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AVIFとは?特徴や注意点から変換できるアプリ・ツールまで紹介

SEデザイン編集部
2022-06-27
2022-07-19
目次

57169315_m高い圧縮率やGIF、HDRへの対応など、高いポテンシャルを持つ「AVIF」は、将来的に一般的な画像ファイル形式として普及することが見込まれている次世代型画像ファイル形式です。

本記事では、AVIFの特徴やメリット、注意点、変換方法などについて詳しく解説します。

AVIFとは

「AVIF」は「AV1 Image File Format」の略称で、動画圧縮方式の「AV1」と同様の方法で画像を圧縮し、HEIF形式として保存する画像ファイル形式です。

AVIFの基本情報を以下にまとめました。

MIME タイプ

image/avif

拡張子

.avif

ブラウザの互換性

・Google Chrome

・Opera

・Mozilla Firefoxなど

圧縮タイプ

可逆圧縮と非可逆圧縮を選択可能

仕様書 

AV1 Image File Format (AVIF)

開発者

Alliance for Open Media(AOMedia)

AVIFが誕生した経緯

AVIFの前身は、高画質でありながらファイルサイズが小さい「HEIFフォーマット」です。しかし、高額なライセンス費用や複数の権限元が存在することなどから一般には普及しませんでした。その後、権利者への支払いが不要な映像コーデック「AV1コーデック」が登場し、それを静止画用に転用することで誕生したのがAVIFです。

AVIFは、WindowsやMac、Linux、Androidなどで使用できるソフトウェアと互換性があるため、幅広いシーンでの活用が期待されています。また、優れた圧縮率、GIFのようなアニメーションの作成、HDRへの対応など、さまざまな特徴やメリットがあることも、将来性が注目されている理由です。

実際に、GoogleやMozilla、Apple、Netflixをはじめとした世界の名だたる企業がAVIFの利用を進めています。現時点では、AVIFを開くことができるのは主要なブラウザに限られますが、普及するにつれて対応ブラウザも増えていくでしょう。また、画像編集ソフトや画像ビューワーなどのAVIFへの対応も進んでいます。

AVIFの特徴

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AVIFが一般に普及することが期待されているのは、従来の画像ファイル形式と比較して優れた点が多いためです。AVIFの特徴について詳しく見ていきましょう。

非可逆圧縮の圧縮率が高い

AVIFは、従来の画像ファイル形式と比較して、圧縮率が高いことが特徴です。具体的には、一般に広く普及している「JPG」はもちろん、JPGよりも圧縮率が高いことで知られる「WebP」よりもさらに高い圧縮率を誇ります。

圧縮率が高ければ、ファイルサイズをその分小さくできるため、ストレージ容量の節約や開くまでにかかる時間の短縮などにも有用です。

WebPについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
>>WebPとその他画像形式の違いとは?3つのメリットと変換方法解説

可逆圧縮/非可逆圧縮を選択できる

AVIFは、可逆圧縮と非可逆圧縮を選択できる点も特徴です。可逆圧縮は、圧縮した画像ファイルを圧縮前の状態に戻せる仕組みで、おもに「PNG」や「GIF」に採用されています。一方、非可逆圧縮は一度圧縮すると元の状態には戻せない仕組みで、JPGが該当します。

AVIFは、この2つの方式を臨機応変に選択できるため、従来のように可逆圧縮か非可逆圧縮かで画像ファイル形式を選ぶ必要がありません。

GIFのようなアニメーションを制作できる

AVIFは、GIFのように複数の画像を組み合わせることでGIFのようなアニメーションを作成できます。GIFと比べて圧縮率が高いため、より高画質でファイルサイズが小さいことが特徴です。そのため、今後、AVIFの普及が進むことでGIFに代わる存在として一般的に使われるようになる可能性があります。これまでGIFで短いアニメーションを作成していた場合は、AVIFでの作成に切り替えてみてはいかがでしょうか。

ただし、対応していないブラウザやソフトで開く可能性がある場合は、従来どおりGIFで作成することが大切です。

透過処理ができる

AVIFは「アルファチャンネル(αチャンネル)」のサポートが付いているため、透過処理にも対応しています。アルファチャンネルとは、色を表現するデータとは別に存在する、補助的な役割を果たすデータのことです。アルファチャンネルの値を調整すると画像の透明度を変更できるため、複数枚の画像を重ねた際でも画像ごとの透明度を設定できます。

たとえば、契約書の名前を記載したところにAVIFで作成した電子印鑑を透過処理して、名前の文字の一部を隠さずに押印することも可能です。透過処理が可能であれば、ビジネスシーンからクリエイティブシーンまで、さまざまな場面で活用できるでしょう。

HDRに対応している

AVIFは、HDRに対応しています。HDRとは「High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)」の略称で、輝度やカラービット深度、色域を設定できる機能です。表示技術の向上により、現実に近い明るさや色を表現できます

たとえば、光量が多すぎて物や人が見えづらい、光量が少なくて実際よりも暗く見える、白飛びや黒潰れがあるといった場合にHDRで各項目を設定すれば、より良い画像になるでしょう。

AVIFの注意点

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AVIFを使用する際は、対応しているブラウザやソフトを使用できるかどうかを確認する必要があります。画像の用途や使用するユーザーの属性次第では、AVIF以外の普及している画像ファイル形式を選択したほうがよいでしょう。

AVIFをほかの拡張子に変換できるアプリ・ツール

今後さらなる普及が期待されるAVIFですが、現状としては開くことができるブラウザやソフトに限りがあります。AVIFを開くことができない場合は、対応しているアプリやツールを使用するか、別の拡張子へ変換しましょう。


ここでは、AVIFをほかの拡張子へ変換できるアプリやツールを4つ紹介します。

cloudconvert.com

cloudconvert.com

cloudconvert.com」では、サイト上でさまざまな画像ファイル形式をほかの形式へ変換できます。画像や動画、文書、音声の、200種類以上のファイル形式に対応しており、AVIFからJPGやPNG、GIFなどにも変換可能です。また、変換したデータをGoogle DriveやOne Drive、Dropboxといった主要なクラウドサービスに直接保存できます。

サイトにアクセスして、「convert」を「AVIF」に、「to」を変換先の任意のファイル形式に設定しましょう。そして、「Select File」からAVIFファイルを選択します。
その後、「Convert」を選択すると変換が開始し、完了すると表示されるダウンロードボタンを選択すれば、PC内に保存できます。

Squoosh

squoosh

Squoosh」は、Googleが2018年に提供を開始した画像変換サイトです。
サイト上にファイルをアップロードすることで、AVIFを別のファイル形式に変換できます。変換前と変換後の画質の変化を確認しながら圧縮率を設定できるため、予想以上に画質が荒くて作り直すことになる心配がありません。

また、ローカル環境でファイル変換が行われるため、セキュリティ性にも優れています。

ACONVERT.COM

aconvert.com

ACONVERT.COM」では、サイト上でAVIFを別のファイル形式に変換できます。
ファイルを選択後、変換先のファイル形式と画質、画像サイズなどを指定して、「今すぐ変換」をクリックするだけで変換が開始します。変換に失敗した場合は、自動的にほかのサーバーでリトライするため、設定し直す必要はありません。

また、変換したファイルはGoogle DriveやDropboxへ直接保存できます。

縮小革命

縮小革命」は、AVIFをJPGへ変換できるWindows用ソフトです。
クリップボード上の画像を直接変換できるため、スクリーンショットを本体に保存する手間を削減できます。また、文字透かしや画像透かし、各種補正などをしてからJPGに変換することも可能です。

一度に複数の画像を変換できるため、PCに入っているAVIF形式の画像を全てJPGに変換したい場合に役立ちます。

ブラウザでのAVIFの開き方

AVIFの普及につれて対応ブラウザやソフトも増える可能性があります。下記は、フォーマットと互換性があるブラウザを調査できる「Can I use」のページです。

AVIF対応ブラウザ

2022年5月27日時点では、Mozilla Firefox 93以降、Google Chrome 85以降、Opera 71以降がAVIFに対応しています。また、Android12からAVIFに対応したことを受け、Android用のGoogle Chrome 101とFirefox 100でもAVIFを開けるようになりました。

このように、主要ブラウザはすでにAVIFに対応しています。画像ファイルを開く方法はブラウザやOSで異なりますが、多くはファイルを選択した状態で「プログラムから開く」→ブラウザを選択することで開けるでしょう。

AVIFとほかの拡張子を使い分けよう

AVIFは、高圧縮でGIFアニメーションやHDRに対応しているなどメリットが多いため、急速に普及することが見込まれています。ただし、AVIFが最良の画像ファイル形式とは限りません。シーンや用途に応じて、JPGやPNG、GIFなどと使い分けることが大切です。

今回紹介したAVIFのメリットや注意点、ほかのファイル形式へ変換するツールなどの情報をAVIFの活用に役立ててみてください。

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