最新のAI関連ニュースまとめ(2024.02.02)

公開日:2024-02-02 更新日:2024-03-07 by SEデザイン編集部

目次

latest-ai-news_240202

ここ最近、毎日のようにAIに関する新しい情報が飛び交っています。ジェネレーティブAIは、仕事面だけではなく、生活面でも大きなインパクトを与える可能性のある存在です。

この記事では、AIに関連する最新のニュースをまとめてお届けします。日々更新されているAI情報のアップデートに、ぜひご活用ください。

OpenAI、GPT-4 TurboとGPT-3.5 Turboの新バージョンを発表

OpenAI©skorzewiak/123RF.COM

OpenAIは、「GPT-4 Turbo」のプレビューモデルをリリースした。この新モデルは、コード生成などのタスクでの怠慢を減らすことを目的としており、英語以外のUTF-8バグも修正する。GPT-4 Turboは、2023年4月までのWebデータでトレーニングされ、コンテキストウィンドウがGPT-4の4倍に拡大されている。

また、GPT-3.5 Turboの新バージョンも発表され、価格が大幅に引き下げられた。新モデルは応答精度の向上やエンコード問題のバグ修正が行われている。さらに、新しいテキスト埋め込みモデル「text-embedding-3-small」の値下げも発表された。

「OpenAI、“怠けにくい”「GPT-4 Turbo」プレビューリリースや値下げを発表」AI+2024年1月26日)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2401/26/news121.html

IBM、中部国際空港でAIロボットを活用した実証実験を開始

日本IBMが、中部国際空港でAI搭載ロボットを用いた警備業務の実証実験を実施。このプロジェクトは、警備業務の効率化と警備員の労働環境改善を目的としている。

実験では、ボストン・ダイナミクス社のSpotロボットを使用し、ロボットによる警備業務の可能性を探る。

「AI搭載ロボットを活用した空港警備業務の実証実験を中部国際空港で実施」PR TIMES  (2024年1月9日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000459.000046783.html

OpenAI、大統領選候補者のなりすましチャットボットを削除

OpenAIは、民主党の大統領選候補者ディーン・フィリップス下院議員を模倣したチャットボット「Dean.Bot」を削除し、開発したスタートアップDelphi AIのアカウントを凍結した。このチャットボットはGPT-4を使用しており、応答はすべてフィリップス議員によるものではなくチャットボットによる生成であることを明示していたが、OpenAIは「政治活動やロビー活動を目的としたアプリケーションの構築に用いることは認めていない」として削除した。

OpenAIがAIの悪用を禁じるガイドラインに基づき、開発者のアカウントを凍結するのは初の事例。

「OpenAIが大統領選候補者のなりすましチャットボットを削除」GIGAZINE  (2024年1月22日)
https://gigazine.net/news/20240122-openai-suspends-developer-of-bot-mimicking/

EU、AI事務局を2月に設置

イギリス欧州連合(EU)は、AI技術を監督する「AI事務局」の設置を決定した。この事務局は、AI法の制定前に設置され、AI技術の安全な開発を目指す。特に、生成AI技術に焦点を当て、欧州レベルでの企業監督や規制違反の調査を行う。

AI事務局は、リスク評価方法の決定やデータの要約から規制違反を調査する権限を持つ。この動きは、AI技術の急速な進化に対する欧州の対応を示しており、グローバルなAI規制の動向に影響を与える可能性がある。

「EUが「AI事務局」を2月設置へ 生成AIを監督、違反も調査:朝日新聞デジタル」朝日新聞デジタル  (2024年1月24日)
https://www.asahi.com/articles/ASS1S6S9PS1SUHBI015.html

さくらインターネット、生成AI向けのクラウドサービス「高火力 PHY」をリリース

さくらインターネットは、生成AI向けの新しいクラウドサービス「高火力 PHY」を提供開始する。このサービスは、NVIDIA H100 Tensor コア GPUを搭載し、大規模言語モデルなどの生成AI利用を想定している。

「高火力 PHY」は、再生可能エネルギーを使用し、CO2排出量ゼロを実現。これにより、AI開発の環境負荷を軽減しつつ、日本のデジタル社会の発展に貢献することを目指している。

「さくらインターネット、NVIDIA H100 GPUを搭載した生成AI向けクラウドサービス「高火力」の第一弾を2024年1月31日より提供開始」さくらインターネット株式会社  (2024年1月24日)
https://www.sakura.ad.jp/corporate/information/newsreleases/2024/01/24/1968214844/

サッポロホールディングス、生成AIの試験導入

サッポロホールディングスは、企画・管理系部門で生成AIを試験導入する。この導入により、年間約1万時間の工数削減を見込んでいる。使用するAIはエクサウィザーズ子会社のExa Enterprise AIが提供している「exaBase 生成AI powered by GPT-4」で、稟議文書の作成や校正などに活用される。

サッポロホールディングスは、このAI導入により業務の品質と生産性の向上を目指しており、将来的には業務プロセス自体の改善や創造性の向上を図る計画である。

「サッポロ、業務に生成AIを試験導入--年約1万時間の工数削減を想定」ZDNET Japan  (2024年1月26日)
https://japan.zdnet.com/article/35214378/

大塚商会、GPT-3.5搭載AIチャットボット提供開始

what-is-a-chatbot6大塚商会は、GPT-3.5を搭載したAIチャットボット「たよれーる生成AIチャット powered by GPT-3.5」の提供を開始。このサービスは、社内外の問い合わせ対応、文章コンテンツの作成や要約、翻訳などの機能を備えている。

導入企業は、企業独自のQ&Aやテキスト作成、文章の要約サポートなどを利用できる。このAIチャットボットの導入により、業務効率化や従業員満足度の向上が期待される。

「「たよれーる生成AIチャット powered by GPT-3.5」を提供開始」大塚商会  (2024年1月24日)
https://www.otsuka-shokai.co.jp/corporate/release/2024/240124.html

まとめ

AIに関連する最近の主なニュースについて紹介しました。定期的に更新予定ですので、情報のアップデートにぜひご活用ください。

≫AI関連のニュース記事一覧はこちら

AI技術はこれからさらに発展していくと予測されているので、早い段階で基本的な活用方法を取り入れておくことが大切です。

SEデザインでは、IT分野におけるBtoBマーケティング&セールス支援を行っており、30年以上の実績がございます。業務の効率化や顧客へのアプローチでお困りの際は、お気軽にSEデザインへご相談ください。

関連記事

コンテンツマーケティングで、
ビジネスの効果を最大化しませんか?

もっと詳しく知りたい方

ご質問・ご相談したい方