AWS保守運用を二次対応まで標準サポート。エンドもパートナーも任せられるディーネット

更新日:2025-09-11 公開日:2025-09-11 by SEデザイン編集部

目次

本記事では、AWSパートナーを検討されている方に向けて、「AWSパートナーの選び方とおすすめ企業一覧」で取り上げた企業の実際の取り組みを、個別にご紹介していきます。今回は、株式会社ディーネットについてお伝えします。

「どこまで任せられるか」は、AWSパートナー選定のポイントの一つです。特にインフラ領域は専門性が高く、障害対応や監視を社内だけで担うのは容易ではありません。多くのパートナーが一次復旧までの対応にとどまる中、ディーネットは原因調査や再発防止策まで含めた二次対応を標準で提供しています。

インフラまわりを安心して任せられる、この体制こそがディーネットの最大の魅力です。本記事では、同社の事業内容やサービスの特徴、実際の導入事例、そして今後の展望までを詳しくご紹介します。

※こちらの記事は、2025年8月に実施した、株式会社ディーネットのご担当者様へのヒアリングをもとに作成しております。

 

レンタルサーバーからAWSへ――時代とともに進化してきた事業

株式会社ディーネットは、東京と大阪に拠点を構えるクラウド・インフラ支援企業です。

同社の歴史はレンタルサーバー事業に始まり、物理サーバーのホスティングを経て、時代の流れに合わせてクラウドへとシフトしてきました。サービスの提供形態は変化してきましたが、OSやミドルウェアの層を支援するという軸は一貫して持ち続けています。

現在はAWSを中心としたインフラ支援に注力しており、事業の軸となるのは導入支援・移行支援・保守運用です。全従業員の8割以上がAWS認定資格を保有し、さらに全冠資格を取得したエンジニアも複数名在籍。高い技術力を背景に、24時間365日の有人監視体制を整え、企業の安定稼働を支えています。

さらに、AWSに付随するセキュリティ支援(WAF、改ざん検知、アンチウイルスなど)の導入サポートや、最新技術への取り組みも進めています。具体的には、ノーコードでAIアプリを開発できる「Dify」の導入支援や、製造業におけるセンサーデータ活用などIoT関連の案件にも取り組みを広げています。

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出典:クラウド総合支援 Cloud Assit|ディーネット

このように、ディーネットは長年のインフラ運用の知見をベースに、AWSを中心とした幅広い領域をカバーしつつ、常に新しいニーズに応えるサービスを展開しています。

導入から運用まで、二次対応まで任せられる安心のAWS支援

ディーネットは、AWS環境の導入・移行・保守を一貫して支援しています。中でも他社と大きく異なるのが、以下の3つの強みです。

導入フェーズから営業とエンジニアが同席

ディーネットの導入支援では、初期打ち合わせの時点から営業とエンジニアが同席します。顧客側のエンジニアとも直接やり取りできるため、技術的なニュアンスまで正確に把握したうえで提案を行うことができます。これにより、導入後の齟齬を防ぎ、精度の高いプロジェクト進行を実現しているのです。

保守運用では二次対応まで標準サポート

ディーネットの事業の中核は、長年の知見を蓄積してきた保守運用にあります。特に、障害時の原因調査や再発防止策の提案といった二次対応までを標準で含めている点は大きな強みです。他社では追加費用が必要なことが多いこの対応を、あらかじめパッケージに組み込んでいます。安心して保守を任せられるうえに、追加費用がかからない点が評価されています。

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出典:ディーネット「AWS保守運用サービス」

顧客に寄り添い「その先のお客様を喜ばせる」姿勢

ディーネットの顧客の約半数は、Web制作会社や開発会社といったパートナー企業です。「契約相手=顧客」という立場にとどまらず、「最終的に利用するエンドユーザーを一緒に喜ばせる」というスタンスを大切にしています。エンド企業との直接取引でも、担当者の先にいるユーザーを意識した支援を行い、長期的な信頼関係を築いています。


導入から移行、そして運用までを一気通貫で支え、さらに二次対応まで含む安心感を提供するディーネット。これらの特長が組み合わさることで、「インフラまわりを安心して任せられるAWSパートナー」として、多くの企業に選ばれているのです。

エンド企業とパートナー企業、幅広く支えるディーネットの事例

ディーネットの強みは、具体的な事例を通じてより鮮明に理解することができます。ここでは、エンド企業としての導入事例、制作会社との協業事例、さらに顧客から寄せられた第三者評価を紹介し、同社がどのように「安心して任せられる存在」として信頼を得ているのかを見ていきます。

碧海信用金庫:金融機関に求められる高いセキュリティ要件への対応

地域金融機関の中でもDXを積極的に推進してきた碧海信用金庫は、使用していたITインフラの提供終了に伴い、迅速な移行が求められていました。より高いセキュリティとシステムの柔軟性を実現するためにAWSへの移行を決断。短期間かつ安全な移行が不可欠な状況で、AWS環境の構築から移行までを期限内に完了させるための具体的な提案を行ったのがディーネットでした。

碧海信用金庫の担当者は、「何を聞いても迅速に対応してくれる」「私たちの技術レベルに合わせて、常に複数の選択肢を提示しながら丁寧に説明してくれる」とディーネットを評価しています。

金融機関特有の厳格な要件を満たしつつ、スムーズにAWS環境への移行を実現できたことで、安心して今後の運用も任せられるパートナーとして信頼を得ています。

⇒碧海信用金庫の支援事例はこちら

ムーンファクトリー:制作会社との協業で属人化を解消

Web制作やデジタル開発を行うムーンファクトリーでは、インフラ知識を持つ兼任の担当者が、長年にわたりインフラの保守運用を担っていました。しかし、クラウドを利用する案件が増えるにつれ、「高度な要件での提案が困難」「属人化によるリスク」「安定稼働が必須」といった課題が顕在化。専門的な知見と安定運用を担えるパートナーの存在が不可欠になっていました。

AWSパートナーの検討にあたり、同社が重視したのは「わかりやすさ」と「柔軟な対応姿勢」でした。ディーネットは理解しやすい言葉や図を用いた説明を行い、さらに「細かい要望にも親身に対応してくれる」と評価されています。

導入後は、障害時の一次対応や復旧対応がよりスムーズかつ安定したものとなりました。その結果、属人化していたインフラ運用を解消し、担当者の負荷を大きく軽減。現在では、制作会社として本来注力すべきWeb制作・開発に集中できる体制が整ったといいます。

⇒ムーンファクトリーの支援事例はこちら

ITreviewでの高評価:顧客の声が裏付ける安心感

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出典:ITreview

ディーネットの強みは、顧客からの第三者評価にも表れています。ITreviewでは4.6点(5.0点満点)という高得点を獲得しており、以下のような評価の声が寄せられています。

  • アラートが発生した際の連絡や対処を迅速に行っていただいている
  • 短期間で要件を的確に把握し、スムーズにサーバーを構築していただいた
  • 複数社と比較検討したが、コストと品質のバランスが非常に良かった
  • こちらの要望、依頼事項に対して、迅速かつ、不足なく対応していただけていると感じており、本サービスに満足している
  • クラウドサービスの知見も豊富、保守サポートサービスも丁寧・確実に対応頂ける為、お客様からの信頼も高く大変満足頂いている

こうしたコメントは、二次対応まで含めた手厚いサポートや、営業・エンジニアが一体となって顧客に伴走する姿勢が実際に評価されている証といえます。

⇒ITreviewのレビューはこちら

IoT・生成AI・サーバーレス――ディーネットが注力する新たな領域

ディーネットは、これまでAWSのインフラ領域の設計・構築、運用支援を強みとしてきました。今後は、技術の進化と顧客ニーズの変化に対応するため、より幅広い領域に注力していく考えです。

そのひとつが、IoT分野における取り組みです。たとえば製造業では、センサーデータをAWS上に集約し、可視化する仕組みを構築する案件が増えています。これまで個別対応として支援してきた領域を、今後はサービスとして明確に打ち出していく計画です。

また、LLMアプリ開発プラットフォーム「Dify」をはじめとした生成AI支援も重点領域のひとつです。今後は、AWSと組み合わせた新たな活用事例をより積極的に展開していく方針です。

また、サーバーレス系サービスへの対応にも注力しています。従来はEC2やRDSを一から立ち上げる案件が中心でしたが、現在はアプリケーション開発のスピードや効率を重視し、サーバーレス基盤を活用する企業が増えています。ディーネットはこうした流れを踏まえ、サーバーレス系サービスを積極的に取り入れた提案を強化していく予定です。

まとめ

ディーネットの最大の特長は、AWS環境の保守運用において二次対応までを標準サービスに組み込んでいることです。障害の一次復旧だけでなく、原因調査や再発防止策まで一貫して担うことで、顧客が安心してシステムを任せられる体制を実現しています。

さらに、導入段階から営業とエンジニアが同席し、技術的な要件を正確に把握する仕組みや、「その先のお客様を喜ばせる」スタンスで伴走する姿勢も、多くの企業から信頼されている理由です。

また、ディーネットは自社サイトでAWSを扱う上で役立つコラムや、AIアプリケーションツール「Dify」に関するコラムも発信しており、サービスだけでなく、同社の雰囲気や姿勢も感じ取ることができます。

AWSに詳しい人材が社内におらず運用を外部に任せたい企業、24時間体制の保守運用に疲弊している企業、そして今まさに発生している障害を素早く解決したい企業にとって、ディーネットは心強いパートナーとなるでしょう。

 

会社概要

会社名

株式会社ディーネット

創業

1995年(平成7年)12

設立

1999年(平成11年)2

代表者

代表取締役 髙橋 一男

所在地

東京本社:〒105-0001東京都港区虎ノ門2-3-22 第一秋山ビル5F

大阪本社:〒541-0041大阪市中央区北浜2-6-11 北浜エクセルビル5F

資本金

5,000万円

 

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