ここ最近、毎日のようにAIに関する新しい情報が飛び交っています。ジェネレーティブAIは、仕事面だけではなく、生活面でも大きなインパクトを与える可能性のある存在です。
この記事では、AIに関連する最新のニュースをまとめてお届けします。日々更新されているAI情報のアップデートに、ぜひご活用ください。
Google、新動画生成技術「VideoPoet」を発表
▲左:カメラを向く女性 右:あくびをする女性(出典:Google Reserch Blog)
Google Researchは、新しい動画生成技術「VideoPoet」を発表した。この技術は、テキストから動画を生成するだけでなく、画像から動画への変換、動画のスタイル変更、動画の内部や外部の編集、さらに動画から音声への変換など、多岐にわたる機能を持つ。
従来の動画生成モデルが拡散モデル(Diffusion Model)を主流としていたのに対し、VideoPoetは大規模言語モデル(LLM)を活用。動画や音声を離散トークンのシーケンスとしてエンコードし、それに基づいて動画を生成する。例えば、「タイムズスクエアで踊るアライグマ」のようなテキストから、具体的な動画を生成できる。
https://ledge.ai/articles/google_reserch_videopoet
The New York Times、MicrosoftとOpenAIを著作権侵害で提訴
The New York Times(NYT)は、米MicrosoftとOpenAIを著作権侵害で提訴した。これは、両社がNYTの記事を数百万件コピーしてAIモデルをトレーニングし、読者との関係やNYTの収入源を損なったという主張に基づく。訴状では、ChatGPTやCopilotがNYTの記事をそのまま引用、要約、またはスタイルを模倣している例を挙げている。
また、NYTはこれらのAIモデルが存在しない内容を「自信を持って」提示するハルシネーション(幻覚)の例も示している。NYTは、両社に対して数十億ドルの損害賠償と、NYTのコンテンツを使用したAIモデルのトレーニングの停止、データセットからのNYTの著作物の削除を求めている。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2312/28/news100.html
ホワイトボードアプリ「Miro」、新AI機能を発表
▲AIが付箋に書かれた内容の解決策を提案してくれる(出典:BUSINESS INSIDER)
オンラインホワイトボードアプリ「Miro」は、新たなAI機能「Miro アシスト」を発表した。この機能は、以前からある「Miro AI」の拡張版で、ボード内の情報整理や生成に加え、分析や探索作業も可能になる。ユーザーはAIに指示を出して、ボードの分析やスライド作成を行えるようになる。
「Miro アシスト」は現在無料で提供されており、将来的に有償化される可能性もある。この新機能は、チームのコラボレーションやアイデア出しに役立つだけでなく、プレゼンテーション資料の作成もサポートする。
https://www.businessinsider.jp/post-280119
明治安田生命、営業にAI導入
明治安田生命保険は、2025年度までに営業職員の業務に生成AIを導入する計画を発表した。このAIは、顧客情報のデータベースを基に、各顧客に最適な保険商品を提案する機能を持つ。データベースは、契約状況だけでなく、健康診断データや歩数、睡眠データなどのヘルスケア情報、趣味や職業など幅広い情報を集約する。
このAI導入により、営業職員の経験やノウハウが共有され、より効率的な業務が可能になると期待されている。2024年10月からは営業向けアプリの導入も予定されており、AIによる提案機能の追加が計画されている。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/300277(現在はリンク切れ)
アルトマン氏、Appleの元デザイナーと新AIプロジェクトを開始
Appleの元デザイン責任者ジョニー・アイブとOpenAIのCEOサム・アルトマンが、新しいAIハードウェアプロジェクトに着手している。このプロジェクトには、Appleのベテランであるタン・タン氏も参加し、彼はアイブ氏のデザイン会社「ラブフロム」で働くことになる。
アイブ氏はAppleの共同創業者スティーブ・ジョブズの下でiMacやiPhoneなどをデザインしたことで知られている。この新プロジェクトは、家庭用機器などを含む構想段階にあり、アイブ氏はこれが新会社につながることを期待している。しかし、製品開発はまだ初期段階であり、詳細は明らかにされていない。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-27/S6ASRLT0G1KW00
エルビス・プレスリー、AI技術で復活
今年、ロンドンで開催される「エルビス・エボリューション」というステージでは、AIを使って再現されたエルビス・プレスリーが登場する。このイベントは、没入型エンターテインメント企業レイヤード・リアリティーによって開発され、AI、ホログラフィック投影、拡張現実などを駆使してプレスリーの人生と音楽を再現する。
レイヤードのCEOアンドリュー・マクギネス氏は、このショーがプレスリーの人物像、音楽、文化的遺産を称える楽しい体験になると述べている。また、ショーのハイライトはエルビスのAIパフォーマンスで、レイヤードはプレスリーの遺産を管理するオーセンティック・ブランズ・グループと契約を結び、何千枚もの写真やホームビデオを使用して新しいパフォーマンスを作り出している。
https://jp.reuters.com/life/entertainment/MXEUWKQ7BVKVFJYLXGUTZ3KMDM-2024-01-04/
まとめ
AIに関連する最近の主なニュースについて紹介しました。定期的に更新予定ですので、情報のアップデートにぜひご活用ください。
AI技術はこれからさらに発展していくと予測されているので、早い段階で基本的な活用方法を取り入れておくことが大切です。
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