クラウドERPの優位性を訴求し顧客接点を拡大

eBook制作事例

システムインテグレーターC社様

業界
IT・ソフトウェア,
企業規模
1001名以上,
事業内容
インテグレーションセグメント、コネクティッドセグメント、ソリューションセグメント
課題
  • SAPサポート終了を契機に、Dynamics 365への移行を訴求する必要があったが、効果的な伝え方が分からない
  • ターゲットに向けて訴求できるサービス資料が不足している
  • 構成・原稿・デザインまでを短期間で制作できる体制やリソースがない
支援内容
  • 移行の必要性とメリットを分かりやすく伝えるために、課題→解決策→効果を一貫して示す構成を設計
  • ターゲットに響くメッセージを整理し、具体的な事例や比較情報を盛り込んだサービス資料を制作
  • 構成・原稿・デザインをワンストップで支援し、短期間でも高品質かつ一貫性のある制作に対応

目次

2027年に予定されているSAPサポート終了、いわゆる「2027年問題」は、SAP社のERPシステム「SAP ERP 6.0」の保守サポートが2027年末で終了することを指します。

こうした状況の中、SAPの導入運用支援を手がけるクライアント企業様も、Microsoft Dynamics 365への移行を市場に訴求する必要性に直面していました。しかし、効果的な伝え方が分からない、ターゲットに向けた資料が不足している、リソースが限られているといった課題を抱えていました。

本記事では、その課題に対して当社が行った支援内容と、プロジェクトを通じて得られた成果をご紹介します。

支援前の状況と課題

C社様は、SAPサポート終了の「2027年問題」を契機に、Microsoft Dynamics 365の導入運用サービスを訴求したいと考えていました。しかし、以下のような課題に直面していました。

支援前の状況と課題 Dynamics 365のベストな訴求方法が分からない ターゲットに向けた資料とメッセージの不足 リソース不足と一気通貫での制作対応の必要性

課題1.Dynamics 365のベストな訴求方法が分からない

SAPの2027年サポート終了問題が目前に迫る中、多くの企業が新たなERPソリューションを模索しています。C社様もそのニーズを受け、Microsoft Dynamics 365の導入運用サービスを提案する方針を固めていたものの、その価値やメリットをどう伝えるべきかに悩んでいました。

課題2.ターゲットに向けた資料とメッセージの不足

C社様には既存のサービス資料が複数ありましたが、それらは個別に作成されたもので、全体を通じて統一したメッセージを届けるには不十分でした。特に、ターゲットに向けて「なぜDynamics 365を選ぶべきか」を示す資料が欠けており、システム導入の判断を後押しできる説得力に乏しい状況でした。そのため、複数の情報を整理し、一貫したストーリーとして再構築することが急務となっていました。

課題3.リソース不足と一気通貫での制作対応の必要性

C社様は、限られた社内リソースだけでは短期間で十分な資料を整えることが難しいと感じていました。特に、構成案の作成から執筆、デザインまでを一気通貫で対応できる体制がなければ、必要なスピードやクオリティを確保するのは困難でした。そのため、コンテンツ制作の全プロセスを外部に委託し、短期間でも高品質かつ一貫性のある仕上がりを実現できるパートナーを探していました。

私たちの提案と支援内容

これらの課題を解決するため、私たちは以下の提案と支援を行いました。

SEデザインの提案と支援内容 分かりやすさを意識した戦略的な構成設計 印象を強めるデザインと表現の工夫 ワンストップでの制作支援

支援1.分かりやすさを意識した戦略的な構成設計

C社様の希望に沿い、読者の関心が高い「SAP 2027年問題」を切り口に、課題解決の選択肢を提示するストーリーを設計しました。クラウド型ERPの優位性を整理したうえで、Microsoft Dynamics 365の特徴や導入メリットを分かりやすく紹介し、最終的にC社様独自のサービスやサポートメニューへと自然に展開できるようにしました。課題から解決策、そして効果へと一貫した流れを意識し、読者にとって理解しやすく訴求力のある構成としています。

支援2.印象を強めるデザインと表現の工夫

eBookのデザインは、複数の案を提示しながらC社様と検討を重ね、先進的でスマートな印象を持たせる仕上がりとしました。Microsoft Dynamics 365の特長を視覚的に分かりやすく伝えるレイアウトを採用し、メッセージ全体の一貫性を強調。内容とビジュアルの両面から、訴求力を高める工夫を行いました。

支援3.ワンストップでの制作支援

構成案の作成から原稿執筆、デザインまでを一貫して支援しました。短期間の制作進行であっても複数のデザイン案を提示しながら調整を重ねることで、質と一貫性を確保。C社様が求めていたスピード感と仕上がりのクオリティを両立し、社内リソースの不足を補いました。

支援後の成果や変化

これらの取り組みにより、以下のような成果が得られました。

SEデザイン支援後の成果や変化 eBookのダウンロードによる顧客接点の拡大 制作品質に対する高い評価 制作リソース不足の解消と継続的な運用基盤の確立

成果1.eBookのダウンロードによる顧客接点の拡大

完成したeBookは、C社様Webサイト内のお役立ち資料ページに掲載されました。既存のハウスリストへのメールマガジンで告知を行った結果、好意的な反応が寄せられ、多くのダウンロード実績につながりました。

成果2.制作品質に対する高い評価

制作過程でご提案した2案のデザインはいずれも評価が高く、「どちらも捨てがたく、1つに絞るのが難しかった」との声をいただきました。短期間の進行であってもクオリティを担保できた点は、成果としてクライアント様から特に評価されました。

成果3.制作リソース不足の解消と継続的な運用基盤の確立

構成から原稿、デザインまでを一気通貫で支援したことで、短期間で高品質な成果物を納品できました。これによりクライアント様が抱えていたリソース不足は解消され、今後も継続的にコンテンツを展開していく基盤づくりにつながりました。

プロジェクトを振り返って

複雑なソリューションであるERPシステムを、経営課題の文脈に沿って分かりやすく伝えることは、BtoBマーケティングにおいて非常に有効なアプローチであると改めて実感しました。今回のプロジェクトでは、ストーリー設計からデザインまでを一気通貫で支援することで、高品質かつ訴求力のある成果物を提供できました。

DX推進やシステム刷新を進めるなかでコンテンツマーケティングにお悩みの企業様は、ワンストップで対応可能なSEデザインに、お気軽にご相談ください。

 

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