初心者でも簡単!ワードプレスのインストール手順をわかりやすく解説
公開日:2024-01-31 更新日:2024-01-31 by SEデザイン編集部
無料のソフトウェアでサイトやブログの作成・投稿ができるワードプレス。専門的な知識がない人でも簡単にサイトやブログが作成できるので、世界でも高いシェアを誇っています。
そんなワードプレスでブログやサイトを開設したいと考える企業も多いのではないでしょうか。ただ操作が簡単とはいえ、どのようにワードプレスをインストールすればいいか手順が分からない人も多いはずです。そこで今回は、ワードプレスのインストール手順をわかりやすく解説します。
高いシェアを誇るワードプレスとは?
世界で多くの企業や人に使用されているWordPress(ワードプレス)。ウェブサイトにおける約4割はワードプレスで構築されているほど圧倒的なシェア率を誇る、ブログやコンテンツの管理システムです。
従来はウェブサイトやブログを投稿するとき、HTMLなどWeb関連技術が必要でした。ただ、2003年にワードプレスが開発されて以降、誰でも簡単に記事を投稿できるようになったのです。
その結果、初心者はもちろん企業や官公庁まで幅広く使用されるようになりました。ワードプレスで使用できる便利な機能には、記事の編集や更新から、ブログコメントアクセス数、ユーザー権限の管理まで幅広く備わっているのが特徴です。
ワードプレスが選ばれる理由
なぜここまでワードプレスが人気なのか知りたい人も多いのではないでしょうか。ここからは、ワードプレスが選ばれる理由を解説します。
初心者でも簡単に使いこなせる
ワードプレスが選ばれる最大の理由は、専門的な知識がなくても誰でも簡単に使えることです。ワードプレスの管理画面は、とてもシンプルな作りで初めてでも感覚的に記事を作成できます。
また、記事作成における見出しや文字装飾もボタン一つで操作できるため、簡単に魅力的なページを作成することが可能です。近年は、Webサイトから商品やサービスを購入する消費者も増加傾向にあります。
そのため、利益や売上げにつながる機会を得るために自社のWebサイトを作成する企業も少なくありません。ワードプレスは、専門的な知識がない社員がいなくてもサイトを作成・管理できます。
無料でCMSを使用できる
ワードプレスはオープンソースとして提供されているので無料で使用できるのも人気の理由の一つです。無料で利用できる機能には、記事の投稿や削除、ブログコメントやアクセス数、ユーザー権限の管理などがあります。
一般的なソフトウェアは利用料が発生するため、ウェブサイトやブログを管理し維持するにはコストがかかりました。ただし、Webサイトやブログ投稿するには、サーバーやドメインを事前に用意しなければいけません。このサーバーやドメインには、別途費用がかかるので注意しましょう。
ワードプレスの利用者が多い
シンプルな管理画面で初心者でも簡単に使えるワードプレスですが、初めて使用する人は操作に迷うこともあります。しかし、ワードプレスの利用者が多く情報も出回っているので、ネットで検索すれば疑問をすぐに解決できるのです。
無料で利用可能なコンテンツの管理システムはワードプレス以外にも多く存在しますが、利用者が少ないものは日本語の情報が出回っていないことも少なくありません。また情報があったとしても英語で記載されていることがほとんどです。
使い方における疑問を解消するには、英語をまず理解しなければいけません。利用者が多いワードプレスなら、そのような心配もないでしょう。
インストールするための前準備
ワードプレスを使用するには、レンタルサーバーやFTPクライアントが必要です。そこで、インストールするための前準備を解説します。
レンタルサーバー
ワードプレスを利用するにあたり必要不可欠なのが、サーバーです。サーバーとはサイトやブログの情報を保管・配信するためのものです。自分で運営することも可能ですが、管理するには専門的な知識が必要になります。
その手間や時間を省くためにレンタルサーバーが利用されるのです。ただ、国内のレンタルサーバーの数は100社を超えているため、初めて利用する人は業者選びに迷うことも少なくないでしょう。業者を選ぶ際のポイントはいくつかあります。
例えば回線が安定していることです。サーバーの回線が不安定になると、操作中に通信エラーが発生してせっかく作成した記事が保存できないトラブルが起こることもあります。サーバーのエラー情報や復旧までの時間を確認して、回線の状態を確認しましょう。
また、サポート面の充実もしっかり確認しておくことがおすすめです。特に初めて利用する人は、サーバー情報の管理やパネルの操作方法に関して不明点が出てくることもあるでしょう。サポート面が充実するサーバーなら、直接問い合わせできて問題も解決できます。
FTPクライアント
FTPクライアントもワードプレスを利用する際に必要です。FTPとは「File Transfer Protocol」の頭文字を取った略語で、ファイルの転送に関連する通信規約のことを言います。
FTPが必要な理由は、ワードプレスで作成した記事データをサーバーに転送して複製しなければいけないからです。転送したあとに記事が公開されます。この転送作業を行うのが、FTPクライアントになるのです。
レンタルサーバーと同様にFTPクライアントも数多く存在します。有料や無料などさまざまなFTPクライアントがあるので、転送速度やアップロードの不具合を確認して利用するか決めましょう。
おすすめのレンタルサーバー3選
レンタルサーバー選びに迷う人に向けて、ここからはおすすめのレンタルサーバーを選びます。ブログやサイトでワードプレスの利用を検討している人は、ぜひ業者選びの参考にしましょう。
エックスサーバー
高速かつ安定性を誇る「エックスサーバー」は、国内シェアNo.1のレンタルサーバーです。料金プランは、3種類あり容量や転送量、配信制限、データベースの作成数などがそれぞれ異なります。
エックスサーバーが支持される理由は、Webサイトの速度が速いことがあります。速度が速い理由は、通信効率を改善できる「HTTP/2」やプログラムを高速化できる「FastCGI」などが搭載されているためです。
エックスサーバーを利用することで、サイトの表示速度が速かったりプログラムの処理速度を高速化できたりすることができます。作業もスムーズに進むため、作業効率を向上できるのです。
ロリポップ
利用実績が200万件以上ある「ロリポップ」は、利用者の満足度も高く初心者でも安心して使えるレンタルサーバーです。料金プランは5種類用意されており、状況に合わせて自由に選べます。
ロリポップが選ばれる理由は、誰でも簡単に利用できることです。ワードプレスなら最短1分で設置することが可能で、企業のホームページやブログもすぐに立ち上げられます。また、ロリポップのサーバーは表示スピードが早いのも大きな特徴。
表示スピードが早いとユーザーが見たいサイトがすぐに表示されます。その結果、ホームページに訪問するユーザーの離脱を防ぐことができるので、売上げにつながる機会を得られるのです。
さくらインターネット
2週間無料で試せる「さくらインターネット」は、45万以上の利用者がいる今人気上昇中のレンタルサーバーです。料金プランは6種類あり、一番安いのは月額131円の格安プランになります。
さくらインターネットが選ばれる理由は、とにかく料金プランが安くコスパが良いことです。ワードプレスの導入はもちろんSSL対応やステージング機能など多くの機能を備えるさくらインターネットですが、一番人気のプレミアムプランでも月額1,571円です。
また、さくらインターネットは国内にデータセンターがあり、たとえ停電や地震の時でも安定して稼働してくれます。サーバーの安定性は自然災害の多い日本で大きなメリットだといえます。
ワードプレスをインストールする手順
それでは、ワードプレスをインストールする手順を解説します。初めてでも簡単にインストールできるので、順を追って実践してみましょう。
1.データベースの作成
一番に行うことはデータベースの作成です。ワードプレスはPHP言語で書かれたプログラムにMySQLと呼ばれるデータベースからデータを取り出して、ページをサイトに表示します。
そのためワードプレスのデータを保管するための場所が必要になるのです。それぞれのレンタルサーバーからMySQLのデータベースは作成できるので、ワードプレスをインストールする前に取り掛かりましょう。
2.ワードプレスをインストール
MySQLのデータベースが作成できたら、ワードプレスをインストールしましょう。インストールする方法は、ワードプレスの公式サイトを訪問してボタンをクリックするだけです。
公式サイトでは常に最新バージョンがインストールできるようになっているので、表示されているボタンを押すだけになります。インストールされたファイルは圧縮ファイルなので、解凍して内容を確認しましょう。
3.サーバーにアップロード
ワードプレスをインストールしたら、次は契約したレンタルサーバーにアップロードします。もちろん直接レンタルサーバーにアップロードできますが、ワードプレスのプログラムは数が多いので一度FTPにデータを転送するのがおすすめです。
4.必要情報の入力
サーバーにワードプレスのプログラムをアップロードできたら、データベースの詳細を入力する画面が表示されるので必要情報の入力を行います。入力が必要な項目は以下のとおりです。
- データベース名
- ユーザー名
- パスワード
- データベースのホスト
上記の内容が入力して送信ボタンをクリックした後は、ワードプレスの必要事項を入力します。
- サイトやブログのタイトル名
- ユーザー名
- パスワード
- メールアドレス
5.ワードプレスにログイン
専用画面に従ってデータベースの詳細やワードプレスの必要事項が入力できたら、早速ワードプレスにログインしましょう。ログイン後にワードプレスが正常に作動していたら、問題なくインストールできています。ページを作成してブログやサイトに投稿しましょう!
ワードプレスのインストール方法はとても簡単!
初心者でも簡単に操作できるワードプレス。インターネットの普及率が増えるなか、ネットから商品やサービスを購入する消費者が増えています。そんな時代の流れを受けて、自社のサイトやブログの開設を検討する企業も少なくありません。
今回紹介した手順通りにインストールすれば、簡単にワードプレスが利用できます。レンタルサーバーやFTPを事前に準備する必要はありますが、ワードプレスは無料できるので早速インストールしてみましょう!