【2022年最新版】キーワードプランナーの使い方・KWを見つけるポイント

公開日:2022-06-08 更新日:2022-06-10 by SEデザイン編集部

目次

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キーワードプランナーは、Webコンテンツ作成時のSEO対策に役立つツールです。上位表示しやすいキーワードのピックアップが可能になり、Webコンテンツへのアクセス増が期待できます。

本記事では、キーワードプランナーの基本的な使い方やポイントなどを解説します。

キーワードプランナーとは

キーワードプランナーとは、広告掲載の入札単価や検索ボリューム(月間検索数)をキーワード単位で調査できるGoogleの公式ツールです。Googleの検索結果からの流入を狙う場合に、どのキーワードでWebコンテンツを作成するのかを決めるのに役立ちます。

全てのキーワードで上位表示を狙うことは困難なため、メディアやコーポレートサイト、ブログの権威性や専門性などを考慮してキーワードを選定するとよいでしょう。また、検索ボリューム(月間検索数)に加えて、競合性やユーザーニーズなどの条件を満たしたキーワードを選定する必要があります。

なお、キーワードプランナーは無料でも使用できますが、検索ボリュームが「10~100」、「100~1,000」のように大まかな数値しか得られません。完全版を利用したい場合は、Google広告を運用する必要があります。

また有料版でも、一定回数以上チェックすると無料版と同様の大まかな数値しか調べられなくなります。原因は明示されていないですが、入札金額によって回数制限があると予想されます。追加入札することで解決するそうですが、そのまま24時間ほど経過すればだいたい解消されます。

キーワードプランナーの導入方法

キーワードプランナーはWebサイト運営者やマーケティング担当者にとって欠かせないツールです。導入の流れについて詳しく見ていきましょう。

1.Google広告にログインする

Google広告にアクセスして「ログイン」します。Googleアカウントを所持していない場合は、新規に作成しましょう。

2.広告の目標や店・サービスの名称を設定する

ログイン後、「新しいキャンペーンを作成」をクリックします。初めてログインする場合は、自動的に画面が切り替わります。

(1)お店やサービスの名称を入力して「次へ」をクリックします。

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(2)WebサイトのURLを入力して「次へ」をクリックします。

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(3)広告の目標を選択して「次へ」をクリックします。

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(4)広告の見出しや説明文を暫定でよいので入力して「次へ」をクリックします。

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(5)画面に従って進み、予算を設定します。広告配信をしない場合、費用は発生しませんが、万が一広告が配信されてしまった場合に備えて、最低限の予算に設定しておきましょう。

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支払情報の入力などを済ませ、画面表示に従って進めると、「すべての設定が完了しました」と表示されるので、これでキーワードプランナー導入の設定は完了です。

3.広告配信の停止を行う

設定完了画面にある「キャンペーンを確認」をクリックします。するとGoogleアナリティクスとの連携を促すページが表示されますが、「今回はスキップ」をクリックしましょう。

広告の内容やレポートが表示されます。広告配信については、ポリシーチェックの審査のため1営業日ほど「保留」となっていますが、キーワードプランナーのみ使用する場合は、「キャンペーンの一時停止」の状態にしておきましょう。

次の確認ページで「キャンペーンを一時停止する」をクリックすれば広告配信停止の作業は完了です。

4.エキスパートモードに切り替える

最後に画面右上の「設定」→「エキスパートモードに切り替える」をクリックして、キーワードプランナーのモードをスマートモードからエキスパートモードに変更します。スマートモードのままではキーワードプランナーを使用できないので注意しましょう。

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エキスパートモードに切り替わったら、「ツールと設定」からキーワードプランナーをクリックします。

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キーワードプランナーのページはブックマークしておきましょう。

キーワードプランナーの使い方の基本

キーワードプランナー画面

キーワードプランナーには、「新しいキーワードを見つける」と「検索のボリュームと予測のデータを確認する」の2つの機能があります。それぞれの利用シーンと基本的な使い方を詳しく見ていきましょう。

「新しいキーワードを見つける」の使い方

Webコンテンツを作成する際にキーワードを調査する際は、「新しいキーワードを見つける」を使用します。「キーワードから開始」と「ウェブサイトから開始」の2つの機能について詳しく見ていきましょう。

キーワードから開始

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キーワードを検索すると、関連性が高いキーワードとその月間平均検索ボリュームや競合性などを確認できます。

月間平均検索ボリュームとは、指定した月度におけるキーワードの平均検索回数のことです。たとえば、月間平均検索ボリュームが500のキーワードは、月平均500回検索されることを意味しています。

キーワードプランナー_新しいKW例:「宅配」で検索した場合の検索結果(上図は有料版のイメージです)

競合性は、対象のキーワードで広告を出稿している競合の数を「低・中・高」の3段階で表示したものです。競合性が高いキーワードは、それだけ多くの広告主が出稿しています。ただし、あくまでも広告を出稿している競合の数を調べる機能であり、上位表示のしやすさを調べるものではありません。

競合サイトが多いかどうかを知るためには、実際にGoogleでキーワード検索をして調べるか、別のツールを使用する必要があります。

ウェブサイトから開始

キーワードプランナー_新しいKW_url

WebサイトのURLを入力すると、獲得しているキーワードとその月間平均検索ボリュームや競合性などを確認できます。競合のURLを入力すれば、どのキーワードで勝負をするべきかわかるでしょう。たとえば、競合が獲得できていて自社が獲得できていないキーワードを見つけて強化する方法があります。

「検索ボリュームと予測のデータを確認する」の使い方

キーワードプランナー_volumeキーワードを入力すると、月間平均検索ボリュームや競合性をチェックできます。「新しいキーワードを見つける」の機能でもキーワードの月間平均検索ボリュームや競合性を確認できますが、関連性が高いキーワードの情報まで表示されるため、見づらく感じることもあるでしょう。

「検索ボリュームと予測のデータを確認する」では、調べたいキーワードの情報のみを速やかに確認できます。

キーワードプランナーの便利な機能

キーワードプランナーで調査したキーワードをスプレッドシートでダウンロードしたり、特定の条件のもとでキーワードを調査したりできます。キーワードプランナーを使う際に覚えておきたい便利な機能について詳しく見ていきましょう。

キーワード候補をダウンロード

キーワード候補ダウンロード

画面右上の「キーワード候補をダウンロード」をクリックすると、CSVかスプレッドシートの形式でキーワード候補一覧をダウンロードできます。後述する不要なキーワードを削除したり並べ替えたりする機能と併せて使うことで、より効率的にキーワード分析ができるでしょう。

各項目の並べ替え

月間平均検索ボリュームや競合性、3か月の推移などの項目を降順昇順で並び替えできます。月間平均検索ボリュームが少ないが競合性は高い、あるいはその反対など、あらゆる角度からキーワードを分析しましょう。

不必要なキーワードを除外

不必要なキーワードを除外

キーワードの調査結果一覧の右側にある「不必要なキーワードを除外する」のチェック項目を確認してみてください。チェックを外すと、そのキーワードが調査結果一覧から除外されます。

期間の指定

画面上部の期間を指定すると、そのキーワードが多く検索された日がわかるため、Webコンテンツ作成のタイミングの判断に有用です。

キーワードに応じて検索される月や年、季節が異なります。たとえば「オリンピック」は、ニュースで取り上げられたタイミングやオリンピックの開催国が決定したタイミングで月間平均検索ボリュームが増えるでしょう。

検索回数が少ない時期にコンテンツをアップした場合、長らく人の目に触れないまま年月が経過してしまう可能性が高くなります。そのため、期間を指定してキーワードの月間平均検索ボリュームを調べ、検索傾向を把握することが大切です。

キーワードを見つけるポイント

Webコンテンツを作成する際は、上位表示できる可能性があるキーワードを選定しましょう。

上位表示が狙いにくいキーワードを知る

上位表示の見込みがないキーワードを選定すると、Webコンテンツの作成にかかるコストを無駄に消費しかねません。

たとえば、「YMYL」とされる医療や法律に関連するキーワードは、医療機関や法律事務所、公的機関などが優先的に上位表示されます。これらに無関係なメディアや企業がWebコンテンツを作成しても、上位表示される見込みは薄いでしょう。
>YMYLの詳しい情報はこちらの記事をご覧ください

また、月間平均検索ボリュームが1万以上のような競合が多いキーワードも上位表示させることは困難です。だからといって、月間平均検索ボリュームが少ないキーワードでは、多くの集客にはつながりません。そのため、競合が少なく月間平均検索ボリュームが多いキーワードを洗い出して、Webコンテンツを作成することが大切です。

ロングテールキーワードを狙う

また、月間平均検索ボリュームが多いビッグキーワードではなく、「四谷 ランチ おすすめ」などのようにキーワードを複数組み合わせた「ロングテールキーワード」を狙うことも検討しましょう。ロングテールキーワードは、購買意欲が高いユーザーが検索の際に使う傾向にあります。

たとえば、ツールやシステムの単独キーワードの月間平均検索ボリュームが多くても、ツールの費用や導入方法などのキーワードは検索ボリュームが少ないケースがほとんどです。その一方で、費用や導入方法を調べている人は、単独キーワードで検索する人よりも購買意欲が高い可能性があります。

Webコンテンツを作成する目的はさまざまですが、商品やサービスの購入が目的の場合はロングテールキーワードも狙うとよいでしょう。

キーワードプランナーの使い方を習得しよう

キーワードプランナーは、Webコンテンツの作成および上位表示に欠かせないツールです。ただし、単に使うだけでは上位表示の見込みがあるキーワードは選定できません。あらゆる角度からキーワードを分析して、上位表示の見込みがあるキーワードをピックアップしましょう。

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