはChatGPTのほか、開発者がAIの機能をシステムに組み込むためのAPIや、ソフトウェア開発を支援するCodex、企業向けのChatGPT Business・Enterpriseなどを提供しています。ChatGPTで画像を生成・編集する機能は、ChatGPT Imagesです。なお、ChatGPT内で提供されていた公式のDALL·E GPTは、2026年8月30日に終了しました。

出典:OpenAI(設立の発表)/OpenAI(組織構造)/OpenAI ヘルプ(ChatGPTの画像機能)/OpenAI ヘルプ(ChatGPTのリリースノート)

ChatGPTの仕組み

ChatGPTの仕組み

続いて、ChatGPTの仕組みについて解説します。ChatGPTは、大規模なデータから学習したAIモデルを使い、質問や指示に応じて回答を生成する仕組みです。「モデルの学習」と「回答の生成」に分けて考えると、理解しやすくなります。

モデルの開発には、公開されているインターネット上の情報、第三者との提携で得た情報、人や研究者が提供・生成した情報などが使われます。事前学習や追加の調整を通じて、言語のパターンや指示への対応を学ぶ流れです。

回答を生成するときは、入力された文章をトークン単位で処理し、質問や会話の文脈に続く内容を予測して回答を組み立てます。

公開当初(2022年)のChatGPTは、GPT-3.5系列のモデルを微調整したもので、OpenAIはInstructGPTの姉妹モデルと説明していました。学習では、人が作成した対話データと、対話形式に変換したInstructGPTのデータを組み合わせて教師あり微調整を行い、人のフィードバックによる強化学習(RLHF)も実施しています。ただし、これは公開当初の学習方法で、現在のChatGPTをこの方法だけで説明することはできません。また、人のフィードバックで有害な出力を抑える調整と、事実の正確さは別の問題です。

現在のChatGPTでは、使うモデルや設定によって、回答の前に問題を分解したり、複数の方法を検討したりする推論も行われます。Web検索やデータ分析などのツールを使い、その結果を回答に反映することも可能です。学習済みの知識から答える処理と、検索で新しい情報を取りに行く処理は、別のものと理解しておきましょう。

また、テキストに加えて、画像・音声・文書も扱えます。なお、会話の内容を回答に参照することと、モデルの学習に使うことも別です。学習への利用の扱いは契約プランや設定で異なるため、業務で使う場合は会社のルールも確認しましょう。

出典:OpenAI ヘルプ(ChatGPTと基盤モデルの開発方法)/OpenAI「Introducing ChatGPT」/OpenAI(推論モデルの解説)/OpenAI ヘルプ「ChatGPT の機能概要」

ChatGPTでできること

ChatGPTでできることとしては、おもに以下の7つが挙げられます。利用できる機能は、プランや選んだモデル、端末、組織の設定などによって異なります。

  • 質問や相談に、会話を続けながら答えてもらえる
  • 文章の作成・要約・翻訳ができる
  • プログラムコードやExcel関数を作成できる
  • 画像を生成・編集できる
  • 資料やデータを読み込んで分析できる
  • Webで調べて、出典付きで答えてもらえる
  • 複数の作業を任せて資料を作れる

質問や相談に、会話を続けながら答えてもらえる

ChatGPTには、自然な言葉で質問や相談ができます。同じ会話の中では、それまでのやり取りを踏まえて回答を調整できるため、提案された案について「1番を詳しく」「担当者向けの説明に変えて」と続けて依頼できます。重要な条件が回答に反映されているかは、確認しましょう。

メモリが有効な場合は、過去に共有した好みや情報を、別の会話で参照することもあります。ただし、すべての会話の内容を記憶するわけではなく、使える範囲はプランや地域、設定によって異なります。

また、音声機能を使えば、文字を入力する代わりに声で会話することも可能です。

出典:OpenAI ヘルプ「ChatGPT の機能概要」/OpenAI ヘルプ(ChatGPTのメモリ)

文章の作成・要約・翻訳ができる

メールや記事の下書き、文章の書き換え、要約、翻訳を依頼できます。小説やシナリオの構成案、アイデア出しにも使えます。依頼するときは、目的・読者・文体などの条件を伝えると、意図に合った文章になりやすいでしょう。

生成された文章には、誤った事実や実在しない出典が含まれることもあります。公開する前に、事実関係と参照元を確かめてください。

出典:OpenAI ヘルプ「ChatGPT の機能概要」/OpenAI ヘルプ(ChatGPTの回答の正確性)

プログラムコードやExcel関数を作成できる

実現したい処理を言葉で説明すると、Excel関数やHTML・Pythonなどのプログラムコードの候補を出してもらえ、エラーの原因の説明やコードの修正も依頼できます。

ExcelやGoogle スプレッドシートには、シート内で表の作成・更新や数式の説明を頼める連携機能(ChatGPT for Excel/Google Sheets)もあり、利用にはプランや権限などの条件があります。

生成された関数やコードはそのまま使わず、実際の環境で動作を確かめてから使いましょう。

出典:OpenAI ヘルプ(ChatGPT WorkとCodex)/OpenAI ヘルプ(ChatGPT for Excel/Google Sheets)/OpenAI ヘルプ(ChatGPTの回答の正確性)

画像を生成・編集できる

テキストで指示するだけで画像を生成したり、編集したりできる機能が、ChatGPT Imagesです。企画段階の画像案づくりなどに使えます。無料プランでも利用できますが、上限が設けられています。

出典:OpenAI ヘルプ(ChatGPTの画像機能)/ChatGPT(料金ページ)

資料やデータを読み込んで分析できる

PDF・Excel・CSVなどのファイルや画像をアップロードして、内容の要約や集計、グラフの作成、Pythonによる分析を依頼できます。施策データの集計や、資料の読み取りに役立つ機能です。

ただし、日本語を含む画像やグラフの読み取りには弱点があると、公式に案内されています。ファイルをアップロードしても全内容を分析できるとは限らないため、結果は元の資料と照らし合わせましょう。

出典:OpenAI ヘルプ(ChatGPTのデータ分析)/OpenAI ヘルプ(画像入力のFAQ)

Webで調べて、出典付きで答えてもらえる

検索機能を使うと、Web上の新しい情報を参照し、出典のリンク付きで回答してもらえます。

複数の情報源を比較する調査には、Deep Researchも使えます。Deep Researchは、公開されているWebの情報やアップロードした資料などを調べ、出典付きのレポートにまとめる機能です。対象のサイトや資料を指定することもできます。引用先が回答の内容を裏付けているかは、自分で確認しましょう。

出典:OpenAI ヘルプ(ChatGPTのWeb検索)/OpenAI ヘルプ(ChatGPTのDeep Research)

複数の作業を任せて資料を作れる

調査・分析から、文書・表計算ファイル・プレゼンテーションの作成まで、複数の工程にまたがる作業を進められるのがChatGPT Workです。接続したアプリやファイルの情報を使うこともできます。

ChatGPT Workは対象の有料プランで使える機能で、使える範囲や選べるモデル・推論の設定は、プランやワークスペースの設定によって異なります。任せる作業の範囲を決め、成果物は人が確認しましょう。

出典:OpenAI ヘルプ(ChatGPT WorkとCodex)/OpenAI(ChatGPT Workの発表)

ChatGPTの始め方と使い方

ChatGPTは、Webブラウザーまたはスマートフォンの公式アプリから利用できます。ここでは、ChatGPTを始める手順と基本的な使い方について解説します。

ChatGPTを始める手順

ChatGPTを使い始める手順は、次のとおりです。

  1. ChatGPTの公式サイト(chatgpt.com)を開くか、スマートフォンの公式アプリを使う
  2. 登録せずに試すこともできる。会話の履歴を残すには、登録・ログインが必要
  3. 登録する場合は、メールアドレス、またはGoogle・Microsoft・Appleのアカウントなど、表示された方法を選ぶ
  4. 確認画面が表示された場合は、案内に従う
  5. ログイン後、設定で表示言語を日本語にできる

Googleなどの外部アカウントで登録した場合は、次回も同じ方法でログインします。通常のアカウント作成では、電話番号の認証は原則として必要ありません。

業務で使う場合は、会社が指定するアカウントやワークスペースを使いましょう。

出典:OpenAI ヘルプ(ChatGPTのホームページ)/OpenAI ヘルプ(ログインできない場合)/OpenAI ヘルプ(電話番号認証)/OpenAI ヘルプ(ChatGPTの言語設定)

ChatGPTの基本的な使い方

ChatGPTの基本的な使い方は、次のとおりです。

  1. 入力欄に質問や依頼を入力して送信する
  2. 回答を読み、「もっと短く」「表にして」など、追加の指示で調整する
  3. 資料をもとに答えてほしいときは、ファイルや画像を添付して、何を抽出・分析してほしいかを書く
  4. 最新の情報が必要なときは検索を使い、回答内の出典リンクを開いて内容と更新日を確認する

依頼文では、目的・読者・前提条件・出力形式を具体的に伝えると、希望に近い回答を得やすくなります。回答の言語や文体も指示に含められ、「小学生にもわかりやすく」のように説明の難しさを指定することも可能です。たとえば、次のように依頼します。

依頼の例:IT企業のマーケティング担当者向けに、以下の製品説明を日本語で要約してください。形式は「概要・想定用途・確認事項」の3項目とし、提供資料にない内容は補わないでください。

出典:OpenAI ヘルプ(指示の書き方)/OpenAI ヘルプ「ChatGPT の機能概要」/OpenAI ヘルプ(ChatGPTのWeb検索)

ChatGPTの料金(無料版と有料プラン)

ChatGPTには、無料のFreeプランと、個人向け・法人向けの有料プランがあります。プランによって、利用できるモデルや機能、利用上限が異なります。主なプランと課金の仕組みを整理すると、次のとおりです。

区分 主なプラン 課金の仕組み
無料 Free 無料。対応地域ではアカウントを作らずに試せる。画像生成やファイルの利用などには上限がある
個人向けの有料プラン Go/Plus/Pro 月額制。上位のプランほど利用枠や使える機能が広がる。Proは利用量に応じた複数の段階がある
法人向け Business(Standard席・Premium席)/Enterprise Businessは1席ごとの料金で、月払いと年払いがあり、合計2席以上から契約できる。含まれる利用枠を超えた高度な機能は、購入した共有クレジットで使える。Enterpriseは個別の契約(問い合わせ)
開発者向け API ChatGPTの契約とは別の従量課金。有料プランの料金にAPIの利用料は含まれない

有料プランで広がるのは、高度な推論、画像生成、ファイル分析、Deep Researchなどの利用範囲です。ただし、有料プランにも利用上限があり、上限はシステムの状況によって変わります。

支払いについては、Webから契約する場合は日本円での請求に対応しています。iOS・Androidのアプリ経由で契約した場合、契約を管理するのは各アプリストアです。

なお、以前の「ChatGPT Team」は、2025年8月29日にChatGPT Businessへ名称が変わりました。料金は改定されることがあるため、最新の料金はChatGPTの料金ページと法人向けの料金ページでご確認ください。

出典:OpenAI ヘルプ「ChatGPT とは: FAQ」/OpenAI ヘルプ(ChatGPT Goとは)/OpenAI ヘルプ(ChatGPT Plusとは)/OpenAI ヘルプ(ChatGPT Proの料金段階)/OpenAI ヘルプ(ChatGPT Businessの概要)/OpenAI ヘルプ(法人向けプランの柔軟な料金体系)/OpenAI ヘルプ(複数通貨での請求)

ChatGPTを使用するメリット

ChatGPTを使用するメリットとしては、おもに以下の4点が考えられます。

  • 作業の下書きやデータ分析を効率化できる
  • 出典を確認しながら情報収集を進められる
  • 企画やコンテンツ制作のアイデアを広げられる
  • 考えを整理する壁打ち相手として使える

作業の下書きやデータ分析を効率化できる

ChatGPTは、記事やメールの下書き、文章の要約、プログラミングの支援などに利用できます。たとえば記事を作成する場合は、テーマに加えて読者や目的、盛り込みたい情報を伝え、構成案や本文のたたき台を作ってもらう方法があります。

ExcelやCSVなどのファイルを使った集計・分析や、表・グラフの作成も、ChatGPTに任せられる作業です。生成された文章や計算結果は確認が必要ですが、下書きや分析の準備に活用すれば、作業時間の短縮が期待できるでしょう。

出典を確認しながら情報収集を進められる

従来では、知りたい情報がある場合、検索エンジンを使って自分で複数のWebサイトを調べる必要がありました。ChatGPTの検索機能やDeep Researchを使えば、関連する情報を出典付きでまとめてもらい、そこから確認を進められます。市場調査や競合情報の整理などに活用できるでしょう。

ただし、ChatGPTの通常の回答は、毎回Webを検索して生成されるものではありません。新しい情報を調べたいときは検索機能を使い、業務の判断に使う情報は引用元の内容と更新日まで確かめておくと安心です。

企画やコンテンツ制作のアイデアを広げられる

ChatGPTは、企画やアイデア出しの支援にも使えるツールです。マーケティング業務では、対象顧客や訴求したい価値、媒体などの条件を伝え、記事テーマや広告コピー、動画の構成などの案を出してもらう使い方が考えられます。小説やシナリオでも、時代背景や人物設定を伝えれば、ストーリーの案を出してもらえます。

アイデアが浮かばずに作業が滞ってしまう場合でも、ChatGPTを活用することで思わぬ観点から新しい発想を得られる可能性もあるでしょう。出てきた案はそのまま採用せず、比較や修正を重ねるたたき台として使うのがおすすめです。

考えを整理する壁打ち相手として使える

対話を通じて質問や追加の条件を伝えられるため、企画の論点を整理したり、提案の説明方法を検討したりする壁打ち相手としても活用できます。たとえば、提案に対する反対意見や、追加で確認したい事項を挙げてもらう方法があります。

回答には誤りや偏りが含まれる可能性があるため、最終的な判断は担当者が行いましょう。

出典:OpenAI ヘルプ(ChatGPTと基盤モデルの開発方法)/OpenAI ヘルプ(ChatGPTのデータ分析)/OpenAI ヘルプ(ChatGPTのWeb検索)/OpenAI ヘルプ(ChatGPTのDeep Research)/OpenAI ヘルプ「ChatGPT とは: FAQ」

ChatGPTの注意点

 

ChatGPTは便利である一方、業務で利用する際は以下の点に注意が必要です。OpenAIも利用規約で、出力を使用・共有する前に、用途に応じて正確性や適切性を評価するよう求めています。

  • 回答や読み取り結果が正確とは限らない
  • 最新の情報は検索機能を使い、出典を確かめる
  • 機密情報・個人情報の入力に注意する
  • 悪用や外部サービスでの誤操作に注意する
  • 生成物を公開する前に権利を確認する
  • 応答の遅れや利用上限を想定しておく

出典:OpenAI「Terms of Use」

回答や読み取り結果が正確とは限らない

ChatGPTの回答の正確さは、使うモデルや推論の設定、質問の内容、参照できる情報によって変わります。同じ質問でも、時期や言語、モデルによって回答が変わることがあります。

また、もっともらしい文章で誤った事実や架空の出典を示す「ハルシネーション」は、現在も起こりえます。流暢な表現や自信のある口調だけで正しさを判断せず、数値・固有名詞・引用元は一次資料と照合しましょう。日本語を含む画像やグラフを読み取らせた場合も、結果を元の資料と突き合わせる必要があります。

業務に導入する前には、実際に扱う資料や質問で試し、事実の正確さや情報の抜け、指示への適合を確かめておくとよいでしょう。

出典:OpenAI ヘルプ(ChatGPTの回答の正確性)/OpenAI ヘルプ(画像入力のFAQ)

最新の情報は検索機能を使い、出典を確かめる

モデルが学習した知識には時点がありますが、検索機能を使えば、Web上の新しい情報を参照して回答させることができます。ただし、検索を使っても、取得できない情報や誤った回答が残る場合はあります。

回答に出典が付いていても、そのページが記述を裏付けているか、公開日や更新日が適切かを確認しましょう。

出典:OpenAI ヘルプ(ChatGPTのWeb検索)/OpenAI ヘルプ(ChatGPTの回答の正確性)

機密情報・個人情報の入力に注意する

入力した情報がモデルの学習に使われるかどうかは、契約プランと設定によって異なります。

個人向けのアカウントでは、設定のデータコントロールで、モデルの改善への利用(英語表示では「Improve the model for everyone」)をオフにすると、新しい会話がモデルの学習に使われなくなります。ChatGPT Business・Enterpriseの業務データは、既定ではモデルの学習に使われません。

ただし、学習に使われないことと、データの保存やアクセスの管理は別の問題です。顧客情報や未公開の資料を扱う場合は、社内のルールで入力してよい範囲を決めておきましょう。

出典:OpenAI ヘルプ(ChatGPTのデータコントロール)/OpenAI(ビジネスデータの取り扱い)

悪用や外部サービスでの誤操作に注意する

ChatGPTは、あたかも人間が書いたような文章を作成できることが大きな特徴です。しかし裏を返せば、人間が書いた文章なのかChatGPTが書いた文章なのかを区別できなくなるリスクがあるということです。

たとえば、ChatGPTを使って、偽りの情報を人間が書いたように見せかけてWeb上やSNS上で広めるような悪用も不可能ではないでしょう。

利用する側のモラルはもちろんのこと、情報を受け取る側にとっても情報の真偽を慎重に確かめる姿勢が求められます。

また、ChatGPTにWebサイトの操作を任せる場合は、外部のページに仕込まれた悪意ある指示(プロンプトインジェクション)や、意図しない操作にも気をつけなければなりません。OpenAIも、こうした対策がすべてのリスクをなくすものではないと説明しています。アクセス先と指示の範囲を絞り、重要な操作の前に表示される確認画面をよく確認しましょう。

出典:OpenAI(プロンプトインジェクションへの対策)/OpenAI ヘルプ(ChatGPTのクラウドブラウザ)

生成物を公開する前に権利を確認する

ChatGPTで生成した文章や画像を記事・広告に使う前に、入力した資料の利用権限と、生成物に伴う著作権などのリスクを確認しましょう。確認の手順を整える際は、文化庁の「AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス」が参考になります。

出典:文化庁「AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス」/OpenAI「Terms of Use」

応答の遅れや利用上限を想定しておく

ChatGPTでは、応答が遅れたり、画面が止まったりすることがあります。その場合は、サービスの状況や通信環境、ブラウザーや拡張機能を確認し、ページの再読み込みや再ログインを試しましょう。

ChatGPT Workでクラウドブラウザーを使う作業は、会話から離れたり端末を閉じたりしても処理が続きます。ただし、入力やログイン、確認が必要になった時点で処理は止まります。また、処理の内容や推論の設定によって利用枠の消費が変わるため、継続して業務で使う場合は、利用上限と追加費用の条件も確かめておきましょう。

出典:OpenAI ヘルプ(応答が遅い場合の対処)/OpenAI ヘルプ(ChatGPTのクラウドブラウザ)/OpenAI ヘルプ(ChatGPT WorkとCodex)

ChatGPTの将来性

ChatGPTの将来性を考えるうえでは、回答の精度の向上に加え、企業の業務工程への組み込みが注目点です。すでにChatGPT Workでは、接続したアプリやファイルから情報を集め、文書や資料を作成するなど、複数段階の仕事を進める機能が提供されています。企業で活用するなら、任せる作業の範囲と、人が確認・承認する工程を具体的に決めておくことが大切です。

技術面では、複雑な課題に対応する推論機能や、画像を扱う機能、長い資料を入力できるモデルが登場しています。一方で、対応する機能や料金はモデルによって異なります。導入の判断に役立つのは、自社の調査・分析・コンテンツ制作などの業務で品質・処理時間・費用を比べることです。

競合となるサービスも、すでに存在します。Claudeなどの他社の対話型AIサービスに加え、自社の環境で動かせる公開重み(オープンウェイト)のモデルも選択肢になりました。OpenAIも2025年8月に、オープンウェイトのモデル「gpt-oss」を公開しています。ChatGPTを使うかどうかは、こうした選択肢と比べながら、業務への適合性やデータ管理、運用の負担から判断するとよいでしょう。

組織で利用する場合は、従業員への教育に加え、入力する情報、接続するアプリ、実行を認める操作についてルールを整えることが重要です。将来のAIツールがどのような状況になったとしても、利便性を享受しつつ、自分の目でも確かめる姿勢がユーザーには求められます。

出典:OpenAI(ChatGPT Workの発表)/OpenAI(gpt-ossの発表)

ChatGPTに関するよくある質問

ChatGPTは無料で使えますか?

はい。ChatGPTには無料のFreeプランがあり、対応地域ではアカウントを作らずに試すこともできます(会話の履歴を残すにはログインが必要です)。無料でも、質問への回答や文章の作成などの基本的な機能を使えますが、画像生成やファイルの利用などには上限があります。個人向けの有料プラン(Go・Plus・Pro)や法人向けのプラン(Business・Enterprise)では、上限や使える機能が広がりますが、有料プランにも上限はあります。料金は改定されることがあるため、最新の料金はOpenAIの公式料金ページでご確認ください。

チャットGPTはなぜ禁止されているのですか?

ChatGPTは日本でも提供されているサービスで、日本は公式の提供対象国に含まれています。使ってよいかどうかは、会社や学校などの組織のルールで決まります。組織が利用を制限したりルールを設けたりするときの主な論点は、入力した情報の扱い(個人向けのアカウントでは、設定によっては会話がモデルの改善に使われる)、回答に誤りや存在しない出典が含まれることがある点、生成した文章や画像の著作権などの権利の3つです。利用規約には年齢の条件もあります。業務で使う場合は、会社が指定するアカウントと利用ルールを確認しましょう。

ChatGPTに教えてはいけないことは何ですか?

顧客などの個人情報や、未公開の社内資料といった企業の機密情報は、社内のルールで認められた範囲を超えて入力しないようにしましょう。個人向けのアカウントでは、設定でモデルの改善への利用をオフにすると、新しい会話が学習に使われなくなります。ChatGPT Business・Enterpriseの業務データは、既定では学習に使われません。ただし、学習に使われないことと、データの保存やアクセスの管理は別の問題です。入力してよい情報の範囲を、あらかじめ社内で決めておくことが大切です。

ChatGPTを初心者が使うにはどうすればいいですか?

次の手順で始められます。

  1. chatgpt.comを開くか、スマートフォンの公式アプリを使う
  2. そのまま試すか、履歴を残したい場合はメールアドレスやGoogle・Microsoft・Appleのアカウントで登録する
  3. 入力欄に、質問や依頼を日本語で入力して送信する
  4. 「もっと短く」「具体例を追加して」など、続けて依頼する
  5. 数字・日付・固有名詞は、元の資料で確認する

うまく使うコツは、目的・相手・条件・出力形式を具体的に伝えることです。

ChatGPTは今後の働き方を大きく変革しうるツール

ChatGPTは、米国のOpenAIが2022年11月に公開した対話型のAIサービスです。日本語で質問や指示を入力して利用できます。

文章の下書きや質問への回答に加え、調査や情報の分析、文書・表計算・プレゼンテーションの作成などにも活用できるのが、現在のChatGPTです。利用できる範囲は、プランや管理者の設定などによって異なります。ただし、ChatGPTは事実と異なる回答や、実在しない出典を生成することがあります。顧客に提示する資料や公開する記事では、担当者が元の資料に当たり、内容を確かめることが大切です。

業務で導入する際は、入力できる情報、接続アプリの権限、成果物の確認担当者を決めておきましょう。まずは対象の業務を絞り、作業時間だけでなく、確認・修正の負担や利用費用も含めて効果を評価することをおすすめします。

SEデザインは1985年の創業以来、外資系IT企業のブランドローカライズをはじめ、日系・外資を問わず多くのテクノロジー企業のマーケティングを支援してきました。生成AIをコンテンツ制作にどう取り入れるか、AI検索で引用される記事をどう作るかといったご相談にも対応しています。業務の効率化や顧客へのアプローチでお困りの際は、お気軽にSEデザインへご相談ください。

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