ここ最近、毎日のようにAIに関する新しい情報が飛び交っています。ジェネレーティブAIは、仕事面だけではなく、生活面でも大きなインパクトを与える可能性のある存在です。
この記事では、AIに関連する最新のニュースをまとめてお届けします。日々更新されているAI情報のアップデートに、ぜひご活用ください。
OpenAI、文字から動画を生成する新AI「Sora」発表
出典:OpenAI
OpenAIが新しいAIシステム「Sora」を発表した。このシステムは、ユーザーが入力したテキストのプロンプトに基づいて、現実世界のような動画を作成することができる。
Soraは「複数の人物や特定の動き、被写体や背景の正確なディテールを含む複雑なシーン」を表現する最長1分間の動画を素早く作成できるとされている。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-15/S8WZFMT0AFB400
Google、次世代AIモデル「Gemini 1.5」を発表
出典:Google
Googleは、次世代のAIモデル「Gemini 1.5」を発表した。この新モデルは、ロングコンテキスト(長文)の理解において大きく進歩し、最大100万トークンを一貫して実行できるようになった。Gemini 1.5は、新しいMixture-of-Experts(MoE)アーキテクチャを採用し、性能向上とサービスの効率化を実現している。
Gemini 1.5 Proは、128,000トークンのコンテキストウィンドウを標準で備え、特定のプロンプト内の多くのコンテンツをシームレスに分析、分類、要約することが可能。また、マルチモーダル対応で、動画など複数の形式のデータにおいて理解や推論のタスクを実行できる。
※現在はリンク切れ
Apple、新たなAIツール準備-Microsoft「Copilot」に対抗
Appleは、アプリ開発者向けの新しいソフトウェアツールを準備しており、これによりMicrosoftとの競争が一層激しくなる見込みだ。
このツールは、Appleのプログラミングソフト「Xcode」の次期主要バージョンの一部として開発されている。新システムは、Microsoftの「GitHub Copilot」と同様に機能し、AIを使用してコードのブロックを予測して完成させることで、ソフトウェア開発のプロセスを簡素化し、時間やコストを節約することが可能になる。
Appleはまた、アプリケーションのテスト用コードを作成するためのAI利用も模索している。Appleは、急成長するAI市場で他のハイテク企業に対して巻き返しを図っており、年内にAIに関する計画について説明する予定。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-16/S8X52AT0AFB400
ChatGPT、過去のやりとりを記憶する「Memory」機能追加
OpenAIは、ChatGPTに記憶機能「Memory」を追加した。この機能は、ChatGPTがユーザーとのチャットでやりとりした内容を記憶し、その情報を活用してより良い回答を提供できるようにするもの。無料版ユーザーおよびPlusユーザーの一部に対して実装を開始しており、より広範囲への展開については近日中にアナウンスされる予定。
Memory機能により、特定の内容を覚えさせたり、ChatGPTが自ら会話の中で重要な項目を拾い上げて記憶することが可能になる。例えば、会議メモのフォーマットを一度指示すると、それ以降は同じフォーマットでメモをまとめてくれたり、子どもの好きなものを覚えさせておくと、誕生日カードを作る際に好きなものを使ったデザインを提案してくれる。
Memory機能はいつでもオン/オフを切り替えることができ、特定の項目を忘れさせることも、チャット内で一時的にMemory機能をオフにするオプションも用意されている。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1568697.html
Adobe、「Acrobat」にAIアシスタントを統合
Adobeは、対話型の生成AIエンジン「AI Assistant」(ベータ版)を統合した「Acrobat」のベータ提供を開始した。このAIアシスタントは、100ページを超える長いドキュメントでも迅速に分析し、要約や洞察を生成し、PDFの内容に関する質問に答えることで、PDFを扱うユーザーの生産性向上をサポートする。
AI Assistantは、Acrobat StandardおよびProの個人サブスクリプションまたはチームサブスクリプション、Acrobat Proのトライアルユーザーが利用可能。サポート言語は英語のみ。
AI Assistantのおもな機能には、長文ドキュメントの要約、会話インターフェイスを通じたドキュメント内容に関する質問への回答、カスタマイズされた引用の生成、Eメールやレポートなどのコンテンツ作成を支援する機能が含まれる。このツールはPDFだけでなく、WordやPowerPoint、トランスクリプトなどさまざまなドキュメントにも利用可能。
https://news.mynavi.jp/article/20240221-2888423/
米MSがAIサーバー機器開発、NVIDIA依存低減視野=報道
©llcv2/123RF.COM
米Microsoftは、自社のAIサーバー向け半導体「マイア」の性能を向上させ、NVIDIAへの依存度を下げる可能性のある新たなネットワークカードを開発している。この取り組みの責任者は、ジュニパー・ネットワークスの共同創業者であるプラディープ・シンドゥ氏。Microsoftは昨年、シンドゥ氏のサーバー向け半導体新興企業ファンジブルを買収している。
新たなネットワークカードは、NVIDIAが画像処理半導体(GPU)と併せて販売する「コネクトX─7」に似たものだという。成功すれば、OpenAIがMicrosoftのサーバーでAIモデルを訓練するのに必要な時間とコストを削減できる可能性がある。MicrosoftはChatGPTを開発したOpenAIに多額の投資を行い、その技術をさまざまな製品に組み込んでいる。
https://jp.reuters.com/business/technology/ZGVKHYSX7ZPLPMGVI4FSJFP6VE-2024-02-20/
日本政府、AIの安全性を評価する機関を設立
出典:AISI
内閣府は、AIの安全性を評価する手法の検討等を行う機関として、「AIセーフティ・インスティテュート(AISI)」を設立した。この機関は、内閣府や関係省庁、関係機関の協力の下、情報処理推進機構(IPA)内に設置される。
AISIは、AIの安全性評価に関する基準や手法の検討を行い、他国の関係機関とも連携を図る。
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1568713.html
GitHub、サポートチャットの一般提供開始
GitHubは、AIベースのサポートチャットサービス「Copilot in GitHub Support」の一般提供を開始した。このサービスは、GitHub関連の質問に対してAIアシスタントが自動で返答するチャットボットで、ユーザーはカスタマーサポートによる返事を待たずに素早く回答を得ることができる。
Copilot in GitHub Supportは、一般公開されているGitHubのドキュメントをもとに学習された大規模言語モデルを使用している。ユーザーからの質問に対して、範囲内であれば自然言語の形で回答を生成し、問題解決のための手順や使用されたドキュメントへのリンクも提供する。
AIアシスタントはGitHub Supportの問い合わせフォームに直接組み込まれており、特に準備をすることなく利用できる。
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20240214-2882031/
まとめ
AIに関連する最近の主なニュースについて紹介しました。定期的に更新予定ですので、情報のアップデートにぜひご活用ください。
AI技術はこれからさらに発展していくと予測されているので、早い段階で基本的な活用方法を取り入れておくことが大切です。
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