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YMYLとは?対象ジャンルや評価基準と効果的なSEO対策を解説

SEデザイン編集部
2021-10-18

167695061_lネット社会の拡充により情報アクセス・発信が簡便になった昨今、情報の信頼性確保のために「YMYL」がGoogle検索品質評価ガイドラインに追加されました。
今回は、YMYLの概要や追加された背景、対象となるジャンルやSEO対策などを解説します。

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「Your Money or Your Life」の略であるYMYLとは

90209104_lGoogle検索品質評価ガイドラインに加えられたYMYLですが、概要や追加された経緯を知らないという方も多いことでしょう。
ここではまず、YMYLの基本情報やガイドラインにYMYLが加えられた背景を紹介します。

Googleが示すコンテンツの評価基準

Google検索品質評価ガイドラインに加えられたYMYLは、「Your Money or Your Life」の略で、医療や法律、時事問題など人々の人生に影響を与えるジャンルを指しています。

YMYLに該当する専門的な分野で信憑性の低い情報を発信すると、閲覧したユーザーの人生に経済的または身体的な悪影響を及ぼす可能性があります。そこでGoogle社は、検索品質ガイドラインに新たな項目としてYMYLを加えました。

ガイドラインにYMYLが追加された理由

YMYLがガイドラインに加えられた背景には、信頼性の低いネット上の情報によるさまざまな問題がありました。

なかでも有名なのは、2016年に起きたWELQ問題です。WELQは医療情報を扱うまとめサイトで、医療情報を検索すると必ずといっていいほど上位表示される人気サイトでした。しかし2016年、専門的な知識のないライターが信憑性に欠ける記事を量産していることなどが発覚し、批判を浴びることになります。

WELQやそれ以外の問題に対応するため、Googleはガイドラインの項目に「YMYL」を追加し、人々の健康や人生に大きな影響を与えるジャンルに関する信頼性のないコンテンツが簡単に上位表示できないようにしたのです。

YMYLの対象となる7つのジャンル

64540558_lYMYLには、対象となる7つの分野があります。
Google検索品質評価ガイドラインによると対象分野は、金融情報、医療情報、法律情報、時事問題、ショッピング、人権問題などです。これらの情報は経済面や健康面など、人生に多大な影響を与えるため、ほかの分野よりも高い信憑性と高い品質が求められます。
ここでは、それぞれの分野について詳しく見ていきましょう。

1.金融情報

投資や税金、年金、保険、不動産購入、ローン、クレジットカードなど金融に関するあらゆる情報やアドバイスを提供するページが該当します。

2.医療情報

健康や病気、薬、メンタルヘルスなど、医療に関する情報を発信するページが該当します。また、栄養やフィットネスに関する記事も医療情報に該当すると判断される場合があります。

3.法律情報

政府や公的機関、社会福祉、離婚や親権、養子縁組、遺言書の作成など、法的問題に関する情報を発信するページが該当します。

4.時事問題

政治や政策、ビジネス、国際的なイベントなどニュースや時事問題に関する情報を発信するページが該当します。スポーツやエンタメなどのトピックは、YMYLの対象分野には該当しません。

5.ショッピング

オンライン上で商品やサービスの検索・購入・決済などが可能なページがYMYLの対象分野になります。

6.人権問題

人種や民族、宗教や障害、国籍など人権に関わる情報を発信するページが該当します。また性別や性的指向、性同一性なども含まれます。

7.その他

上記以外の、人々の生活の大きな決定や重要な側面に関連するトピック、たとえばフィットネスと栄養学、住宅情報、大学の選択、就職などです。

YMYLにおけるアップデート履歴

57931174_lGoogleでは信頼性の高い情報を提供するために、コンテンツを適切な順番に並べるための仕組みであるアルゴリズムを適宜アップデートしています。そのため、アップデートが行われるたびに検索順位が変動することがありますが、YMYLに関するアップデートの発表が行われたのは、2017年12月の「健康アップデート」のみとされています。
ここでは、健康アップデートについて深掘りしていきましょう。

そもそも健康アップデートって何?

2017年12月、YMYLのなかでも医療や健康に関するコンテンツを対象として健康アップデートが行われました。2016年に起きたWELQ問題が引き金となり、日本語検索のみアップデートが行われたのです。

医療や健康に関する誤った情報発信はユーザーの健康被害を及ぼす可能性がありますが、健康アップデート後は、情報の正確性や信憑性の高い記事が上位に表示されるようになりました。

健康アップデート以降の動向は?

2017年12月の健康アップデート以降、国内におけるYMYL関連のアップデートは行われていません。一方海外では、2018年8月に行われたアップデートで医療分野におけるコンテンツの大きな順位変動が起こったといわれています。

直接的にYMYLの対象分野に影響するものではありませんが、2019年には3回、2020年に2回ほどコアアルゴリズムのアップデートが行われているのが現状です。

YMYLにおけるGoogleの評価基準

51156168_lGoogleの評価基準のなかでも、特に重要視されているのが「E-A-T」です。
「E-A-T」が備わっていないコンテンツは検索上位から外れるため、YMYL関連のWebサイトを運営する場合に見過ごせない項目といえます。
ここからは、YMYLにおけるGoogleの評価基準について見ていきましょう。

E-A-Tとの関連性

YMYLのGoogle評価基準で重要視されるE-A-Tは以下の頭文字を組み合わせた造語で、YMYLの対象分野で特に重視されます。

  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

専門性とは、各分野における専門性に特化していることです。
たとえば、金融情報を発信する場合、年金や投資など1つのテーマに絞ったサイトを作ることで、専門性を向上できます。

権威性は、他者に誰によって運営されているのかを重視するものです。
たとえば医療情報では、一般のライターよりも医師やクリニックによる発信のほうがより権威性が高いと判断されます。

信頼性は、信頼に値する情報や運営者であるかどうかを重視するものです。
たとえばビジネスに関する情報では、厚生労働省など公的機関の情報が重視されます。それ以外にも、運営者や記事作成者のプロフォールを明記することが信頼性の獲得につながります。

良質なメインコンテンツ

Webサイトのなかでも主要となるページをメインコンテンツといいます。メインコンテンツはWebサイトの顔となるため、ページの質が低いとGoogleから高い評価を受けられません。
従来は文字数が多いと良質なコンテンツと判断され、高い評価を得ていましたが、近年は文字数が多いだけではなく、多角的な視点でユーザーにとって有益なサイトが評価されるようになりました。

コンテンツのSEO対策

54373936_lWebサイトを上位表示させるためにはSEO対策が欠かせません。SEOとは、Webサイトの評価を向上させる施策のことです。正しくSEO対策を行うことで、自社サイトのコンテンツを上位表示させることができます。

SEO対策は難しいと思われがちですが、少し意識して取り組めば検索順位が大きく変わることも珍しくありません。できることから実践してみましょう。

サイト全体の情報を充実させる

SEO対策としてまず注意すべき点は、サイト全体の情報を充実させることです。
充実させる理由には、そもそもそのサイトが信頼できるサイトであると伝える必要がるからです。具体的には、サイト運営者者の情報、お問い合わせフォーム利用規約などです。あなたがユーザーとして訪れた際に、サイトにどういう情報があれば安心できるか考え、それを反映してください。

ユーザーファーストを意識する

ユーザーは、自分の悩みや問題に対する答えを探すために情報を検索しています。そのため、コンテンツ作成ではユーザーの悩みや問題を解決できる記事を作ることが重要です。
また、内容が充実していたとしても、読みにくいコンテンツでは高い評価を得られません。誰が読んでも理解できるよう、ユーザーファーストを意識してコンテンツを作りましょう。

専門家の監修で専門性を高める

記事の専門性を高めるためには、専門家への監修依頼を検討しましょう。誤った情報発信を防ぐことができ、コンテンツの信頼性も確保できます。
専門家の監修を受ける場合には、記事内に当該専門家のプロフィールを記載しましょう。著書などもあれば記載し、読者が信頼できる情報を充実させます。

著者を明確にして提供側の情報を充実させる

専門家に依頼ができない場合でも、執筆者を明記することは重要です。ライターのプロフィールを記載したり、ブログやSNSとリンクさせたり身元を明らかにしましょう。
専門家ほどではありませんが、Googleに評価された記事を複数書いているライターであれば、ある程度信頼性を獲得できる可能性はあります。

公的な情報で信頼性を確保する

コンテンツの信頼性を高めるためには、引用や参考元に公的な情報を選ぶようにしましょう。
信頼性の高いコンテンツを作成する場合、その分野の専門家に執筆してもらうことが望ましいですが、すべての記事の執筆を専門家に依頼することが難しいこともあります。こういった場合、情報元を公的情報にすることで、コンテンツの信頼性を確保するとよいでしょう。

常に最新の情報を発信する

たとえユーザーファーストを意識したコンテンツを作成したとしても、情報が古ければ高い評価を得ることはできません。特にYMYLの対象分野は、情報が頻繁に変わるものも多くあります。
Webサイトの運営期間が長い場合、コンテンツ情報が古くなっていることもあるので、常に新しい情報にアップデートしましょう。

YMYLを意識してサイトのコンテンツを制作しよう!

37635699_lコンテンツの信憑性を確保するためにGoogle検索品質評価ガイドラインに追加されたYMYLについて解説しました。YMYLの対象分野は金融や医療、法律、時事問題など、人々の人生に大きな影響を与えるジャンルとなっており、細かな品質基準が設けられています。

Webサイトを運営するにあたり、多くのユーザーに閲覧してもらうには上位表示が欠かせません。YMYLのジャンルに該当するコンテンツの場合、特に今回解説したポイントに注意して作成しましょう。

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