ここ最近、毎日のようにAIに関する新しい情報が飛び交っています。ジェネレーティブAIは、仕事面だけではなく、生活面でも大きなインパクトを与える可能性のある存在です。
この記事では、AIに関連する最新のニュースをまとめてお届けします。日々更新されているAI情報のアップデートに、ぜひご活用ください。
IBMとMeta、新たにAI団体設立
IBMとMeta(旧Facebook)は、オープンソースのAI開発を促進する新団体を設立した。この団体には、ソニーグループや東京大学、慶応大学など世界の50以上の企業・団体が参加している。AIの安全性を高めるため、透明性のある開発を目指し、オープンソースを採用。これによりAIのリスクを特定し、軽減することが期待される。
一方で、OpenAIやGoogle、Microsoft、Anthropiの4社は、高度AIの責任ある開発を支援する別の団体を立ち上げている。
https://nordot.app/1104870908362834220?c=113147194022725109
Microsoft Copilot、新機能を発表
Microsoftは、生成AIサービス「Microsoft Copilot」に新機能を追加すると発表した。これには、OpenAIの「GPT-4 Turbo」が採用され、より長文の回答が可能になる。また、更新された「DALL・E 3」の採用により、より正確な画像生成が可能になる。
さらに、YouTubeなどの動画内容の要約や、Webサイトのテキストの書き換え、複雑な自然言語でのコード生成などの機能が追加される。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2312/06/news081.html
OpenAI、GPT Storeの開始を延期
©skorzewiak/123RF.COM
OpenAIは、ChatGPTをカスタマイズしてアプリを作成できる「GPTs」で作ったアプリを公開する「GPT Store」の開始を2024年の早い時期に延期することを発表した。
GPTsは、ChatGPT Plusと企業向けのEnterpriseユーザーが利用できるシステムで、自社ブランドに合わせたWebデザイン作成やチャットベースのサポートシステムなどを簡単に構築できる。
GPT Storeでは、これらのアプリを一般公開できる予定だったが、予期せぬ事態により延期された。その間、ChatGPTの他のアップデートが行われる予定である。
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1551587.html
エヌビディアCEO、日本でAIスタートアップ支援
エヌビディアのCEO、ジェンスン・フアンは、日本でAIを開発する「AIファクトリー」のネットワーク構築を計画している。
彼は経産相との面会で、ソフトバンクやNEC、NTTなどとの協力を明らかにした。政府は生成AIに必要な画像処理半導体(GPU)の供給でエヌビディアに協力を働きかけており、日本も生成AIの開発に力を入れている。
フアンCEOは、日本にはAIを作り出すための技術的、産業的な専門知識や能力がそろっていると述べ、AIスタートアップを支援する意向を示した。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-05/S5635OT1UM0W00
アリババ、キャラクター画像をアニメ化する技術を開発
出典:ITmedia
中国のAlibaba Groupの研究者らは、「Animate Anyone」という新モデルを開発した。このモデルは、1枚の画像とポーズシーケンスを入力にして、画像内のキャラクターを滑らかに動かすモーションアニメーションを生成する。この手法は、外観の一貫性を維持し、フレーム間のチラつきを軽減する。
このモデルは、Stable Diffusionのネットワーク設計を継承し、Denoising UNetを複数フレームの入力に対応できるように変更している。この技術は、キャラクターの骨格の動きだけでなく、動いた際の服や髪の動きも高品質に生成する。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2312/06/news059.html
マスク氏のAI企業「xAI」、最大10億ドルの資金調達を申請
イーロン・マスク氏が率いるAIスタートアップ「xAI」が、最大10億ドルの株式売り出しによる資金調達を米証券取引委員会に申請した。すでに1億3470万ドルを調達している。
マスク氏は11月に、xAIが開発した初のAIモデル「Grok」を公開し、そのリアルタイム情報アクセスの利点を強調していた。
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/PSBVOMM42ZPW7FKYFVYVG4HMQA-2023-12-05/
ChatGPTが作成した条例案、ブラジル市議会で可決
ブラジルのポルトアレグレ市議会で、ChatGPTを使って作成された条例案が全会一致で可決された。
この条例は、住民が水道メーターの盗難に遭った場合、交換費用の負担を免除する内容。ChatGPTは数秒で指示に沿った条例案を作成し、独自の提案も行った。しかし、議長は生成AIが作成した条例の是非が議会で議論されていないと指摘し、「危険な前例だ」と警鐘を鳴らした。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231130-OYT1T50189/
AIに学習された文章を検出するツールを米国チームが開発
米ワシントン大学とプリンストン大学の研究者らが、大規模言語モデルで任意の文章が事前学習されているかを検出できるツールを開発した。
このツールは、特定のテキストが言語モデルの事前学習データに含まれているかを判断するためのもの。LLMの訓練データには著作権で保護された文書や個人識別情報が含まれることがあり、このツールはそれらの問題を引き起こす可能性のあるテキストを検出するのに役立つ。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2311/20/news045.html
Meta、ダンスコーチや同時通訳も可能な新機能を追加
Metaは、画像や音を使った生成AIの新技術を公開した。AIがダンスや料理の名人のスキルを学び、人にコーチとして教えられるようにする。
この「Ego-Exo4D」プロジェクトは、AIが人間のスキルを理解するための新たな取り組みで、日常的なタスクから高度な技能まで、様々な状況での人間の能力を観察・研究することを目的としている。
Ego-Exo4Dは、800人以上の参加者から収集した1,400時間以上のビデオデータを含み、料理からボルダリングまで8つの物理的および手続き的スキルを示している。このデータは、AIがビデオ内の熟練した人間活動を理解し、スマートグラスを装着したバーチャルAIコーチと共に学ぶことを可能にすることを目指している。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN30EHO0Q3A131C2000000/
ウィキペディアで最も閲覧されたページ、2023年は「ChatGPT」
2023年にウィキペディアで最も閲覧されたページは、OpenAI社の対話型AI「ChatGPT」に関するページで、約4949万回の閲覧数を記録した。これは、AI技術の革新に対する世界的な関心を反映している。ウィキペディアの2023年の総閲覧数は840億回にのぼり、非営利団体「ウィキメディア財団」が運営している。
まとめ
AIに関連する最近の主なニュースについて紹介しました。定期的に更新予定ですので、情報のアップデートにぜひご活用ください。
AI技術はこれからさらに発展していくと予測されているので、早い段階で基本的な活用方法を取り入れておくことが大切です。
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