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EFOとは?CVRを改善するための施策とチェックポイントをご紹介

SEデザイン編集部
2021-01-20

what-is-efo-1Webサイトを訪れたユーザーが購買や資料請求などの行動を起こそうとした際に、入力フォームがわかりづらいと、そのまま離脱してしまう可能性が高くなります。EFOとは、Web上の最終的な成果であるCV(コンバージョン)に直結する入力フォームの最適化を行うことであり、基本的な仕組みを理解した上で必要な施策を実行していくことが肝心です。

この記事では、EFOを実施するための手順や具体例、作業を効率化させるためのEFOツールについて解説します。

EFOの意味は「入力フォーム最適化」

what-is-efo-2EFO(Entry Form Optimization)は「入力フォーム最適化」という意味であり、具体的には入力フォームをユーザーにとって使いやすいものに変更して、入力完了率を向上させる狙いがあります。サイトを訪問して入力フォームまでユーザーがたどり着いたにもかかわらず、実際のCVにつながらなかったとすれば、入力フォームに原因があるかもしれません。

EFOでは、ユーザーがWebサイトから商品の購入や資料請求、会員登録などを行う際のストレス軽減を主な目標として設定します。わかりづらい入力フォームは、ユーザーにストレスを感じさせ、離脱の原因になってしまいます。

LPをはじめとしたWebサイトの価値を最大化するためには、適切な方法でEFO対策を実施することによって、入力フォームの完了率を向上させることが欠かせません。LPOやCROと並んで、集客の効率化やCV数のアップにつなげていくのがEFOなのです。

LPOやCROとの違い

ユーザーから支持されるWebサイトへ改善していくためには、EFOの他にもLPOやCROといった手法を用います。LPOは「ランディングページ最適化」のことであり、LPにアクセスする訪問者が途中で離脱するのを防ぎ、CV数の向上を図っていくことが目的です。

ユーザーを集めるためにWeb広告やSEO対策に注力しても、CVに結びつかなければ売上の向上にはつながりません。集客(インプレッション)と成約率(CVR)のアップを両面からとらえて、LPを改善していくことが重要です。

CROは「CVR(コンバージョンレート)最適化」を意味するもので、コンバージョンレートとはサイトに流入したユーザーがどの程度の割合でCVに至っているかという数値です。CROでもLPOと同じく最終的にはCV数の向上を目指しますが、主にサイト全体のUI/UXやユーザビリティという観点から分析を行い、ユーザーがアクセスする複数のページを横断的に改善することもあります。

サイトへの流入状況やどのページで情報収集を行い、CVを達成しているかといった一連の流れのユーザー行動の中で最適化を図ります。LPO・CRO・EFOのそれぞれの特徴と具体的な改善ポイントをまとめると以下のようになります。

  特徴 具体的な改善ポイント
LPO  ランディングページ最適化。ユーザーが最初に訪れるWebページを改善する手法。 

・コンテンツの構成や配置の変更

・イメージビジュアルの変更

・キャッチコピーや見出しの変更

など

CRO CVR最適化。ユーザーがアクセスをする複数ページを改善することで、CVRを高める手法。

・CTAボタンのテキストやカラーの変更

・ターゲットセグメントの変更

・キャッチコピーやファーストビューの変更

 など

EFO

入力フォーム最適化。

・入力項目の簡略化

・入力エラーの指摘を具体的なものにする

・必須項目と任意項目をきちんと分ける

 など

EFOの事例を紹介

what-is-efo-3EFOの取り組みを行うことによって、どのような改善が見られるかという点は具体的な事例を紐解いていくことでわかります。

HubSpotのマーケティングブログによると、オフィス向けにスナック菓子を販売するSnack Nationの事例では、入力フォームにメールアドレスを入力して、「TRY IT FREE(無料でお試し)」のボタンを押すだけでサンプルボックスを届けるという仕組みに変更しました。

このEFOの取り組みによって、Snack Nationは毎週1,200社の新規リードを獲得することに成功しています。日本の場合はCTAボタンには「送信」とだけ書かれて場合が多いものの、海外の事例では「TRY IT FREE」のように送信ボタンをクリックした後にどうなるのかをユーザーに対して明確に示しています。

ユーザーの視点に立ったときに、送信ボタンを押した後の不安を払拭するだけでもCVにつながるケースもあることがわかります。EFOの施策は多岐にわたりますが、ユーザー目線で改善していくことが重要なだといえます。

EFOにおけるチェックポイント

what-is-efo-4EFOに取り組む際は、あらかじめ一般的にどのような改善ポイントがあるのかを把握しておくことが重要です。

たとえば、ユーザーが短時間で入力完了できるように、入力する項目数を減らす必要があります。その上で、入力が必須な項目は色付けして視認性を高め、任意の入力項目と区別します。

また、入力ミスが起こりやすいフォームであれば、エラーメッセージを表示するなどの改善も必要です。

ユーザーがサイトを離脱してしまう主な要因についてまとめると、次のようになります。一つひとつの項目をチェックして、問題の有無をチェックしてみましょう。

  • 入力する項目が多い
  • 途中で入力したものがリセットされる
  • 必要項目と任意項目の違いがわかりづらい
  • 半角・全角の指定が繰り返される
  • フォーム内に他のページのリンクがある
  • セキュリティに不安がある
  • 入力中に広告が表示される
  • CVボタンの位置がわかりづらい

EFO対策の基本となる施策例

what-is-efo-5EFO対策を行う上で気をつけておきたいポイントは、テクニカルな面で考えるだけでなく、あくまでもユーザーの視点に立って改善策を実施することです。たとえば、Webサイトを訪問するユーザーはさまざまなので、ユーザーのライフサイクルに合わせて必要な施策を考えていくことも重要です。

見込み客が新しい商品やサービスの存在を知って、購入を決めるまでの流れをバイヤージャーニーといいますが、認識ステージ・検討ステージ・決定ステージの3段階によって構成されています。

認識ステージでは、ユーザー自身が自分の抱えている問題に気付いていないため、いきなり商品やサービスの購入に結びつくわけではありません。こういった場合は、入力フォームはメルマガの購読に必要な「メールアドレスの入力のみ」とするのが有効な施策といえます。

検討ステージのユーザーは自分の問題に気付いており、解決に向けたなんらかのアクションを起こしてくれることが期待できます。ホワイトペーパーやe-bookのダウンロードに結びつく入力フォームを設置するのが適切です。

そして、決定ステージのユーザーは有望な見込み客であるため、デモの体験などが有効な施策となります。入力フォームを送信してもらった後には、直接対話する機会も生まれてくるので、より踏み込んだ質問事項を設けてみてもよいでしょう。

多くのユーザーが訪れるサイトで入力フォームを個別に分けることは一見難しく感じますが、CRMツールと連動させれば入力フォームをパーソナライズ化することも可能です。ユーザーのステージに合った入力フォームを提案できるため、CVRの向上につながるはずです。

また、入力フォームにアシスタント機能を付けておけば、入力を簡略化できます。入力ミスがあればすぐに知らせてくれるリアルタイムアラートの導入や、残りの項目数を教えてくれるガイドナビゲーション機能などを備えておくと、ユーザーの精神的な負担も軽減できます。

EFOツールを導入するメリット

what-is-efo-6効率的にEFO対策を行っていくには、EFOツールの活用も検討してみましょう。さまざまな機能を備えたEFOツールを導入すれば、手軽に入力フォームを最適化でき、CVの獲得数向上につなげることが可能です。

EFOツールの主な機能としては、入力支援・レポート機能・運用サポートなどがあげられます。自社のサイトにとってどの機能が必要かを精査した上で、適したEFOツールを選んでみましょう。

ぜひ取り入れたいEFOツール

おすすめのEFOツールについて紹介します。

Rich EFO

「Rich EFO」はWebマーケティング会社であるディーエムソリューションズが自社開発したツールで、豊富な機能を備えた入力支援ツールや分析機能が充実しています。

Gyro-n EFO(ジャイロン)

「Gyro-n EFO(ジャイロン)」は、優れたログ解析機能やタグを挿入するだけの簡単な操作が特徴的です。

HubSpot(ハブスポット)

そして、「HubSpot(ハブスポット)」には元から入力フォームが備わっていますが、外部のEFOツールとも連携できます。たとえば、Survey Monkeyと連携すればHubSpotのリードレコードに追加をしなくても、新しい質問事項を作成可能です。

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EFOツールを使いこなすための選定基準

EFOツールを選ぶ際は、入力支援機能やアシスト機能に注目してみましょう。ユーザーの負担を少しでも軽減できるツールを優先して導入することが重要です。また、レポート機能が備わっていれば、入力フォームごとの訪問者数や離脱率が計測できるため、EFOの施策を実施するのに役立ちます。

EFOツールの中にはA/Bテストを実施できるものもあり、レポート機能とうまく連動させることでCV数を高めていくことも可能です。はじめてEFOツールを導入する場合は、運用サポートがあるものを選んだほうが安心です。

EFOツールを導入するまでの工数や費用、スマホで対応の有無などについてさまざまな角度から検討してみましょう。単に価格だけで決めてしまうのではなく、使い勝手の良さやサポートの充実度など総合的に見ていくことが肝心です。

ユーザー視点のEFO施策を実行してCVRを高めよう!

CVR、CV数を向上させるためには、ユーザーがどの段階でサイトから離脱しているのかを的確に把握する必要があります。

とくに入力フォームでの離脱が多い場合には、EFO対策を実施することが大切です。ユーザー視点で入力フォームをチェックしたときに、どのような問題が発生しているのかを洗い出してみましょう。その上で、ユーザーの利便性を高めるために使いやすいEFOツールを導入していくことも重要です。

入力フォームにおけるユーザーの負担を少しでも軽減して、CV数の向上を図りましょう。

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