ここ最近、毎日のようにAIに関する新しい情報が飛び交っています。ジェネレーティブAIは、仕事面だけではなく、生活面でも大きなインパクトを与える可能性のある存在です。
この記事では、AIに関連する最新のニュースをまとめてお届けします。日々更新されているAI情報のアップデートに、ぜひご活用ください。
米アドビ、ビデオ編集ソフトに生成AIを導入
米アドビは、映画やテレビ業界で使われている同社のビデオ編集ソフトに新たなAI機能を導入すると発表した。
このツールを使えば、システムに簡単な指示を出すだけで、撮影動画の背景を昼間から日没に変更したり、BGMを生成したりできるようになる。新機能はアドビが先日公開した画像生成AI「Firefly(ファイアフライ)」がベースとなっている。
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/23f997f6b9d935ac26fd07c333fa559c0a738d1b
https://news.yahoo.co.jp/articles/23f997f6b9d935ac26fd07c333fa559c0a738d1b
Googleの生成型AI「Bard」でコード生成とデバッグが可能に
米Googleは、生成型AI「Bard」にコーディングを支援する機能を追加したと発表。C++、Go、Java、Javascript、Python、Typescriptを含む20以上の言語に対応する。
「このコードは機能しませんでした。修正してください」や「見逃した可能性のあるエラー処理句を見つけてください」などと頼むとデバッグも可能。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/22/news059.html
Microsoft、ChatGPTのようなモデルを生成するツールを開発
米Microsoftは、ChatGPTのようなモデルを生成できるツール「DeepSpeed-Chat」を公開した。
「DeepSpeed-Chat」は、ChatGPTでも採用されている「RLHF」という学習手法を効率的に実行するためのツール。
これまでは高価なGPU(画像処理に特化した演算装置)を大量に使用する必要があったが、このツールではGPU1台で100億以上のパラメータを持つモデルの学習ができるため、高速・低コストを実現した。学習速度は既存技術の15倍以上としている。
出典:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/13/news131.html
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/13/news131.html
イーロン・マスク、独自AI「TrurthGPT」開発
起業家のイーロン・マスク氏は独自のAIを開発すると表明。「宇宙の本質を理解しようとするAIを始めようと思う」と説明した。ChatGPTやグーグルのAIに対抗する考え。
詳細は明らかにしていないが、ChatGPTのような商用サービスではなく、研究開発利用を主軸とした開発を目指している模様。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN180ZZ0Y3A410C2000000/
画像の面白さを解説するAI「MiniGPT-4」
サウジアラビアのキング・アブドゥッラー科学技術大学に所属する研究者らが発表した論文「MiniGPT-4: Enhancing Vision-language Understanding with Advanced Large Language Models」で、画像の特徴を捉えて大規模言語モデルで高品質な言語出力を行うシステム「MiniGPT-4」が提案された。
「MiniGPT-4」では、画像の詳細な説明文の生成や、画像の面白さの特定、手書きのテキストからWebサイトの生成などが可能。
画像1枚と、してほしいことを文章で伝えるだけで、画像に応じたテキスト回答を得られる。たとえば「料理の写真を見て詳しいレシピを作成する」「画像からインスピレーションを得て詩やラップを作る」「画像から商品の広告分を生成する」などを行える。
出典:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/20/news069.html
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/20/news069.html
自ら推敲を重ね完成度を高める言語生成AI「Self-Refine」
米カーネギーメロン大学、米ワシントン大学などに所属する研究者らが発表した論文「Self-Refine: Iterative Refinement with Self-Feedback」で、より高品質な出力を生成するために反復的な改良と自己評価を行う新しいフレームワーク「Self-Refine」が提案された。
「Self-Refine」は、FeedbackとRefineという2つのコンポーネントを何度も行き来することで、改良を重ねるしくみ。指定された回数、もしくはモデル自身がこれ以上の改良は必要ないと判断するまで繰り返される。
出典:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/18/news033.html
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/18/news033.html
「Stable Diffusion」の開発元がチャットAI「StableLM」発表
英Stability AIは、オープンソースの大規模言語モデル「StableLM」をリリース。商用や研究目的で自由に利用できるとしているが、現状は英語にのみ対応している。
チャットやフォーマルな文書作成、創作、プログラミングコードの提示などができる。α版として30億と70億パラメータの2つのモデルを公開しており、今後150億~650億パラメータのモデルも公開予定としている。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/20/news079.html
ジェネレーティブAI協会設立、生成AIのルールメイキングに取り組む
適切なルールメイキングや正しい情報発信に取り組む団体として、「一般社団法人ジェネレーティブAI協会(GAIA)」が設立された。
ジェネレーティブAIの発展は実用的で高度である一方で、コンプライアンス・セキュリティ問題や著作権問題などの懸念も指摘されている。適切な除法共有、正しい業界規範、国益に適う法整備が求められるとして、GAIAの設立に至った。
代表理事には元クラウドワークス副社長の成田修造氏が就任。理事には「Catchy」を展開する株式会社デジタルレシピCEO 伊藤新之介氏、同CTO 古川渉一氏が就任した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000120654.html
ChatGPTがウイルス作成、開発者を装って悪用
ChatGPTに対して開発者を装う命令を入力すると、コンピューターウイルスを作成することが調査により判明した。
通常はウイルス作成を拒否する仕様だが、特殊な命令文によって作成を受け入れることが分かった。各国政府は適切な法制度やルールの在り方の議論が急務とされる。
※現在はリンク切れ
ChatGPTにシークレットモード追加、ビジネスプランも発表
米OpenAIは、ChatGPTにチャット履歴を保存しない機能を追加すると発表。ユーザー設定で「Chat Histroy & Training」をオフにすると、AIとの会話はモデルのトレーニングに使われることはない。
設定画面でいつでも変更できるが、チャット履歴を無効にしても、不正監視の目的で30日間は会話が保持されることになっている。
また、ChatGPTの新たなプラン「ChatGPT Business」も発表。データをより詳細に管理する必要のある専門家や、エンドユーザーの管理が必要な企業向けのサービスで、数カ月以内に提供開始予定。
データをエクスポートする機能も追加されている。アカウントの詳細とすべての会話をエクスポートし、登録したメールアドレスにファイルが送られる。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/26/news075.html
まとめ
AIに関連する最近の主なニュースについて紹介しました。定期的に更新予定ですので、情報のアップデートにぜひご活用ください。