ここ最近、毎日のようにAIに関する新しい情報が飛び交っています。ジェネレーティブAIは、仕事面だけではなく、生活面でも大きなインパクトを与える可能性のある存在です。
この記事では、AIに関連する最新のニュースをまとめてお届けします。日々更新されているAI情報のアップデートに、ぜひご活用ください。
Microsoft、カスタマイズ可能なAIプラットフォーム「Copilot Studio」を発表
出典:Microsoft
Microsoftは、新しいAIプラットフォーム「Microsoft Copilot Studio」を発表した。このプラットフォームを使用すると、ユーザーは自分の好みに合わせてAIツール「Copilot for Microsoft 365」をローコードでカスタマイズできる。Copilot Studioでは、自然言語やドラッグアンドドロップを使って指示を出すことで、オリジナルのCopilotが作成可能であり、スタンドアロンで動作するCopilotも作成できる。
さらに、Copilot Studioは将来的にOpenAIのサービスとも統合され、ユーザーは自分だけのChatGPTを作成できるようになる予定だ。MicrosoftのCEO、サティア・ナデラは、このプラットフォームが企業の日常的なシステム機能を拡張するのに役立つと説明している。たとえば、人事システムに接続し、経費管理や人事採用の作業を支援するCopilotを作成することが可能になる。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2311/16/news078.html
Microsoft、AI向け半導体をクラウドサービス「アジュール」に導入
Microsoftは、自社設計したAI向け半導体をクラウドサービス「アジュール」に導入すると発表した。この新しい半導体は来年初めからデータセンターで使用される予定で、コスト削減とサービスの向上を目指している。
生成AIの開発には高性能な半導体が必要で、これまでは主にNVIDIAの半導体が使用されていたが、需要の増加による企業間の競争を受け、Microsoftは独自の半導体を開発した。
このAI向け半導体は、Microsoftが提携するOpenAIも開発に協力しており、高度なAI学習や効率的な運用に最適化されている。また、Microsoftは電力効率に優れた別の半導体も設計し、それもクラウドサービスに導入する計画だ。
https://nordot.app/1097552197583011906?c=113147194022725109(現在はリンク切れ)
OpenAIのCEO、サム・アルトマン氏が復職へ
出典:©skorzewiak/123RF.COM
OpenAIは、共同創業者であるサム・アルトマン氏がCEOとして復職することに大筋で合意したことを発表した。また、辞任していたグレッグ・ブロックマン氏も復帰する。
OpenAIのガバナンス(企業統治)の刷新も合意され、新しい取締役会が設置される。この取締役会には、セールスフォースの元共同CEOブレット・テイラー氏が会長として、サマーズ元米財務長官やアダム・ディアンジェロ氏がメンバーとして加わる。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-22/S4IGXCDWRGG001
GitHub、「GitHub Copilot Chat」の一般提供を発表
米GitHubは、年次イベント「GitHub Universe 2023」で、生成AIを活用した「GitHub Copilot」シリーズの新機能を発表した。注目されるのは「GitHub Copilot Chat」の一般提供と、企業向け「GitHub Copilot Enterprise」の導入だ。
Copilot Chatは自然言語による対話形式でコーディングを支援し、12月に一般提供が予定されている。また、GitHub Copilot Enterpriseは、企業のコードベースに合わせてAIをカスタマイズできる機能を提供する。
https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/event/1545725.html
デル、Hugging Faceとコラボレーション
デル・テクノロジーズは、AIスタートアップのHugging Face社とのコラボレーションを発表した。この提携により、デルのインフラストラクチャー製品とサービスを基に、Hugging Faceのオープンソース生成AIモデルを簡単に作成、調整、実装できるようになる。
デルはHugging Faceの推奨オンプレミスインフラストラクチャープロバイダーとなり、新しいデル・テクノロジーズポータルをHugging Faceプラットフォーム上に構築する。このポータルでは、Hugging Faceのオープンソースモデルをデルのサーバーやデータストレージシステムで簡単かつ安全に展開できる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000236.000025237.html
新興企業Humane、ウェアラブル端末「Ai Pin」を発表
出典:Humane
アップル出身のデザイナーらによって設立された米国の新興企業Humane(ヒューメイン)は、ウェアラブル端末「Ai Pin」を発表した。この端末はピンマイクのように胸元に装着し、画面がなく、声や手の動きで通話、情報検索、翻訳などが可能。AIを日常生活で使いやすくすることを目指している。
「Ai Pin」は約5cm四方、重さ34gの小型端末で、充電用の部品やクリップで衣服を挟むようにして胸元などに装着する。カメラ、マイク、スピーカーを備え、音声操作や手のジェスチャーで動作する。レーザー光で手のひらに情報を映し出す機能もある。価格は699ドル(約10万5000円)からで、2024年初めに出荷予定。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1008M0Q3A111C2000000/
「教えて.AI byGMO」がChatGPTの新機能「GPTs」に対応
出典:GMO
GMOインターネットグループが運営する生成AIプロンプトポータル「教えて.AI byGMO」は、ChatGPTの新機能「GPTs」の共有機能に対応を開始した。この機能により、ユーザーはカスタムAIチャットボットを構築できるようになる。また、2023年12月には画像生成プロンプトの「投稿」と「実行機能」も追加される予定である。
「教えて.AI byGMO」は、有用なプロンプトが集まるプラットフォームとして、AI産業に新たな価値を提供し続けることを目指している。このサイトでは、OpenAIのAPI(GPT-3.5)を利用して、プロンプトをその場で実行し文章を出力することが可能である。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004219.000000136.html
まとめ
AIに関連する最近の主なニュースについて紹介しました。定期的に更新予定ですので、情報のアップデートにぜひご活用ください。
AI技術はこれからさらに発展していくと予測されているので、早い段階で基本的な活用方法を取り入れておくことが大切です。
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