ホームページ集客のコツとは?効果的な方法や失敗しないためのポイントを解説

公開日:2022-08-31 更新日:2023-07-28 by SEデザイン編集部

目次

ホームページの開設はWeb集客の基本でもありますが、一方でただ開設するだけでは満足のいく成果を期待することはできないでしょう。ホームページを集客のための手段として積極的に活用することで、初めて開設の効果を実感することができます。

この記事では、そんなホームページ集客を実践するうえでのコツや、効果的な集客方法について、紹介します。

ホームページ集客で失敗しないコツ

ホームページは、ただ作るだけではなかなかアクセス数を集めることはできません。

ホームページ集客で失敗しないためには、目的の洗い出しとターゲットの明確化、自社と他社のホームページの分析が大切です。ホームページ集客で失敗しないコツを、それぞれ詳しく解説します。

自社ホームページの目的を洗い出す

ホームページは作る目的をしっかりと決めてから、作成することが大切です。


まずは、ホームページに設定されたゴールを明確にしましょう。ホームページごとにそれぞれ異なるゴールがありますが、たとえば以下のようなものがあります。

  • 実店舗への来店
  • 提供サービスの認知、資料請求や見積もりなどのアクションにつなげる
  • 商品のPR、購入

さらに、上記の目的に具体的な数字を含めるのもよいでしょう。「資料請求や見積もりなどのアクセスを毎月30件獲得する」や、「商品の購入を毎月10件増やす」など、ホームページの目的を洗い出して明確にします。ホームページの目的を明確化すると、ユーザーにどのような情報を提示するべきなのかや、有効なアプローチ方法が分かります。

また、自社の紹介を目的とするホームページは、コーポレートサイトと言われます。そちらは集客を目的には起きませんので、今回の記事では割愛しています。

ターゲットを明確化する

ホームページは、自社や商品のメリットをアピールしたいがために、万人受けするページを作りがちです。ホームページに集客して、ユーザーをゴールに導くには、ペルソナの設定が大切です。

ペルソナは、性別・年齢・悩みなどだけでなく、職業・年収・ライフスタイルなども細かく設定します。たとえば、性別や年齢が同じでも、職業や結婚の有無など経済状況が違うだけで、想像できうる悩みも大きく変わります。悩みが違う相手には、アピールする内容もまったく変わってくるものです。

続いて設定したペルソナに合わせたコンテンツを作成しましょう。魅力を感じられるコンテンツを作り、ターゲット層に合った集客方法でアプローチします。アクセス数がアップすれば、結果として問い合わせや売上につながるため、ホームページ作成には具体的なペルソナ設定が欠かせません。

自社・他社のホームページを分析する

自社の現状と他社の行動を知ることで、改善点が見えてきます。ホームページへの集客で失敗しないためには、自社と他社のホームページの分析をする必要があります。また、成功している他社の戦略を知り、集客施策を参考にするのも有効な方法です。

自社ホームページの現状課題を洗い出す

ホームページを作成したら、最適化できているかの分析を行うのが大切です。
現状を把握しなければ、新たな改善策を取ることができません。そのため、自社ホームページの現状の対策を確認しましょう。


ホームページの分析をする際に確認すべき点は、以下のとおりです。

  • ユーザーの使いやすさ
  • 最新情報への更新
  • アクセス数や流入経路(アクセス解析)
  • サイトマップ化などSEO対策の有無

上記の状況を確認して、自社ホームページが抱える現状課題を洗い出して、ひとつずつ対策を行いましょう。とくにホームページでは、ユーザーの使いやすさが集客に大きく影響します。

見た目のデザインよりも使いやすさにこだわり、スマホやタブレットからのアクセスも最適化させることが大切です。見た目のデザインばかりに力を入れると、ユーザーにとって操作が難しくなる可能性があります。そのため、デザイン性と使用性の両方担保したホームページが理想です。

他社が行っている集客施策を知る

ホームページのアクセス数を増やすには、集客に成功している他社の集客施策から学ぶことも大切です。まずは検索したときに出てくる他社のホームページを参考にして、自社の位置づけを確認しましょう。特に競合他社の施策を分析し、アピール方法の差別化を図ることも大切です。

またホームページとリアル店舗を持っていた場合、ホームページと店舗の競合が必ずしも同じではない点にも注意が必要です。しかし、会社の規模や売り上げに大きな差がある企業でも、ユーザー層や狙う検索キーワードが同じであれば競合になり得ます。

そのため、他社のホームページを検索する場合は、狙う検索キーワードで上位に表示される企業を調査することがおすすめです。

ホームページ運営における集客方法の選び方

ホームページ運営においては、目的や自社の状況に合わせて最適な集客方法を選ぶ必要があります。集客方法選びのアプローチは、おもに以下の2つに分かれます。

コスパ重視で時間をかける方法

一つは、コスパ重視で時間をかけながら集客を狙うというものです。時間はある程度かかりますが、ホームページは一度立ち上げてしまえば低予算でも大きな集客効果を得ることができます。

たとえばホームページ内でブログを運営し、情報発信を心がけたり、SNSを使ってホームページに誘導したりするような手法は、多くの企業が実践しています。これらの方法はいずれもWeb集客の基本でもあるため、日常的に取り組むのが理想です。

費用をかけて短期間で成果を生む方法

もう一つの方法は、少し予算を確保して短期間で成果を生む方法です。近年はWeb集客むけの有償サービスも充実しており、これらを使えば上記の方法よりも短期間で一定の集客効果が見込めます。

たとえばリスティング広告などのWeb広告活用は、その代表的な施策といえます。SNSを使った集客を求めるのであれば、SNS広告やインフルエンサーマーケティングなども有効です。

ホームページ集客に効果的な8つの手法

ホームページ集客の改善においては、おもに以下の8つの手法が有効です。それぞれの施策について、解説します。

SEO対策

SEO対策とは、検索エンジンの検索結果に上位表示されるための一連の取り組みを指します。ホームページ内におけるブログの更新は、おもにSEO対策の一環として行われています。積極的な情報発信によって、検索ユーザーのニーズに応えられるサイトであることを証明できるからです。

また、ホームページを検索上位に表示されやすいように改修する取り組みもSEO対策の一環といえ ます。SEO対策は効果が出るまでに半年や1年近く必要とすることもありますが、予算がかからないので、できる範囲のことは他の施策と合わせて最低限取り組んでおきたい施策です。

オウンドメディア運営

オウンドメディアの運営は、自社ホームページとは別に自社メディアを立ち上げ、情報発信を行う手法です。オウンドメディアのコンテンツを拡充して注目度を高め、ホームページに誘導します。

オウンドメディア運営も基本的にはSEO対策の一環として行われますが、自社ホームページと切り離して運営することで、コンテンツの専門性が高いサイトとしてクオリティを高めることができます。また、ホワイトペーパーの問い合わせやセミナーの申し込みなどを直接オウンドメディアから受けられるようにすれば、コンバージョンの改善につながるでしょう。

こちらも比較的低予算で運営でき、中長期的に成果を見込むための施策です。

SNS運用

SNS運用は、TwitterやInstagramなどを通じて情報発信に取り組み、自社ホームページへの誘導を促す手法です。検索ユーザーとは異なる層のターゲットに効果的で、SEO対策にはあまり貢献しないものの、SEO対策では得られなかったユーザーの集客につながります。

自社ならではの専門情報の発信や会社の日常をアップしたり、ユーザーとのコミュニケーションを活性化させたりすることで、自社や自社商品のファンを形成することが可能です。SEO対策などと同様に、低予算ですが長期的に多くの集客を見込むことができます

SNS広告

SNS広告は、SNS運用の効率を高めるための施策です。SNSに設けられた広告枠に自社の投稿を出稿し、不特定多数のユーザーに表示して存在をアピールできます。

基本的にSNSは、フォローしているユーザーの投稿しか閲覧できない仕組みをいずれのサービスも採用しています。一方で広告枠を利用することで、フォローはしていないが潜在ニーズのあるユーザーに対して自社アカウントの存在をアピールでき、フォロワーの獲得につながるでしょう。

SNS広告は有償のサービスですが、短期間でSNS運用の効果を上げたい場合に役立つことは覚えておきましょう。

Web広告(リスティング・ディスプレイ)

Web広告は、リスティング広告やディスプレイ広告など、幅広い手法が揃っているWeb特化の広告施策です。

最もポピュラーなリスティング広告は、検索エンジンの広告枠に自社のホームページを掲載できる というものです。関連キーワードを検索したユーザーに対して、検索結果ページの最上位に用意された広告枠に自社ホームページを表示することで、クリックを誘導できます。

ディスプレイ広告は、各サイトの広告枠に自社ホームページへのバナーを設置することで、集客を促します。ビジュアルで自社ホームページの魅力を伝えられるため、リスティング広告とは異なる効果を期待できるでしょう。

Web広告はいずれも有償のサービスですが、広告を掲載している間は通常よりも多くの流入が期待できるため、短期間で成果を上げたい場合に有効です。

セミナー(ウェビナー)

セミナーおよびウェビナーは、申し込みのあったユーザー向けにイベント限定の情報発信を行ったり、関連企業との公開対談を行い、顧客育成を行ったりする施策です。ホームページやSNSで発信していない、より専門性の高い情報や最新の情報を参加者に伝え、自社や商品への関心を高めることができます。

また他の企業と合同で開催することにより、他の企業経由で自社のことを認知してもらうこともできるなど、セミナーならではの効果も得られるでしょう。

ある程度自社の取り組みに関心のあるユーザー向けの施策であり、実施には企画やセッティングのコストがかかりますが、顧客との関係強化に役立つ施策です。

プレスリリース

プレスリリースは、各メディアにホームページのリニューアルやオウンドメディアの開設などをユーザーに伝えるための施策です。自社で発信するのとは違い、各メディアが有する強力なユーザー層へのアプローチが可能であったり、客観性のある情報発信が期待できたりします。

Web広告などと同じくプレスリリースには費用がかかりますが、短期での集客が期待できる施策です。

インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーマーケティングは、SNSで発信力のあるユーザーに会社や商品の紹介を依頼する手法です。いわゆる口コミ拡散を有償で依頼するような手法で、顧客の立場からサービスをアピールしてもらえます。

依頼に当たっては商品提供やPR料金が発生しますが、自社発信では得られない、強力な口コミ発信を期待できるでしょう。

まとめ

この記事では、ホームページ集客においてどのような施策が有効なのか、目的別に合わせてアプローチを紹介しました。

集客施策はがむしゃらに実践するのではなく、目的意識を持って試行錯誤を繰り返すことが大切です。自社が目指すべきゴールは何か、どんな集客施策が足りないかを分析し、効率よく集客に取り組みましょう。

また、ホームページ集客において確実に進めておきたいのが、コンテンツマーケティングです。当社SEデザインではSEO対策やオウンドメディア運営を含めた、充実したコンテンツマーケティング支援を提供しています。集客施策でお悩みの際には、お気軽にご相談ください。

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