「ChatGPT Team」はビジネス利用におすすめ!他プランとの違いや特徴は?

更新日:2024-09-30 公開日:2024-05-23 by SEデザイン編集部

目次

chatgptteam

OpenAI社が開発したChatGPTは、文章の作成や要約、アイデア出し、翻訳などを行える、人気の高いサービスです。近年、ビジネスの現場においてもAIの導入が進んでおり、ChatGPTの導入を検討する企業が増えています。  

ビジネスシーンでChatGPTを利用する場合、チーム単位で利用できる「ChatGPT Team」というプランがおすすめです。 

本記事では、ChatGPT Teamの特徴やメリットについて詳しく解説します。ChatGPT Teamがおすすめのケースも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 

ChatGPT Teamとは  

図9 (1)

ChatGPT Teamとは、ChatGPTをチーム単位で利用できるプランのことです。 

ChatGPTは、AI(人工知能)を活用したチャットサービスとなっており、ユーザーが質問した内容に対してAIが自然な文章で回答するのが特徴です。人間と対話しているときと同じような感覚でやり取りすができます。 

ChatGPT Teamは、このChatGPTの機能をチーム単位で利用できるように設計されているのが特徴です。チームに所属しているメンバー全員がChatGPTの機能を有効に活用することで、共同作業の効率を大幅に向上させることができます。 

ChatGPT Teamの料金 

ChatGPT Teamの利用料金は、ユーザー毎に発生する仕組みとなっています。月払いの場合は月額30ドル〜、年払いの場合は月額25ドル〜で利用できます。 

月払いの場合、年払いよりも5ドル(年間60ドル)高額になるため、1年以上利用することが確定しているのであれば、年払いの方がお得です。  

ChatGPT Teamと無料版、Plusとの違い 

ChatGPT Teamとほかのプランの違いを表にまとめましたので、ご覧ください。 

プラン名 

無料版 

ChatGPT Plus 

ChatGPT Team 

ChatGPT Enterprise 

料金 

無料 

月額20ドル 

月額25ドル(年払い) 

月額30ドル(月払い) 

企業規模によって変動 

言語モデル 

GPT-3.5 

GPT-3.5 

GPT-4 

GPT-4 

GPT-4 

特徴 

個人向け 

個人向け 

チームや小規模企業での利用を想定 

大企業での利用を想定 

 

ChatGPT Teamでは、高度な自然言語処理機能である「GPT-4」を利用できます。TeamとEnterprisのプランは非常に似ていますが、料金を決定する方法に違いが見られます。 

ChatGPT Teamでは、以下のような機能を利用できる点も魅力です。

▼ChatGPT Teamで利用できるおもな機能   

画像認識

(GPT-4 with Vision) 

画像を認識する 

画像生成用最新モデル

(DALL·E3) 

テキスト指示に基づいて画像を生成する 

Web上の情報取得

(Browsing) 

インターネット上から情報を検索し入力する 

ファイルの分析、グラフの作成

(Advanced Data Analysis) 

データやファイルを分析して、グラフを生成する 

 

また、Teamプランの場合はChatGPT Plusに比べ利用上限が緩和されているため、より多くのデータを扱うことができます。

ChatGPT Teamを利用するメリット

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ChatGPT Teamを利用するメリットは、以下の4つです。 

  • 情報漏洩リスクが少ない 
  • チーム内のコミュニケーションを円滑に行える 
  • 予算の見通しが立てやすい 
  • 利用上限数が引き上げられている 

それぞれのメリットについて詳しく解説します。 

情報漏洩リスクが少ない 

ChatGPT Teamは、ビジネスで必要な機密情報や対話内容がChatGPTの学習データとして利用されないため、情報漏洩のリスクが少ないのがメリットです。

無料版やChatGPT Plusの場合、入出力したデータや会話履歴などがOpenAIの学習として利用される仕組みとなっています。そのため、ビジネス目的で利用する場合、機密情報や個人情報を漏洩するリスクが懸念されていました。 

ChatGPT Plusはセキュリティリスクに懸念があった企業でも、社内情報や業務情報を利用しやすいでしょう。 

チーム内のコミュニケーションを円滑に行える 

ChatGPT Teamには、チーム専用の共同ワークスペースや管理コンソールが提供されているため、チームメンバー間での情報共有の効率化を図れます。 

さらに、GPTのカスタマイズや、企業内限定のワークスペースでの共有・コラボレーションなどの利用も可能です。たとえば、自社のマニュアルや蓄積したデータを学習させたGPTを作成することで、チームで行っている作業をより効率化できるでしょう。 

予算の見通しが立てやすい 

ChatGPT Teamは、予算の見通しが立てやすい点もメリットです。たとえばChatGPT Enterpriseの場合、企業規模によって料金が変動するため費用の概算が算出しにくい面があります。 

前述したとおり、ChatGPT Teamの料金は年払いで1ユーザー月額25ドルとなっているため、年間でどれくらいの費用が掛かるのか見通しが立てやすいのです。 

利用上限数が引き上げられている 

ChatGPT Teamは、ChatGPT Plusよりも利用上限数(メッセージ数)が多い点もメリットです。32Kコンテキスト・ウィンドウにも対応しているため、8Kモデルと比較すると4倍程度のデータ量を一度に処理できます。 

さらに、GPT-4にも迅速にアクセスできるため、長い文章を読み込んだり、複雑な処理をしたりといった手間が掛かる作業もスムーズに完了させることができます。 

ChatGPT Teamでは、画像と音声の入出力や高度なデータ分析機能なども提供されています。ChatGPT Teamのユーザーは、新機能や改善に関する早期アクセス権を入手できるため、生産性向上につながる便利な最新機能をほかのユーザーよりも早く使うことが可能です。 

ChatGPT Teamがおすすめのケースは? 

ChatGPT Teamは、チーム単位でChatGPTを使用したい場合におすすめです。ChatGPT のプランの中でチームや複数人でChatGPTを共同で利用できるのは、TeamとEnterpriseの2つです。しかし、Enterpriseの場合は料金が明確に提示されていないため、予算の見通しが立てにくいのがネックといえるでしょう。 

ChatGPT Teamの場合、月払いか年払いかを自由に選択でき、利用人数に応じて料金が発生するため、予算の見通しが立てやすいのがメリットです。 

また、前述したようにChatGPT Teamは入出力したデータや会話履歴などがOpenAIの学習で利用されないため、社外秘のデータを分析したいときにもおすすめです。 

まとめ:ChatGPT Teamを活用して作業を効率化しよう 

ChatGPT Teamは、ChatGPTをチームで利用するプランです。ChatGPTの機能をチーム単位で利用できるように設計されているため、企業や組織における共同作業の効率を大幅に向上させることができます。さらに、画像と音声の入出力や、高度なデータ分析機能なども利用することが可能です。 

ビジネスシーンでAIを活用する動きは、今後さらに加速することが予測されています。そのため、早い段階から最新のAI技術や、活用方法などの情報を入手するようにしましょう。 

 

AI技術はこれからさらに発展していくと予測されているので、早い段階で基本的な活用方法を取り入れておくことが大切です。SEデザインでは、IT分野におけるBtoBマーケティング&セールス支援を行っており、35年以上の実績がございます。業務の効率化や顧客へのアプローチでお困りの際は、お気軽にSEデザインへご相談ください。 

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