MAツール導入で失敗しないために|415人調査で判明した「使いやすさ」重視の理由と年間費用の相場

更新日:2026-06-05 公開日:2026-06-04 by SEデザイン編集部

目次

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マーケティング担当者415人を対象としたアンケート調査の結果、MAツールの導入における実態が明らかになりました。主な調査結果は以下のとおりです。

  • マーケティング業務の最大課題は「人材確保」(単一回答28.9%、複数回答で55.9%が課題認識)
  • MAツールの導入率は44.1%で、導入目的の最多は「業務効率化」(34.7%)
  • 導入時の最重要ポイントは「使いやすさ」(61.4%)だが、導入後の最大の不満も「使い方が難しい」(34.7%)
  • MAツールの年間費用は平均308万円、SFA312万円・CRM278万円と併用されるケースが多い

この記事では、調査の全データをもとに、MAツール導入における課題・費用・成功のポイントを詳しく解説します。

調査概要

本記事で紹介する調査データは、2022年6月にGMOリサーチ株式会社の協力のもと実施したオンラインアンケート調査にもとづくものです。

項目 内容
調査名 MAツール導入に関するアンケート調査
調査期間 2022年6月3日(金)〜6月7日(火)
調査方法 オンラインリサーチ
サンプル数 415人
対象年齢 20〜69歳男女
対象職業 会社員、会社経営者・役員
対象職種 マーケティング系

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回答者の属性は?

本調査の回答者415人の属性は以下のとおりです。40〜50代が過半数を占め、業種は製造業が最も多くなっています。

回答者の属性
属性 内訳
年齢 20代 10.1%(42人)/30代 25.1%(104人)/40代 27.7%(115人)/50代 28.2%(117人)/60代 8.9%(37人)
居住地 首都圏(1都3県)約7割(291人)/その他の地域 約3割(124人)
職業 会社員 95.2%/会社役員 3.9%
業種TOP5 製造業 41.2%/情報通信業 12.8%/金融業 9.6%/卸売業・小売業 5.5%/医療・福祉 4.8%

マーケティング業務の最大の課題|「人材確保」が突出

マーケティング業務課題についての回答結果。人材確保28.9%、戦略設計20.0%、他部門連携14.9%が上位3課題

マーケティング業務で認識されている課題は何か?

調査結果から、マーケティング業務における課題として「人材確保」「戦略設計」「セールス・他部門との連携」「ノウハウの蓄積」の4つが浮き彫りになりました。

とくに「人材確保」は単一回答で28.9%と最も高く、複数回答では55.9%のマーケターが課題として認識しています。

マーケティング業務の課題(単一回答・複数回答)
課題 単一回答 複数回答
人材確保 28.9% 55.9%
戦略設計 20.0% 48.0%
セールス・他部門との連携 14.9% 51.6%
ノウハウの蓄積 11.3% 47.5%

なぜ課題を解決できないのか?|障壁の上位は「人」に集中

課題解決の障壁についても質問したところ、上位3つはすべて「人」に関する問題でした。

課題解決の障壁(複数回答)
障壁 回答割合
人員の確保 43.6%
経験者の不足 41.2%
マネジメント人材の不足 35.2%

マーケティング人材の採用難が続くなかで、限られた人員で成果を出すためにはツールによる効率化が不可欠です。こうした背景が、MAツール導入の大きな動機となっています。

デジタルマーケティングの取り組み状況|Web広告・SNSが主流、MAは27.7%

デジタルマーケティングの取り組み分野。Web広告49.6%、SNSマーケティング46.7%、MA27.7%

企業が取り組んでいるデジタルマーケティング施策は何か?

デジタルマーケティングの取り組み分野について複数回答で聞いたところ、Web広告(49.6%)とSNSマーケティング(46.7%)が上位を占め、MAツールの活用は全体の27.7%にとどまりました。

デジタルマーケティング施策の取り組み状況(複数回答)
施策 全体 首都圏 その他地域
Web広告 49.6% 48.5% -
SNSマーケティング 46.7% - 53.2%
MA(マーケティングオートメーション) 27.7% 29.9% 22.6%

地域によってデジタルマーケティングの優先度に差はあるか?

エリア別に見ると、首都圏(1都3県)では「Web広告」(48.5%)が最多であるのに対し、その他の地域では「SNSマーケティング」(53.2%)がトップとなりました。

MAツールの取り組み率は首都圏で29.9%、その他の地域では22.6%と差が見られます。さらに、その他の地域では「MAを知らない」と回答した割合が29.8%に達しており、地方企業におけるMAツールの認知・導入支援が今後の重要なテーマとなりそうです。

MAツールの導入率|全体44.1%、地域差も顕著

MAツールの利用状況。勤務先での導入率は44.1%、自ら利用している人は24.3%

MAツールの導入・利用状況の実態は?

MAツールの利用状況について聞いたところ、勤務先での導入率は全体の44.1%でした。ただし、「自分自身が利用している」のは24.3%にとどまり、「導入済みだが自分は利用していない」が19.8%を占めます。

MAツール導入率(エリア別)
エリア 導入率
全体 44.1%
首都圏(1都3県) 47.8%
その他の地域 35.5%

首都圏と比較してその他の地域は12.3ポイント低く、導入率にも明確な地域差があります。前述のとおり、その他の地域では「MAツールを知らない」と回答した人が29.8%にのぼっており、認知そのものがまだ広がっていない状況です。

MAツール未導入の企業は今後導入する予定があるか?

survey-ma-tool_17_MAツール導入目的_複数回答MAツールを導入していない企業(N=111)に今後の導入予定を聞いたところ、何らかの導入予定がある企業は25.2%(3か月以内1.8%、半年以内2.7%、1年以内10.8%、3年以内9.9%の合計)でした。一方で、「導入予定はない」が37.8%、「わからない」が36.9%と、合わせて7割超を占めています。導入を検討している層は一定数いるものの、大多数の企業ではまだ具体的な計画に至っていないのが実情です。

MAツール導入の最大の目的は何か?|「業務効率化」が最多

survey-ma-tool_19_MAツール導入目的_単一回答2MAツールを導入した目的として最も多かった回答は「業務効率化」で34.7%です。マーケティング人材の不足を背景に、限られたリソースで成果を最大化しようとする企業の姿勢が反映されています。

複数回答で導入目的を聞いたところ、「マーケティング業務の効率化」が76.2%で突出しており、「効果の可視化」「リード管理」が続きます。

MAツール導入の目的(複数回答、N=101)
導入目的 回答割合
マーケティング業務の効率化 76.2%
マーケティング効果の可視化 65.3%
見込み顧客(リード)の管理 55.4%
見込み顧客の獲得 53.5%
見込み顧客(リード)からの受注最大化 42.6%
メール配信の効率化 41.6%
メール開封率の向上 32.7%

MAツール導入で重視すべきポイント|「使いやすさ」が最重要

MAツール導入時の重視ポイント。使いやすさ61.4%、費用60.4%、機能の豊富さ55.4%

MAツール導入時にどのポイントを重視しているか?

MAツールを導入する際に重視するポイントを聞いたところ、上位3つは「使いやすさ」「費用」「機能の豊富さ」でした。

MAツール導入時の重視ポイント
重視ポイント 複数回答 最重要(単一回答)
使いやすさ 61.4% 30.7%
費用 60.4% 18.8%
機能の豊富さ 55.4% 25.7%

「使いやすさ」は複数回答で61.4%、単一回答(最も重視するもの)でも30.7%と断トツの1位です。多機能であることよりも、現場の担当者がストレスなく使えるかどうかが選定の決め手になっています。

導入後に多い不満とは?|「使い方が難しい」が34.7%

MAツールに対する不満として最も多かったのは、「使い方が難しい」(34.7%)です。導入時に「使いやすさ」を重視しているにもかかわらず、導入後に「使い方が難しい」と感じるユーザーが最も多いという矛盾が浮き彫りになりました。

MAツールに対する不満TOP5(N=101)
不満内容 回答割合
使い方が難しい 34.7%
他のツールと連携できない 22.8%
費用が高い 21.8%
機能が多くて煩雑 19.8%
逆にタスクが増えた 17.8%

使いこなせていない機能は何か?

survey-ma-tool_22_使いこなせていない機能

うまく使いこなせていない機能としては、以下が挙げられています。

使いこなせていない機能(N=101)
機能 回答割合
見込み顧客(リード)の管理機能 31.7%
Webアクセス解析機能 29.7%
LP作成機能 25.7%
SFA/CRM連携 23.8%
メール配信機能 14.9%

※「使いこなせていない機能はない」と回答した人は16.8%

多機能であることがかえって操作の複雑さにつながっており、ツールの導入だけでなく、運用定着のための教育・サポート体制の整備が成功の分かれ目といえます。

MAツールの年間費用|平均308万円、関連ツールとの比較

マーケティング関連ツールの年間費用比較。MA308万円、SFA312万円、CRM278万円、ABM243万円、CMS242万円、BI301万円

マーケティング関連ツールの年間費用の相場は?

各ツールにかけている年間費用の平均は以下のとおりです。MAツールは年間平均308万円で、SFAツール(312万円)に次いで高額となっています。

マーケティング関連ツール 年間費用の比較(平均)
ツール 年間平均費用
SFAツール(営業支援) 312万円
MAツール 308万円
BIツール 301万円
CRMツール(顧客管理) 278万円
ABMツール 243万円
CMSツール 242万円

MAツールと一緒に使われているツールは?

MAツール導入企業が併用している他ツールの利用率は以下のとおりです。

MAツール導入企業における他ツールの利用率
ツール 利用率
CRMツール 65.8%
SFAツール 63.1%

CRMが65.8%、SFAが63.1%と、多くの企業がMAツールと顧客管理・営業支援ツールを併用しています。マーケティングから営業、顧客管理までの一気通貫した仕組みづくりが求められていることが分かります。

MAツール導入を成功させるための5つのステップ

調査データから見えてきた課題をもとに、MAツール導入を成功させるためのステップを整理します。

MAツール導入の5ステップ
Step 内容 ポイント
1 課題の明確化 人材不足・業務効率化など、自社の課題を具体的に洗い出す。調査では55.9%が人材確保を課題と認識
2 目的と優先機能の整理 業務効率化(34.7%が導入目的)なのか、リード管理なのか。目的に応じて必要な機能を絞り込む
3 ツールの選定 「使いやすさ」(61.4%が重視)を最優先に、費用・機能のバランスで評価。CRM/SFAとの連携性も確認
4 運用体制の構築 「使い方が難しい」(34.7%が不満)を防ぐため、トレーニング計画と社内サポート体制を事前に整備する
5 効果測定と改善 導入目的に対するKPIを設定し、定期的に効果を検証。使いこなせていない機能を特定して活用を促進

マーケティング業務を効率化するならHubSpotを活用してみよう

今回の調査では「使いやすさ」が導入時の最重要ポイントであり、同時に「使い方が難しい」が最大の不満でもあることが分かりました。この課題に応えるCRMプラットフォームとして注目されているのがHubSpot(ハブスポット)です。

HubSpotが調査結果の課題にどう応えるか?

HubSpotは使いやすさにこだわったCRMプラットフォームです。必要な機能と操作性のバランスを兼ね備えた設計がなされているので、初めて利用する際もスムーズに導入できます。

HubSpotはマーケティング業務だけでなく、営業やコンテンツ管理、カスタマーサービス、オペレーションなどさまざまな業務に対応したツールや連携機能が備わっています。HubSpot CRMは無料で利用できるので、自社の業務における課題解決に役立つツールであるかを見極めながら、本格的な導入を検討できます。

HubSpotならツールを組み合わせることで効果を高められる

顧客管理における理想的な形は、マーケティング部門や営業部門などが緊密に連携をして、途切れることなく顧客へのアプローチを行うことです。今回の調査でMAツール導入企業の65.8%がCRM、63.1%がSFAを併用していることからも、部門横断の連携基盤が求められていることが分かります。

HubSpot CRMを軸として、自社に必要なツールを組み合わせていけば、より精度の高い顧客対応を行えるようになります。

  • Marketing Hub:Webサイトに多くの訪問者を呼び込み、顧客へと転換していくためのマーケティングソフトウェア
  • Sales Hub:煩雑な作業を自動化し、多くの取引を成約に導く営業支援CRMソフトウェア
  • Service Hub:顧客との関係を深め、期待以上のサポートを提供するカスタマーサービスソフトウェア
  • CMS Hub:パーソナライズ化された顧客体験の提供につなげるコンテンツマネジメントソフトウェア
  • Operations Hub:アプリ連携や顧客データ整理、業務プロセスの自動化でチーム連携を強化するオペレーション支援ソフトウェア

これらの各ツールをHubSpot CRMと連携させることで、マーケティングから営業、カスタマーサクセスまで一体的な顧客へのアプローチを実現できます。

まとめ|MAツール導入は「使いやすさ」と「運用体制」が成功の鍵

415人のマーケティング担当者を対象とした調査から、以下のことが明らかになりました。

  • マーケティング業務の最大課題は「人材確保」であり、MAツールは人材不足を補う手段として導入が進んでいる
  • MAツールの導入率は44.1%、導入目的の最多は「業務効率化」(34.7%)
  • 導入時は「使いやすさ」(61.4%)を最も重視する一方、導入後は「使い方が難しい」(34.7%)が最大の不満
  • 年間費用は平均308万円で、CRM(65.8%)やSFA(63.1%)との併用が一般的
  • 首都圏とその他の地域で導入率に12.3ポイントの差があり、地域間の認知格差も課題

MAツールを上手に活用するためには、自社の課題に合ったツールを「使いやすさ」を軸に選定し、導入後の運用定着まで見据えた体制を整えることが重要です。HubSpotなら顧客管理における全体像を把握しながら、必要な施策をピンポイントに実行できます。現在の業務を見直す際の解決手段として、HubSpotの活用を検討してみましょう。

MAツール導入に関するよくある質問(FAQ)

Q. MAツールとは何ですか?

MAツール(マーケティングオートメーションツール)とは、見込み顧客の獲得から育成、選別までのマーケティング活動を自動化・効率化するためのソフトウェアです。メール配信の自動化、リードスコアリング、Webアクセス解析、LP作成など多くの機能を備えています。本調査では、マーケティング担当者の27.7%が自社で取り組んでいると回答しています。

Q. MAツールの導入率はどれくらいですか?

2022年6月時点の調査では、マーケティング系職種の勤務先におけるMAツール導入率は44.1%です。ただし、自ら利用しているのは24.3%にとどまります。エリア別では首都圏47.8%、その他の地域35.5%と地域差があります。

Q. MAツールの年間費用の相場はいくらですか?

本調査によると、MAツールの年間費用の平均は308万円です。関連ツールの費用はSFAが312万円、CRMが278万円、ABMが243万円、CMSが242万円、BIが301万円となっています。ただし、企業規模やツールの種類、利用する機能の範囲によって大きく異なります。

Q. MAツールを選ぶときに最も重視すべきポイントは何ですか?

本調査では「使いやすさ」が61.4%で最も多く選ばれており、単一回答(最も重視するもの1つ)でも30.7%で1位です。次いで「費用」(60.4%)、「機能の豊富さ」(55.4%)が続きます。導入後に「使い方が難しい」という不満が最多(34.7%)であることからも、操作性を最優先に検討することをお勧めします。

Q. MAツール導入後に多い不満や課題は何ですか?

最も多い不満は「使い方が難しい」(34.7%)です。具体的に使いこなせていない機能として、リード管理、Webアクセス解析、LP作成、SFA/CRM連携が挙げられています。多機能であることが操作の複雑さにつながるため、導入前にトレーニングやサポート体制を確認し、段階的に機能を活用していく計画を立てることが重要です。

Q. MAツールはCRMやSFAと一緒に使うべきですか?

本調査では、MAツール導入企業の65.8%がCRMツールを、63.1%がSFAツールを併用しています。マーケティング(リード獲得・育成)から営業(商談・成約)、顧客管理(アフターフォロー)まで一気通貫で管理することで、部門間の連携が強化され、顧客体験の質が向上します。HubSpotのように、CRM・MA・SFA・CMSが1つのプラットフォームに統合されたサービスを選ぶと、連携の手間を大幅に減らせます。

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監修者
SEデザイン編集部

BtoB企業、特にIT分野を中心にコンテンツマーケティング支援を行っているSE H&Iグループ企業。HubSpotが日本に進出してきた当初から、HubSpotのパートナーとして多くの企業の導入支援・活用支援を実施。コンテンツ力が強みで、導入事例やホワイトペーパー・eBook、SEO記事などのコンテンツ制作のほか、LP制作やオウンドメディア構築、広告運用なども行う。