HubSpotパートナーとは?制度・依頼メリットと選び方を解説

更新日:2026-08-05 公開日:2025-02-12 by SEデザイン編集部

目次

HubSpot PartnerHubSpotを導入する際には、自社でやりたいこととHubSpotでできることを照らし合わせながら、どのような順番で実現するか、チームや組織での活用をどう定着させるかを設計する工程や、データを整備して初期設定を行う工程が必要です。

これらを自社だけで進めるのが難しい場合、支援を受ける選択肢があります。支援の担い手はHubSpot自身HubSpotパートナー(Solutions Partner)で、それぞれ支援できる範囲が異なります。

今回は、HubSpotパートナーの制度の仕組み、公式支援との違い、依頼するメリット、そして自社に合うパートナーの選び方を解説します。

HubSpotパートナー(Solutions Partner)とは

この記事の要点

・HubSpotの支援事業者の正式名称は「HubSpot Solutions Partner」。ティアはGold・Platinum・Diamond・Eliteの4段階

・「認定」は3種類ある。Certification(個人の知識)/Badge(組織の専門分野)/Accreditation(組織の複雑案件の実績)で、意味が異なる

・HubSpot公式の導入支援は目標設定やロードマップ作成が中心。データ移行や外部連携、実作業を含む支援はパートナーが主な選択肢になる

 

HubSpotパートナープログラムページのトップ画面

HubSpotには、導入や活用を支援する事業者向けの制度があります。正式名称は「HubSpot Solutions Partner」です。

「認定パートナー」と呼ばれることもありますが、後述のとおり「認定」には複数の種類があり、すべてのパートナーが同じ資格を持っているわけではありません。制度を理解しておくと、パートナー選びの判断材料が増えます。なお、公式サイトの画面は変更される場合があります。

ティアは4段階

Solutions Partnerには、以下の4つのティア(階層)があります。

  • Gold
  • Platinum
  • Diamond
  • Elite

ティアは、顧客の契約獲得や支援実績などから算定されるポイント、所定の認定の取得、規約の順守などを基準に付与されます。

ここで注意したいのが、ティアが高いことは「取引規模が大きい」ことを主に示しており、自社案件との相性や担当者の力量を保証するものではないという点です。ティアだけで絞り込むと、自社に合う支援会社を見落とす可能性があります。

「認定」には3種類ある

パートナーの資格・実績を示すものは、以下の3つに分かれます。混同されやすいため、確認するときは区別しておきましょう。

種類 対象 示すもの
Certification(認定資格) 個人 担当者個人の知識。組織の全員が取得しているとは限らない
Badge(バッジ) 組織 組織の専門分野や特性
Accreditation(アクレディテーション) 組織 複雑な顧客案件を遂行した実績と能力。審査を経て付与される

データ移行、CRM導入、カスタム連携など専門性の高い案件では、ティアよりも該当分野のAccreditationがあるかのほうが判断材料になります。

2026年に制度が変わっている

パートナー制度は2026年に変更がありました。情報を調べる際は時期に注意してください。

  • 2026年7月15日:Partner Program Membershipが導入され、参加には原則として月額400米ドル相当の支払いと年次更新が必要になりました(HubSpot製品を月額400米ドル相当以上契約している場合は免除されることがあります)
  • Solutions Provider Programは2026年2月25日に新規受付を終了し、2026年8月15日に廃止される予定です

「Provider」と「Partner」は別の制度です。Webで情報を探すと旧制度を前提にした説明が残っているため、Solutions Partnerの情報かどうかを確認しましょう

パートナーは公式の検索ページで探せる

HubSpotの「Solutions企業検索」では、登録されているパートナーを条件で絞り込めます。絞り込めるのは、サービス、業種、国・地域、対応言語などです。あわせて、ティア、HubSpot認定、バッジ、アクレディテーション、顧客レビューも確認できます。

ただし、企業説明・専門業種・サービス内容・予算といった項目は、基本的に各パートナーが自分で登録した情報です。ティアや認定、レビューとは性質が違うため、分けて見る必要があります。

プロフィールの問い合わせボタンから連絡できますが、返信の速さは保証されていません。

参照元:HubSpot | Solutions Partner プログラムHubSpot Solutions Partner CredentialsHubSpot Solutions企業検索を使用する

HubSpot公式の導入支援とパートナーの支援の違い

導入支援を検討するとき、まず整理しておきたいのが「HubSpot自身の支援」と「パートナーの支援」で範囲が違うことです。

比較 HubSpot公式の導入支援 パートナーの支援
中心となる内容 目標設定、ロードマップ作成、設定方法のガイダンス 上記に加え、実作業を含む支援
複雑なデータ移行 対象外になることがある 主な選択肢
外部システム連携・カスタム開発 対象外になることがある 主な選択肢
コンテンツ制作など周辺業務 対象外 パートナーの得意分野によって対応可能

つまり、「設定の進め方を教わりたい」なら公式支援、「実際に手を動かして構築してほしい」「既存システムと連携したい」ならパートナーという整理になります。案件によっては、HubSpotとパートナーが共同で支援する形もあります。

導入支援が必要かはエディションによって変わる

すべての契約で導入支援が必要になるわけではありません。

Professional/Enterpriseでは原則として導入支援が必要ですが、Starterでは必須ではありません。セルフガイドやHubSpot Academyを使って自社で進める方法もあります。

検討を始める前に、利用する製品・エディション・購入経路を確認しておきましょう。

参照元:HubSpot | 導入支援サービスHubSpotのサポート範囲

HubSpotの導入支援をパートナーに依頼するメリット

benefits-of-outsourcing-hubspot-implementation-support

自社の事情や状況にあわせた、柔軟な支援を受けられる

パートナーは、企業ごとの体制や課題に合わせて支援の内容を組み立てられます。「マーケティング担当が1人しかいない」「既存の顧客データが複数の場所に分散している」といった個別の事情を前提に、進め方を設計できます。

設定方法のガイダンスだけでなく、実際の構築作業まで含めて任せられる点が、公式支援との大きな違いです。

パートナー企業の強みを活かした支援を受けられる

パートナーはそれぞれ得意分野が異なります。マーケティング施策に強い会社、営業プロセスの整備に強い会社、システム連携に強い会社があります。

自社の課題に近い分野を得意とするパートナーを選べば、HubSpotの設定だけでなく、その周辺の業務まで含めて相談できます。

最新情報をタイムリーに共有してもらえる

HubSpotは機能の追加・変更が頻繁にあります。パートナーはHubSpotから情報を得られる立場にあるため、自社に関係のある変更を共有してもらえます。

自社だけで追いかけると見落としが生じやすい部分を、任せられるのは利点です。

AI活用を前提としたデータ設計を相談できる

近年、HubSpotはCRMとAIエージェントを組み合わせたプラットフォームとして展開しています。

そのため導入時の設計対象が広がっています。CRMデータの整備に加えて、AI機能のアクセス権、共有するデータの範囲、セキュリティ、そして利用量に応じて消費するHubSpotクレジットも検討事項になります。

「とりあえず導入して後で考える」と進めにくくなっている領域なので、設計段階から相談できる相手がいると判断を進めやすくなります。

HubSpotの導入支援をするパートナーの選び方

how-to-choose-a-hubspot-implementation-partner

パートナーを選ぶときの確認項目を整理します。公式のSolutions企業検索で確認できるものと、問い合わせて確認するものを分けて考えるとスムーズです。

確認項目 確認方法
対応できるサービス・業種 公式の企業検索で絞り込める(自己申告の項目)
ティア 公式の企業検索で確認できる
Accreditation(複雑案件の実績) 公式の企業検索で確認できる。専門性の高い案件では重要
顧客レビュー 公式の企業検索で確認できる
類似案件の実績 問い合わせて確認する
支援範囲と体制 問い合わせて確認する
費用と見積の前提 問い合わせて確認する

自社が求める支援を受けられるか

まず、自社が何を任せたいのかを決めます。「初期設定だけ」「データ移行を含む」「コンテンツ制作もあわせて」で、選ぶべきパートナーは変わります。

公式の企業検索でサービスや業種から絞り込めますが、これらは各パートナーの自己申告です。実際にどこまで対応できるかは問い合わせて確認しましょう。

ティアだけで判断しない

ティア(Gold・Platinum・Diamond・Elite)は目安になりますが、前述のとおり取引規模を主に反映するもので、自社案件との相性を示すものではありません

ティアが高い会社が必ずしも自社に合うとは限らず、逆にティアが高くなくても自社の課題に近い実績を持つ会社があります。

案件に合ったAccreditationがあるか

データ移行、CRM導入、カスタム連携といった専門性の高い案件を想定している場合は、その分野のAccreditationを持っているかを確認してください。

Accreditationは、組織が複雑な案件を遂行した実績を審査したうえで付与されるものです。ティアや個人のCertificationとは意味が違います。

支援実績と口コミを確認する

公式の企業検索では顧客レビューを確認できます。あわせて、自社と近い業種・規模・課題の支援実績があるかを問い合わせて聞いておくと、提案の精度を判断しやすくなります。

料金の前提を確認する

費用は支援範囲によって大きく変わります。見積を取る際は、次の点を揃えて確認すると比較しやすくなります。

  • 初期構築の範囲(設計のみ/設定作業まで/データ移行を含む)
  • 月額支援の内容(定例会の頻度、対応範囲、担当者の体制)
  • HubSpotのライセンス費用が含まれるか、別途か
  • コンテンツ制作などの周辺業務が含まれるか
  • 契約期間と、期間終了後の運用体制

金額だけを並べても比較になりません。同じ範囲で見積を揃えることが重要です。

 

HubSpotの導入では、ツールの設定と並行してコンテンツの準備が必要になります。SEデザインでは、導入と同時に必要なコンテンツを整えるプランをご用意しています。

HubSpotの導入支援を行うSEデザインの強み

SEdesign-strengths-in-hubspot-implementation-support

私たちSEデザインは、HubSpot社が日本に進出した当初からパートナーとして導入支援を行っています。現在はHubSpotのゴールドパートナーです。これまでに支援した企業様からは、高い評価をいただいてきました。ここでは、SEデザインの強みをご紹介します。

コンテンツマーケティングが得意

SEデザインは出版業を前身としており、さまざまなコンテンツ制作を得意としています。HubSpotを用いたマーケティングを効果的に行うためには、クライアント企業のマーケティング戦略をHubSpotでどう実現するかの設計と、SEO記事、LP、eBook、導入事例、メールといった、マーケティングの各段階で必要となるコンテンツの制作、施策の効果測定と改善が欠かせません。SEデザインでは、これらのすべてをご支援可能です。

さらに、SEデザインは、HubSpotを導入する企業様がどういった課題解決や目標達成を目指しているのかを、詳しくヒアリングしています。そのうえで必要となる施策やコンテンツの制作を提案し、依頼があればHubSpotの導入と同時並行で進められるのが強みです。

丁寧な対応で評判が良い

ありがたいことに、「SEデザインは対応が丁寧」とのお声を多くいただいています。HubSpotのようなマーケティングツールを初めて導入する企業様にとっても、ツールの操作方法や施策の意図を丁寧に説明することで、安心して活用いただけるよう努めています。

導入を進めるなかで生じる疑問点にも、担当者が丁寧にレクチャーします。「現在使っているツールに不満があるので切り替えたい」という要望にも、状況をヒアリングした上で最適な提案を提供する体制が整っています。

上場企業グループの信頼性と、約40年にわたる大手IT企業様のご支援実績

HubSpotは長期間にわたって利用するツールであるため、パートナーには信頼性が求められます。SEデザインは、上場企業であるSEホールディングス・アンド・インキュベーションズ株式会社のグループ企業です。そのため、「上場企業としての信頼感」から、安心して任せていただけるケースがあります

また、SEデザインは外資系大手IT企業様のコンテンツマーケティングを、約40年にわたって支援し続けてきた実績があります。これは、サポートの質に満足いただけている結果と考えております。

HubSpotパートナーに関するよくある質問

HubSpotの認定パートナーとSolutions Partnerは違うものですか?

同じものを指しています。制度の正式名称が「HubSpot Solutions Partner」で、「認定パートナー」は通称として使われています。ただし「認定」にはCertification(個人の知識)、Badge(組織の専門分野)、Accreditation(組織の複雑案件の実績)の3種類があり、すべてのパートナーが同じ資格を持っているわけではありません。

HubSpot公式の導入支援とパートナーの支援はどちらを選ぶべきですか?

任せたい範囲で選びます。公式の導入支援は目標設定、ロードマップ作成、設定方法のガイダンスが中心です。複雑なデータ移行、外部システムとの連携、カスタム開発、実作業を含む支援を求める場合は、パートナーが主な選択肢になります。案件によっては両者が共同で支援する形もあります。

導入支援は必ず必要ですか?

エディションによって異なります。Professional/Enterpriseでは原則として導入支援が必要ですが、Starterでは必須ではありません。Starterの場合は、セルフガイドやHubSpot Academyを使って自社で進める方法もあります。

ティアが高いパートナーを選べば安心ですか?

ティアだけでの判断はおすすめしません。ティア(Gold・Platinum・Diamond・Elite)は顧客の契約獲得や支援実績などのポイントで算定されるもので、取引規模を主に反映します。自社案件との相性や担当者の力量を保証するものではないため、類似案件の実績や、該当分野のAccreditationの有無もあわせて確認してください。

まとめ:制度を理解して、支援範囲で選ぶ

HubSpotの導入支援を依頼する際は、まず制度を押さえておくと選びやすくなります。

支援事業者の正式名称はHubSpot Solutions Partnerで、ティアはGold・Platinum・Diamond・Eliteの4段階です。「認定」はCertification・Badge・Accreditationの3種類に分かれ、それぞれ意味が違います。専門性の高い案件では、ティアよりも該当分野のAccreditationのほうが判断材料になります

また、HubSpot公式の導入支援とパートナーの支援では範囲が異なります。設定の進め方を教わりたいなら公式支援、実作業や外部連携まで任せたいならパートナーという整理です。エディションによって導入支援の要否も変わるため、契約内容も確認しておきましょう。

なお、パートナー制度は2026年に変更がありました。Partner Program Membershipが2026年7月15日に導入され、Solutions Provider Programは2026年8月15日に廃止される予定です。情報を調べるときは、どの時点の制度を指しているかを確認してください。

コンテンツマーケティングに課題がある企業様は、SEデザインに導入支援をお任せください。HubSpotの導入支援とあわせてコンテンツの設計・制作等を依頼することで、自社の課題感の共有や制作の手間を省き、一気通貫でマーケティングのプラットフォーム構築と、そこに乗せるコンテンツの準備が整います。貴社の状況や希望をヒアリングのうえご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。

この記事をシェアする

  • note
  • メール
  • リンクをコピー
suzuki
監修者

株式会社SEデザイン シニアディレクター

鈴木 令子

BtoB企業をクライアントとした多岐に渡るマーケティングマテリアルのディレクションを担当。現在はインバウンドマーケティングおよびオールインワンマーケティングソフトウェア「HubSpot」の導入/運用支援を中心に活動中。