SEO対策×サイト分析でCV数67%増を叶えた包括的な伴走型アプローチ

記事制作とサイト分析事例

ERP導入コンサルティング会社N社様

業務内容
ERP製品導入コンサルティング、システム開発、運用保守、グローバルロールアウト支援、クラウド・データ活用支援
課題
  • オーガニック検索からの流入が少なく、PV数が不足
  • CVに至る導線設計が不十分
  • サービス検討層の流入が不足
効果
  • コンテンツの更新によりPV数が約25%向上
  • サイト改善によりCV数を67%向上
  • メールマガジン施策によるリピーター増加・ファン化

目次

SEデザインでは多様なサービスを提供しており、特に「マーケティングコンサルタント(伴走型支援)」では、運用支援だけでなく、サイト分析、解析代行、サイト改善案の提案・実行、さらに調査まで、PDCAサイクル全体を一貫してサポートすることが可能です。

今回は、私たちが支援したERPサービス業界のクライアント様の導入事例をご紹介いたします。

支援前の状況と課題

N社様は、ERP製品のパートナー企業として、企業サイトにおけるPV数の増加、CV率の向上、質の高い問い合わせの獲得など、運用面での改善に課題を抱えていました。

支援前の状況と課題 オーガニック検索からの流入が少なく、PV数が不足 CVに至る導線設計が不十分 サービス検討層の流入が不足

オーガニック検索からの流入が少なく、PV数が不足

CV数を増加させるために、まず流入母数の拡大が不可欠でした。しかし当時は、企業サイトへのオーガニック検索からのアクセスが十分に得られておらず、ERPサービスに関心を持つユーザーの訪問数が伸び悩んでいました。検索流入を増やし、ERPサービスに関する信頼性の高いコンテンツへの接触機会を増やすことが求められていました。

CVに至る導線設計が不十分

PV数が増えても、サイト内でのユーザー行動がCVに結びつかなければ意味がありません。N社様のサイトでは、増加した訪問者を適切に回遊させ、資料請求や問い合わせにつなげるための導線を整備する必要がありました。特に、オーガニック検索からSEOブログから流入したユーザーを、サービス詳細ページやCVポイントへ誘導する設計が急務でした。

サービス検討層の流入が不足していた

N社様のネームバリューにより、お問い合わせは多く寄せられていましたが、営業目的や情報収集のみのケースが多く、サービス導入を検討する層のアクセスが不足していました。そのため、確度の高い見込み顧客に向けた導線や接点の設計が必要とされていました。

私たちの提案と支援内容

これらの課題に対し、SEデザインでは以下のような支援を実施しました。

SEデザインの提案と支援内容 継続的なSEOコンテンツの更新によるオーガニック流入の獲得 Google Analyticsによるアクセス分析とCV導線の整備 メールマガジンの企画・配信によるファン層の醸成

継続的なSEOコンテンツの更新によるオーガニック流入の獲得

PV数の母数を増やすため、月に1~3本のSEOブログを継続的に制作・公開しました。ERPサービスに関連するキーワードをN社様からご提供いただき、検索ボリュームや競合性を調査したうえで、適切な構成・文字数を設計し、執筆まで一貫して対応しました。

また、単なるSEO対策ではなく、読み手にとって有益で信頼を得られる内容を重視し、専門性の高い情報発信を行うことで、ブランド価値の向上にも貢献しました。その結果、内容面でも高く評価いただきました。

さらに、アクセス状況を可視化するための基盤として、Google Analyticsの導入支援も併せて実施。その後の施策改善にも活用できる環境を整備しました。

Google Analyticsによるアクセス分析とCV導線の整備

PV数の増加と並行して、サイト内の導線設計・改善を進めることで、CV獲得率の向上にも取り組みました。

具体的には、流入の多いページに関連資料の導線やリンクを設置し、回遊を促進しています。また、よくダウンロードされる資料を可視化するランキング機能も導入し、ユーザーが求めている情報にスムーズにアクセスできる構造を実現しました。

一つ一つの改善は小規模ながらも、アクセス分析に基づく施策を継続的に実行することで、PDCAを着実に回し、CV数の改善に貢献しました。

また、コンテンツ量の増加に伴うサイト運用の煩雑さも、分析データに基づく管理フローによって最小化され、運用効率の向上にも寄与しました。

メールマガジンの企画・配信によるファン層の醸成

確度の高いユーザーと継続的な接点を持つため、メールマガジンを新たに立ち上げ、運用支援を行いました。

コンテンツ企画から配信スケジュールの設計、タイトルや配信タイミングの調整まで、マーケティング戦略に基づいて細かく調整し、顕在層への継続的な情報提供を実現しました。

配信対象には、資料ダウンロードや問い合わせなど過去に接点のあったユーザーを中心に設定しています。ERPサービスの最新情報や活用ヒントを届けることで、リピーターの獲得やファン化を促進しました。

支援後の成果や変化

これらの取り組みにより、以下のような成果が得られました。

SEデザイン支援後の成果や変化 コンテンツの更新によりPV数が約25%向上 サイト改善によりCV数を67%向上 メールマガジン施策によるリピーター増加・ファン化

コンテンツの更新によりPV数が約25%向上

SEOコンテンツの継続的な更新、サイト改善、メルマガ施策の相乗効果により、公式サイトのPV数は約25%向上しました。Google Analyticsによる分析でも、オーガニック検索からSEOブログへの流入が着実に伸びていることが確認されました。

また、定期的な更新によりドメイン評価が向上し、検索順位が改善されたことも、流入増加を後押しする要因となりました。

SEデザインでは、検索順位を上げるだけでなく、企業の専門性やサービス理解を促進するコンテンツを丁寧に設計しています。その結果、検索流入とコンテンツ満足度の両面で高評価をいただきました。

サイト改善によりCV数を67%向上

PV数の増加に加え、サイト内導線の改善によりCV数も大幅に向上し、単月で前年比67%増という成果が得られました

特に、回遊性を高めるリンク設計や、資料ダウンロード誘導の導線設置など、CV直結の小さな改善の積み重ねが大きな成果につながりました。

アクセス分析を基に優先度の高い施策を選定し、PDCAを短期間で回したことが成功の鍵となりました。
加えて、コンテンツが増加しても、分析結果に基づく構造的な管理により、サイト全体の状況把握や運用効率も向上しました。

メールマガジン施策によるリピーター増加・ファン化

メールマガジンの導入により、既存顧客・見込み顧客との接点を継続的に確保できるようになりました。配信開始後、メルマガ経由のサイト訪問数が増加し、リピーター率の上昇も確認されました。

また、開封率やクリック率といった指標も安定しており、タイムリーな情報発信の基盤として有効に機能しています。今後は、ステップメールや業界動向に即したテーマ配信など、より高度なマーケティング施策への展開も視野に入れています。

プロジェクトを振り返って

今回の支援では、「SEO対策」「アクセス分析」「サイト改善」といった各施策が連動し、着実に成果につながったことで、クライアント様からも高い評価をいただきました。

これらの施策は、単発で終えるのではなく、継続的に取り組むことで効果を最大化できるものです。特に企業の公式サイトやサービスサイトのように、長期的に存在し続けるWeb資産においては、PDCAを回し続ける運用体制が不可欠です。

また、SEデザインの支援は「外注」に留まらず、クライアントの内部状況を理解し、現場に寄り添う“伴走型”であることが強みです。たとえば、記事制作ひとつとっても、単なるテキスト納品ではなく、ユーザーにとって有益かつ企業の価値を的確に伝えるコンテンツへと昇華させる工夫を重ねています。

今後も、訪問者の行動データや反応に基づき、CVにつながる導線を強化し、売上や成果に結びつけていくことが、Webマーケティングにおける重要なテーマです。
私たちはその取り組みを、単なる施策実行者ではなく、戦略的パートナーとして支えてまいります。

 

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