ここ最近、毎日のようにAIに関する新しい情報が飛び交っています。ジェネレーティブAIは、仕事面だけではなく、生活面でも大きなインパクトを与える可能性のある存在です。
この記事では、AIに関連する最新のニュースをまとめてお届けします。日々更新されているAI情報のアップデートに、ぜひご活用ください。
Googleアシスタント、「Bard」を統合し新AI機能を提供
Googleは「Made by Google」イベントで、Googleアシスタントに大きなアップグレードを加えると発表した。このアップグレードには、AIチャットボット「Bard」が組み込まれ、新しい「Assistant with Bard」としてリリースされる。この新しいバージョンは、音声コマンドだけでなく、さまざまなタスクのサポートも提供する。
デモンストレーションでは、Assistant with Bardがユーザーのメールを検索して、パーティーの場所をすぐに特定し、Googleマップに追加する機能が示された。また、Assistant with Bardは写真のキャプションの提案など、さまざまな用途での利用が期待される。
https://japan.cnet.com/article/35209896/
Stabilty.AI、環境に優しい大規模言語モデル「Stable LM 3B」を発表
Stabilty.AIは、新しい大規模言語モデル「Stable LM 3B」を公開した。このモデルは30億パラメータで構築されており、業界の標準である70億~700億パラメータよりも小さい。しかし、効率的で消費電力が少なく、環境に優しいのが特徴。
Stable LM 3Bは、従来の3Bや7Bパラメータのモデルよりも高い性能を持ち、各種端末や家庭用PCでの開発が容易になる。推論速度やテキスト生成能力が向上しており、多くの用途に適応できる。ただし、安全に動作させるための調整が必要で、現在のモデルは無料で提供されている。
https://ledge.ai/articles/stability_ai_llm
Google、日本にAI開発の安全性を確保する約束を表明
Googleは日本に対して、AI開発を進める際の安全性を確保することを約束したと発表された。この表明は、自民党のデジタル社会推進本部で開催されたAIに関するプロジェクトチームの会合で行われたものである。
これにより、GoogleがAIの安全性を重視して開発を進める姿勢を示したことが明らかとなった。このような表明を受けたのは、アメリカに続き日本が2か国目となる。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/767889
Microsoft、リポジトリ全体のコーディングを自動編集する「CodePlan」を開発
©llcv2/123RF.COM
Microsoft Researchの研究者チームは、リポジトリ全体のコーディング作業を計画的に自動編集するための大規模言語モデルを使用したフレームワーク「CodePlan」を提案した。
CodePlanは、リポジトリ全体のコードを調査し、どの部分が他の部分に影響を与えるかを分析。その情報を基に、どの部分をどの順序で修正すべきかの「計画」を策定し、その計画に従ってコードの各部分を順に修正する。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2310/05/news051.html
「倫理的なAIの監視」イニシアチブ、ユネスコとオランダが立ち上げ
AI技術が医療、教育、金融などの多岐にわたる分野で拡大している中、その倫理的な側面や監視方法が焦点となっている。このテクノロジーを人間の価値観に合わせ、社会の偏見を増幅させない方法を模索する中、ユネスコとオランダのデジタルインフラ当局は、AIのガバナンスツールを欧州に提供する新しい取り組みを開始した。
このイニシアチブは「管轄当局によるAIの監督」と名付けられ、ユネスコが欧州のAI監督の現状を報告し、ベストプラクティスを策定する。オランダのデジタルインフラ当局は、このプロジェクトの中心として、情報提供やEU全域での採用を推進する役割を果たす。
https://forbesjapan.com/articles/detail/66593?s=ns
Google Cloud、生成AIを無料で学べる「The Arcade」公開
The Arcadeの画面(出典:AI+)
米Google Cloudは、生成AI関連ツールの無料学習教材「The Arcade」を公開した。この教材を使用すると、Google Cloudの生成AIツール「Vertex AI」や「Generative AI Studio」を実際に体験できる。
教材はテキスト形式のチュートリアルで、ゲームのような要素を取り入れており、教材を完了するとポイントを獲得できる。獲得したポイントは賞品として交換可能。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2310/11/news107.html
富士通、AIイノベーションコンポーネントを自動生成するAI技術を開発
富士通は、AIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」上で提供するAIイノベーションコンポーネントに関して、顧客の業務課題を自然言語で入力するだけで、AIが課題の意図を理解し、顧客業務に特化したAIイノベーションコンポーネントを自動生成する技術を開発した。
この技術は2023年12月末までにプラットフォームに搭載される予定。製造業の生産スケジューリングの最適化問題への適用結果、従来1ヶ月かかっていたAIモデルの作成時間が1日に短縮された。
AI企業、「NVIDIAのGPUサーバーが確保できない」と悲鳴
生成AI(人工知能)ブームの中、大規模言語モデル(LLM)の開発に必要なAI用GPU(画像処理半導体)インフラの確保が難しくなってきている。特に、パブリッククラウドを使用するユーザーは、LLM開発に適したGPUサーバーのインスタンスを確保できない状況が続いている。
この問題により、LLMを開発する国内の企業が困難を感じている。もし、今後もGPUインフラを十分に確保できない場合、国内企業のAI開発が大きく影響を受ける可能性がある。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC0375D0T01C23A0000000/
東北大学生、感染症の流行予測AIを開発
東北大の医学部生らが、新型コロナウイルスを含む10種類の感染症の流行状況を予測するAIシステムを開発し、配信サービスを開始した。このAIは、天候や人の移動などのデータと最新の感染者数を分析し、各都道府県の1週間後までの警戒レベルを4段階で表示する。
システムの名前は「アマビエAiちゃん」で、東北大とIT企業「ジェイ・シス」との共同研究の一環として開発された。予測は医療情報サービスや病院、自治体の電子看板で配信される。
ChatGPT活用で、高齢者の買い物を支援する実証実験開始
香川県坂出市で、ChatGPTを使用した高齢者の買い物支援の実証実験が開始される。このシステムは、高齢者が食べたい料理を話すと、必要な食材をAIが教えてくれる。利用者はタブレットを使用してAIと会話し、献立を決定する。
食材は地元の食料品店が提供し、タクシーで配達される。実証実験は11月から坂出市王越町で行われ、2024年4月にはエリアを拡大してサービスを開始する予定。
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/ksb/region/ksb-15021736
まとめ
AIに関連する最近の主なニュースについて紹介しました。定期的に更新予定ですので、情報のアップデートにぜひご活用ください。
AI技術はこれからさらに発展していくと予測されているので、早い段階で基本的な活用方法を取り入れておくことが大切です。
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