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ブランディングとは?始める前にまずは正しい意味を理解しよう!

SEデザイン編集部
2020-11-16

ブランディングとは?始める前にまずは正しい意味を理解しよう!マーケティングに関わる仕事をしているのであれば、「ブランディング」という言葉をよく耳にするのではないでしょうか?ブランディングは、企業の成長には欠かせないものです。

しかし、ブランディングに力を入れていきたいけれど、その意味や手順を詳しく知らないという方も多いはず。そこで、今回はブランディングとは何か、どのようにブランディングを行っていけばいいのか基礎的な知識を解説していきます。

ブランディングの意味とは?

ブランディングの意味とは?ブランディングとは、簡単に説明すると「ブランド」を形作るための活動を指します。ブランディングを深く理解する上で、「ブランド」の意味を知る必要があります。

「ブランド」の意味を理解する

ブランディングを理解する上で大切な「ブランド」の意味とは何でしょうか。一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会は、「ブランド」を次のように定義しています。

ある特定の商品やサービスが、消費者・顧客によって「識別されている」とき、その商品やサービスを「ブランド」と呼ぶ。
(一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会による 消費者・顧客から見た「ブランド」の定義)
引用:https://www.brand-mgr.org/knowledge/word/

ブランドと聞くと「高級品」をイメージする人が多いかもしれませんが、ブランドとは高級品のためだけに用いられている言葉ではないのです。

消費者や顧客が商品やサービスを認知し、価値を認めたものがブランドとなります。企業が「この商品は〇〇です」と消費者に認識してもらうためにいくら活動したとしても、消費者に浸透しなければブランドとは言えません。

ブランディングの種類に関して

ブランディングは、次のように「何を」「誰に」「誰が」という基準を元に大きく3つの種類に分類されます。そして、更にその中で6つのブランディングの手法に分類されます。

1.何をブランディングするか

「何をブランディングするか」という分類の場合、以下2つのブランディングが存在します。

商品・サービスのブランディング

消費者をターゲットに、商品・サービス単位で行うブランディング「ブランドマーケティング」とも呼ばれています。

企業ブランディング

従業員・株主・取引先・消費者などをターゲットに、企業単位で行うブランディング「コーポレートブランディング」とも呼ばれています。

2.誰にブランディングするか

「誰にブランディングするか」という分類の場合、以下2つのブランディングが存在します。

アウターブランディング

消費者・取引先など自社の外側にいる人に向けてブランディングを行うことです。

インナーブランディング

従業員など自社の内側にいる人に向けてブランディングを行うことです。

3.誰がブランディングするか

「誰がブランディングするか」という分類の場合、以下2つのブランディングが存在します。

BtoCブランディング

BtoC企業が消費者に対してブランディングを行うことです。
※BtoCとは、Business to Consumerの略、企業(business)が一般消費者(Consumer)に対して行うビジネスモデルのことをさします。

BtoBブランディング

BtoB企業が企業(法人)に対してブランディングを行うことです。
※BtoBとは、Business to Businessの略、企業(business)が企業(business)に対して行うビジネスモデルのことをさします。

ブランディングとマーケティングの違いについて

ブランディングは「商品や企業のイメージアップ」、マーケティングは「売れるための市場作り」のことです。もう少し簡単に例えると、ブランディングは「相手に自社の商品は〇〇だと思ってもらうこと」、マーケティングは「相手に自社の商品は〇〇だと伝えること」。

どちらも重要ですが、それぞれ違いを明確に理解している人は多くはないはず。双方は、似て非なるものであるため違いを理解しておきましょう。

ブランドの構成要素に関して

ブランディングを行うためには、ブランドを構成する重要な要素であるブランドアイデンティティを理解しておく必要があります。

1.ブランドアイデンティティ

ブランドアイデンティティとは、ブランドを構成する要素の中で上位に位置づけられます。「消費者にどのようにイメージしてほしいか」を具体的に表す旗印です。

1-1.ブランドメディア

ブランドメディアは、ブランドアイデンティティの下位に位置づけられます。ブランドメディアは、抽象的ブランドメディアと可視的ブランドメディアに分けられています。

1-1-1.抽象的ブランドメディア

抽象的ブランドメディアは、「コード」「スタイル」という抽象的なメディアにブランドアイデンティティを一段階具体化したもの。「コード」は、キャッチコピー・スローガンなどの言葉で表現したもの、「スタイル」は、ロゴ・デザインなど目に見える形にしたものです。

1-1-2.可視的ブランドメディア

抽象的ブランドメディアを、TVCM・雑誌広告・Web広告・SNS・ホームページなどクリエイティブに落とし込むことで、可視的ブランドメディアとなります。

ブランディングができていないと価格競争が生じる

ブランディングができていないと価格競争が生じるブランディングは企業が成長する上で欠かせないものです。なぜブランディングに注力するべきなのかというと、ブランディングができていないと「価格競争」が生じるようになるからです。

ブランディングは、短期間で効果が出にくいという点と、数え切れないほどのブランドが流通しているという点から、至難の業といえます。

そのため、ブランドを確立できなければ、顧客ロイヤリティ(顧客からの商品やサービスへの信頼・愛着)が確保できず、企業は商品・サービスの値下げによって購買を促進せざるを得ません。しかし、一度値下げによるプロモーションを行ってしまうと、値下げをすることでしか顧客を獲得できなくなり、負のサイクルから抜け出せなくなるでしょう。

ブランディングを行うメリット

ブランディングを行うメリットブランディングを行うことによって、収益面・採用面で大きなメリットを得られます。それぞれ、具体的にどのようなメリットを得られるのか紹介していきます。

収益面でのメリット

ブランディングに成功すると自社に有利な条件で取引を進められるようになるため、ときには支出を抑えることができ、収益面でのメリットにつながるでしょう。

例えば、TVCMでおなじみのA企業とあまり知名度のないB企業があったとします。どちらの企業も、C企業に取引を持ちかけているとすると、必然的に取引時に優位に立てるのは知名度のあるA企業でしょう。C企業は知名度のあるA会社と取引を行い、実績につなげたいと考えるからです。

また、パソコンやスマホで例えるなら「Apple製品じゃないと購入しない」という方がいます。これは、Apple製品に対して顧客が愛着・信頼を持っており、他の商品と差別化ができているからです。このように、ブランディングによって差別化に成功し価格競争から逃れることで、安定した継続的な収益と収益の増加を得られます。

採用面でのメリット

日本の就活では、「知名度のある企業」「大手企業」などブランド力の高い企業への入社を目指す人が多いです。そのため、同じ条件で「知名度のある企業」と「知名度のない企業」から内定をもらったとすると、多くの人が「知名度のある企業」への入社を選ぶでしょう。

ブランドを浸透させることで、就活生からの応募が増え、おのずと優秀な人材への獲得にもつながってくるのです。ブランディングを行うことは採用面にも大きなメリットがあります。

ブランディング手法を紹介

ブランディング手法を紹介次に、ブランディングを実施する上での基本的な手法を紹介していきます。

環境分析を行う

3C分析・PEST分析・SWOT分析を行い、自社の強み弱み・競合の市場・顧客のニーズなどの環境分析を行いましょう。

3C分析

自社(Company)、競合(Competitor)、顧客(Customer)を分析し戦略を考える手法のことです。3つの頭文字をとって、「3C分析」と呼ばれています。自社の強み・弱み、競合の動き、顧客ニーズを分析することで、事業の成功に向けて進むべき進行方向がわかるようになるでしょう。

PEST分析

政治(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、技術(Technology)を分析し戦略を考える手法のことです。4つの頭文字をとって、「PEST分析」と呼ばれています。法律改正、景気動向、少子高齢化、新技術など自社を取り巻く外部環境要因を分析することで、事業戦略のチャンスや課題を発見できるようになるでしょう。

SWOT分析

強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)を分析し戦略を考える手法のことです。4つの頭文字をとって、「SWOT分析」と呼ばれています。自社の強み・弱み、ビジネスチャンスとなる環境変化、ビジネスの脅威となる環境変化を分析することで、事業の課題や今後の進行方向がわかるようになるでしょう。

ブランドアイデンティティを設定する

環境分析ができたら、消費者にどのようなイメージを持ってもらいたいかブランドの旗印を設定してください。愛着・信頼が感じられ、ブランドの価値をどのように提供してくれるのか伝わることが大切です。

具体化していく

4P分析とは製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、告知(Promotion)分析し戦略を考える手法のことです。4つの頭文字をとって、「4P分析」と呼ばれています。

3C分析・PEST分析・SWOT分析などの複数の手法を組み合わせることで、分析を行っていきます。どのような製品・価格・流通経路・販促を行っていくのかを考えることで、ブランディングを具体化していきます。

ブランディング戦略に成功した企業事例

ブランディング戦略に成功した企業事例ブランディング戦略に成功した企業事例を2つ紹介していきます。

リブランディング成功事例「マツダ」

マツダは、1920年に創立された国内4位の自動車メーカーです。マツダはバブル崩壊後に、値引き戦略によりブランド価値の低下を招きました。そこで、リブランディング(すでにある商品・サービスのブランドを再構築すること)に取り組んだのです。

100人のうちの2人が「絶対にマツダでなければ嫌だ」という車を作り続けるという思いの元、他社との差別化を図る戦略を打ち出しました。「Be a driver.」という新たなブランドアイデンティティを掲げ、車ではなく人にフォーカスを当てたのです。

そして、「デザインによるブランド感性価値」を打ち出し、マツダは独自のブランドポジションを確立しリブランディングに成功しました。

企業ブランディング成功事例「ヤンマー」

ヤンマーは発動機や農業機械の開発などを中心に製造・販売を行う日本の企業です。1912年に創業し、1993年に世界で初めて小形横形水冷ディーゼルエンジンの実用化に成功。決して実績がないわけではありませんでしたが、グローバル市場でブランディングしていくためには「ヤン坊・マー坊」や農業機械のイメージだけでは厳しいと感じていました。

そこで、2014年に次の100年を見据えた「ヤンマープレミアムブランドプロジェクト」を立ち上げたのです。ロゴ・製品・ウェアのデザインをリニューアルし、テレビCMや新聞広告などのメディアに集中的に展開したことにより多くの反響を呼び、企業ブランディングに成功しました。

ブランディングにお困りなら「SEデザイン」にご相談ください

ブランディングの基礎的な知識を紹介しました。ブランディングを実施しなければ、企業や商品・サービスのブランド確立を行うことはできません。ブランディングを怠ってしまうと、価格競争に巻き込まれたり、市場で生き残れない可能性もあります。

今回この記事を読み、企業を成長させていきたいと考えているけど悩んでいる方、「SEデザイン」では無料でご相談ができますので、まずはお気軽にお問い合わせください。


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