ホームページの作成費用はどれくらい?相場の目安と失敗しないコツ

公開日:2021-09-16 更新日:2022-06-10 by SEデザイン編集部

目次

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ホームページが必要になったときには、自社で制作する方法のほかに、制作会社などへ外注する方法もあります。外部に依頼すればWebに関する専門的な知識がなくても品質の高いホームページを立ち上げられるため、選択肢の1つとして考えておくのも1つです。今回はホームページ作成に必要な費用相場依頼時・運用後の注意点をご紹介します。

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【目的別】ホームページ作成にかかる費用相場

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ホームページ作成に必要な費用の目安はさまざまな要因によって異なります。そのなかでも、特に大きなポイントとなるのがホームページの目的です。

ここではまず、制作にかかる費用の相場を目的別に見ていきましょう

サイトの種類 費用の目安
コーポレートサイト 10~50万円
ランディングページ 5~30万円
ECサイト 8~100万円
求人サイト 30~100万円
ブログサイト 30~100万円

いずれのケースでも具体的な費用はデザインやコンテンツの内容、記事数によって異なるものの、おおまかな相場は上記の通りです。コーポレートサイトやランディングページは記事数が比較的少ないですが、デザインや写真などに力を入れる必要があるため、費用に差が生まれるケースも少なくありません

ECサイトや求人サイト、ブログサイトはコンテンツ数や作業工数が増えやすいため、費用はその他のものよりも高くなる傾向があります。

費用が決まる3つのポイント

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先ほどご紹介したように、ホームページの作成の費用には大きな幅があるため、事前にある程度の相場を把握しておく必要があります。ここでは、費用に影響を与える要素を3つに分けて見ていきましょう。

制作工数が多ければ費用は高くなる

費用に大きな影響を与えるポイントのうち、もっとも主要な項目となるのが「制作工数」です。ページ数・デザイン・追加機能などが多くなるほど、作成に手間がかかってしまうため、費用は高くなる傾向があります。

たとえば、デザイン性に優れたページを求めるのであれば、テンプレートではなくオリジナルのものを一から作成する必要があります。この場合は、制作工程が複雑になりやすいため、費用も通常よりかさんでしまうのです。

また、一定以上の検索流入数を獲得するためには、ある程度のページ数が必要となります。ページ数が多ければ、それだけ豊富なコンテンツが必要となるため、作業人員や作業時間の面から費用が加算されていきます。

追加機能は、ページを立ち上げてからの管理のしやすさに影響を与える項目です。たとえば、CMS(コンテンツ管理システム)を導入すれば、専門的な知識がなくてもページの更新がしやすくなるため、特に重要なポイントといえます。

CMSはテンプレートを利用すれば導入も手軽なため、費用はグッと安くなります。一方、デザインの選択肢は狭くなってしまうため、よりオリジナリティを求めるのであれば、多少の追加費用をかけてカスタマイズするのも1つの方法です。

作成する目的がハッキリしないと費用がかさむ

これまで見てきたように、ホームページ制作の費用は、仕様やデザインにこだわればこだわるほど高くなるのが一般的です。そのため、作成する目的が明らかでないと、不必要な部分に費用をかけてしまいがちになります。

せっかく外部にホームページ制作を依頼するのであれば、費用だけでなく効果にも目を向けなければなりません。目的からこだわるべきポイントを洗い出し優先順位を決めておくことが、コストパフォーマンスを高めるうえで重要なコツとなるのです。

たとえばホームページの目的が「会社案内用」である場合、ページからの集客数よりも、顧客からの信頼性向上を重視しなければなりません。高度な機能やシステムは不要ですが、その分デザインに費用をかけることで、ブランド力を高めることにつながります。

一方、問い合わせやサービス利用の申し込みといった「集客用」が目的である場合には、検索流入数の向上にも目を向ける必要があります。そのため、名刺代わりとしてのページよりも制作費用はかかりやすいといえるでしょう。

また、「物販用」を目的とする場合は、決済のシステムやフォームの整備といった面を意識することが大切です。さらに、顧客情報管理などにも力を入れる必要があるため、必要な機能と費用のバランスを慎重にチェックしましょう。

目的に合わせて外注先を選ぼう

ホームページ作成の依頼先は、制作会社とフリーランスのどちらかから選ぶのが一般的です。制作会社は豊富な実績とノウハウを生かして、細かな要望にも応えてくれるのが大きなメリットです。

人員も豊富であり、デザイナーやプログラマーなどの専門的な知識を持つ担当者が分業制で取り組んでくれるため、品質の高さも期待できます。費用の相場は会社の規模によっても異なり、中小規模であれば比較的に融通が利きやすい面があります。

一方、大規模な制作会社は人件費や設備費などが大きくなる分、コストもかかりやすい点に注意が必要です。ただし、中小規模の会社と比べて品質の安定感や納期遅れなどが少ない点はメリットといえます。

フリーランスは制作会社と比べて納期や制作費用の融通が利きやすく、費用自体も比較的に安くなるのがメリットです。ただ、トラブル対応のノウハウが蓄積されにくい点や、大規模な制作工程が必要なページには対応できない点には注意が必要となります。

そのため、外注先ごとの違いを理解したうえで、目的や規模と価格のバランスを考慮して依頼先を検討することが大切です。

作成後のメンテナンス費用のことも考えておこう

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ホームページは作成して終わりではなく、その後のメンテナンス費用もかかります。費用について考えるときには、運用方法も十分に考慮しておくことが大切です。

メンテナンス費用の内訳

ホームページのメンテナンス費用には、大きく分けて「維持費」「管理費」「運用費」の3つがあります。

維持費とは?

維持費とは、ホームページを運営するのに必要な「サーバー費用」や独自ドメインを取得するための「ドメイン費用」、サイトの安全性を高めるための「SSL費用」などの総称です。

サーバーには無料でレンタルできるものもありますが、サイト上に自動で広告が差し込まれてしまう場合が多く、自社サイトの運用にはあまり適していません。外注によって高品質のサイトを立ち上げるのであれば、サーバーもサポート体制や処理能力が高い有料のものを選ぶほうがいいでしょう。

ドメインとはURLとして公開されるアドレスであり、独自ドメインを取得すれば企業名などを指し込むことができます。そのため、自社サイトの信頼性を高めるうえでは、独自ドメインの取得を前提として予算を組むことが大切です。

SSLとは、ネット上で送受信するデータを暗号化する仕組みであり、個人情報漏洩を防止する重要な役目を果たします。サイトを訪問してくれたユーザーを守る役割を持っているため、サイトのSSL化も必須項目として押さえておきましょう。

管理費とは?

管理費とは、コンテンツの更新や修正などに必要な費用のことです。仕組みを理解しておけば自社で行うのも可能ですが、追加費用を支払うことで外注先に作業を依頼することもできます。

運用費とは?

運用費とは、SEO対策やコンテンツ制作など、サイトに人を集めるためのコストであり、立ち上げたサイトの集客効果を高めるうえで欠かせない費用です。具体的には定期的なアクセス解析やSEOコンサルティングの依頼などがあげられ、どちらもどの程度の力を入れるかによって費用が異なります。

ケース別のメンテナンス費用

ホームページのメンテナンス費用は自社で行うか、外部に委託するかによっても異なります。自社で管理を行うなら、費用は維持費のみで済むため、月額5,000円以下に抑えることも可能です。

一方、コンテンツの更新やサーバー障害時のメンテナンスを外注する場合には、月額5,000円~2万円を目安に費用がかかります。さらに、CMSメンテナンスのサポートや複雑なシステムの管理を外注する場合には、月2~5万円の費用が相場です。

また、大規模な集客を希望する場合などでより高度なSEO対策を外部に依頼するのであれば、月5万円以上の費用を見積もっておく必要があります。ホームページ作成費用と同じく、メンテナンス費用も目的や注力したいポイントによって異なるので、あらかじめ用途を明確にしておきましょう。

ホームページ作成で失敗しないためのコツ

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ホームページの作成においては、費用だけでなく総合的な観点から依頼方法を検討する必要があります。最後に、失敗しないために押さえておきたいポイント2点に分けてご紹介します。

どこまで作業をお願いするかを決めておこう

制作依頼を行うときには、自社で取り組む部分と外部に委託する部分をきちんと分けておくことが重要です。すべてを外注してしまえば作業負担は大幅に軽くなりますが、必要性の低い部分にもコストがかかり、費用が想定外に膨らんでしまうこともあるので注意しておきましょう。

また、「作成は外注で依頼する」「メンテナンスは自社で行う」といった作成後の運用体制を考慮した計画を立てることも大切です。メンテナンスを自社で引き継ぐ場合には、事前の打ち合わせで管理のしやすさにも目を向けておきましょう。

費用よりも対応力を重視してみよう

外部にホームページの作成を依頼したり、メンテナンスを任せたりする場合は、費用とともに信頼性もきちんと見極める必要があります。むやみにコストを削ろうとするのではなく、事前に決めた予算の範囲内で信頼できる依頼先を比較検討することが大切なのです。

具体的な観点としては、「技術的なサポート体制」や「緊急時の対応力」「料金設定や工程の説明力」などがあげられます。特にホームページの運用をはじめて行う場合は、不慣れな工程や用語に触れる機会も多いので、不透明な点をていねいに説明してくれるかどうかも重要なポイントとなります。

担当者のコミュニケーション能力やレスポンスのスピード感にも目を向けて、じっくりと信頼性を見極めましょう。

まとめ

ホームページの費用は、「どんな目的で運用するか」「どんなポイントにこだわりたいかによって大きく変動します。こだわるポイントが多ければ多いほど費用がかかってしまうのに加えて、力点が目的に合っていなければ、コストに見合うだけの効果が得られないこともあります。ホームページを運用する目的や目標を意識したうえで、最適な費用設定と依頼先選びを行いましょう

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