アンカーテキストとは?SEO効果がある作り方や注意点を解説

公開日:2023-07-21 更新日:2024-03-28 by SEデザイン編集部

目次

リンク部分の文字列であるアンカーテキストは、ユーザーにリンクをクリックしてもらうために重要な要素です。また、適切な内容にすることでSEO対策としての効果もあります。この記事では、アンカーテキストの概要とSEO上の役割、作り方、および作成上の注意点を紹介します。

アンカーテキストとは

アンカーテキストとは、Webページ内の文字列(テキスト)にリンクを設置した文字列のことです。一般に青色の文字にアンダーライン付きで以下のように表示されます。

SEDesign Marketing Blogを見てみる

上の例の「SEDesign Marketing Blogを見てみる」がアンカーテキストです。HTMLでは以下のように記述されます。

<a href="https://www.sedesign.co.jp/blog">SEDesign Marketing Blogを見てみる</a>

アンカーテキストは、ユーザーがクリックするか否かの判断材料となる文字列のため、リンク先の内容を、端的にわかりやすく示す必要があります。

SEO上でのアンカーテキストの役割

SEO上でのアンカーテキストの役割は以下の2点です。

検索エンジンにリンク先の内容を伝える

アンカーテキストの役割の一つは、検索エンジンにリンク先の内容を伝えることです。検索エンジンは、内部リンクを介して世界中のWebページを回遊することでサイトを評価します。

仮に「ここをクリック」と記されたアンカーテキストのリンクが設置されていると、検索エンジンから「リンク先の内容がわからないため、低品質なリンクが張られているページの可能性がある」として、SEO上でマイナスな評価を下されるでしょう。

そのためアンカーテキストは、リンク先の情報を端的に表すタイトルや短文で作成することが重要です。

WebサイトのSEO評価に影響を与える

内部リンクの場合、アンカーテキストがWebサイトのSEO評価に影響を与える可能性があります。

内部リンクとは、自社のメディア内のページをつなぐリンクのことです。内部リンクの遷移先の内容を端的にわかりやすく表現することで、検索エンジンはリンク先のページの内容を評価しやすくなります

したがって、適切なアンカーテキストを備えた内部リンクを、自社サイトのさまざまなページ間に貼ることにより、サイト全体のSEO評価が高まる可能性があるでしょう。

アンカーテキストの作り方

ユーザーにも検索エンジンにもわかりやすい、適切なアンカーテキストの作り方を解説します。

簡潔に記述する

アンカーテキストの作り方として重要なのは、リンク先ページの内容を的確かつ簡潔に表現することです。「ここをクリック」などの、ページ先の内容がまったくわからないものは良くありません。適切なアンカーテキストの具体例として以下が挙げられるでしょう。

  • 「アンカーテキストのSEO上効果的な作り方」
  • 「マーケティングミックスについて詳しく見てみる」
  • 「AIをマーケティングに活用する方法はこちらをご覧ください」

キーワードを使用する

リンク先ページのポイントとなるキーワードを使用することも重要です。検索エンジンはアンカーテキストに含まれるキーワードを、リンク先ページの検索キーワードを決定する際に参考とする可能性があるからです。

たとえば、「アンカーテキストの作り方」を解説したページへのアンカーテキストに、「アンカーテキスト」「作り方」などのキーワードが不足していたとします。

この場合、検索エンジンは遷移先のページ内容を理解するのに記事内容を詳細にクロールして読み込む必要があるため、時間がかかる可能性があるでしょう。

画像リンクにはalt属性を記述する

Webページでは、画像をリンクの代わりにする「画像リンク」が設置されていることもあります。

画像リンクでは、検索エンジンはHTMLのalt属性(代替テキスト)をアンカーテキストとして扱うといわれてるため、alt属性にリンク先ページの簡潔な説明を入れましょう。

alt属性のアンカーテキストとしての使用例は以下のとおりです。

<a href="https://www.sedesign.co.jp/blog"><img src="image.jpg" alt="SEDesign Marketing Blogを見てみる"></a>

アンカーテキスト作成時に注意すべき点

アンカーテキストの作成で注意すべき点を解説します。

リンク先のページ内容と対応させること

アンカーテキストの内容は、リンク先ページの内容を的確に示す必要があります。

たとえば、「アンカーテキストの作り方」を解説するページのアンカーテキストに、「サイトのSEO効果を改善する方法」とするのは不適切でしょう。

不適切なアンカーテキストは、ユーザーの離脱につながるだけでなく、検索エンジンから「低品質なリンク」と判断され、ページの評価が下がる可能性もあるでしょう。

長すぎないこと

遷移先ページの内容を的確に示す必要があるとはいえ、長すぎるのも良くありません。

ユーザーからクリックされなくなり、結果として検索エンジンから「低品質なリンク」と評価されてしまう可能性があります。

たとえば、アンカーテキストが、「アンカーテキストの概要とSEO上の役割、SEO効果のある作り方、作成上の注意点はこちら」では長いと感じる人がいるかもしれません。

そのため、なるべく完結に短くまとめたアンカーテキストを意識して設定しましょう。

キーワードを詰め込みすぎないこと

アンカーテキストにキーワードを詰め込みすぎないことも重要でしょう。

冗長なアンカーテキストを避ける場合と同様で、キーワードが過剰だと、ユーザーや検索エンジンにとってかえって意図が伝わりにくくなるからです。

また検索エンジンは、検索順位を上げるためにキーワードを乱用することを「スパム」と判断し、ペナルティを課すことがあるため注意しましょう。

URLだけにしないこと

以下のようにURLだけを書いたアンカーテキストだと、リンク先ページの内容がわからないためにユーザーにも検索エンジンにも不親切な印象を与えます。

https://www.sedesign.co.jp/blog

アンカーテキストはあくまでも、リンク先ページの内容を的確に表現するよう心がけましょう。

まとめ

遷移先ページの内容を的確に表すアンカーテキストは、ユーザーにリンクをクリックしてもらうために重要です。また、内部リンクの場合には、アンカーテキストが自分のWebサイト全体のSEO評価に影響を与えることもあります。

アンカーテキストを作る際は、簡潔な記述とキーワードの適度な使用を心がけましょう。リンク先と異なる内容や長すぎる、あるいはキーワードを詰め込みすぎるアンカーテキストは、検索エンジンから「低品質」と評価される可能性があるため、避けることが重要です。


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