HubSpotのトライアルと無料プランの違い、利用手順を解説

更新日:2025-02-03 公開日:2025-02-03 by SEデザイン編集部

目次

「HubSpot導入前に、トライアルで使用感を確かめたいが、どのように利用すればよいかわからない」
「HubSpotのトライアルと無料プランの違いが知りたい」
当記事に辿り着いた方の多くは、このようにお考えではないでしょうか。

HubSpotでは、導入を検討しているユーザー向けに無料トライアルが提供されており、期間中はHubSpotを自由に操作して、機能や使い勝手を確認できます。導入後に「期待と違っていた」などと後悔するのを避けるためにも、トライアルを積極的に活用しましょう。

今回の記事では、トライアルと無料プランの違いや、利用手順を詳しく解説します。トライアルを効果的に利用するために、ぜひお役立てください。

SEデザインでは、HubSpotが日本に進出した当初から、パートナーとしてHubSpotの導入・活用をサポートしています。HubSpotの導入についてお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

HubSpotのトライアルの概要

HubSpotのトライアルは、無料でHubSpotの機能を試せる貴重な機会です。HubSpotの導入を検討しているのであれば、活用してみてはいかがでしょうか。この章では、HubSpotのトライアルがどのようなものなのか、概要を紹介します。

トライアルの利点と期間

トライアルは、HubSpotの有料プランの契約前に、無料で使い勝手を確認できる仕組みです。トライアル期間は14日間であり、期間中は以下のツールをほとんど機能の制限なく利用できます。

  • HubSpot CRM
  • Content Hub
  • Marketing Hub
  • Sales Hub
  • Service Hub
  • Operations Hub

トライアル中は、各ツール間の連携も確認できます。また、期間中に行った操作は有料プランに引き継ぐことができるため、トライアル終了後に初期設定をやり直す必要はありません。有料プランを契約する場合は、トライアルを利用することでスムーズに通常業務に移行できるでしょう。

トライアルと無料プランの違い

HubSpotには、トライアルと別に「無料プラン」も用意されています。トライアルと無料プランの違いは、以下の通りです。

 

トライアル

無料プラン

期間

14日間

期限なし

利用できる機能

ほぼすべて

一部のみ


トライアルとは異なり、無料プランでは各ツールの機能が大幅に制限されており、ツール間の連携の確認も十分に行えません。しかし、無料プランには「期間の制限がない」というメリットがあります。

「HubSpotに関心があり、使用感がよければ本格的に活用していきたい」といった場合には、無料プランよりもトライアルの利用が適しているでしょう。

HubSpotの無料トライアルを開始する手順

HubSpotのトライアルの手順を説明この章では、アカウント作成からトライアル開始までの具体的な手順を紹介します。今すぐトライアルを開始したい場合は、ぜひ読み進めながら操作してみてください。

1.アカウントを作成する

トライアルを始めるために、まずはHubSpotのアカウントを作成しましょう。

HubSpot14日間無料トライアルのページで、「無料トライアルを開始」のボタンをクリックします。作成時には、メールアドレスを入力するか、Google、Microsoft、Appleのいずれかの外部アカウントと連携します。

ここで使用したメールアドレスに、今後もHubSpotからのお知らせメールが届きます。重要な通知を見逃さないように、普段から使用しているアドレスでアカウントを作成しましょう。

登録したアドレスにメールが届いたら、記載されている確認コードをHubSpotで入力します。続いてパスワードを作成したら、アカウント作成は完了です。

2.利用者情報を登録する

次に、アカウントの利用者情報を登録します。利用者情報の登録では、以下の情報の入力が必要です。

  • 業種/業界
  • 担当業務/職種
  • 会社名
  • 従業員数
  • WebサイトのURL
  • データのホスティングの希望

順番に入力が求められるので、画面を進めていきましょう。最後に「アカウントを作成」のボタンをクリックすれば、利用者情報の登録は完了です。

なお、データのホスティングでは「米国」と「EU」のどちらかを選びます。特別な理由がなければ、初期状態で選択されている「米国」のままで問題ありません。

3.トライアルを始める

アカウントを作成すると、HubSpotの管理画面が開きます。この段階では有効化されていない機能があり、メニュー画面でオレンジ色のマークが付いています。

利用したい機能を選び、概要を説明するページが表示された後は「14日間の無料トライアルを始める」をクリックしましょう。「トライアルが開始されました」というポップアップが表示されたら「始めましょう」のボタンをクリックします。

有料プランの契約後の使い勝手を確認するには、ブロックされている機能を使ってみるとよいでしょう。気になる機能は有効化して、限られたトライアル期間をぜひ有効活用してください。

HubSpotのトライアル中に使えるツール

HubSpotはマーケティングや営業活動に活用できるツールが一体化したオールインワンのプラットフォームです。この章では、トライアル期間中に使える以下の6種類のツールをご紹介します。

  • HubSpot CRM
  • Content Hub
  • Marketing Hub
  • Sales Hub
  • Service Hub
  • Operations Hub

それぞれ専門とする領域が異なっており、機能にも違いがあります。あらかじめ理解を深めておくことで、トライアル期間にさまざまな機能を試しやすくなるでしょう。

HubSpot CRM

HubSpot CRMは、見込み客や顧客の、情報やコミュニケーションの履歴を管理するためのツールです。HubSpotのツール群のなかで、基盤となる役割を果たします。HubSpot CRMは、トライアル中に使えるほかの5つのツールとは異なり、常に無料で使えます。そのため、HubSpot CRMだけを使うのであれば、トライアル期間にこだわる必要はありません。

あらかじめHubSpot CRMを使って操作方法に慣れておくと、トライアル中にほかのツールも扱いやすくなります。トライアル中は、HubSpot CRMだけを使うのではなく、他ツールとの連携を確認することに注力しましょう。

Content Hub

HubSpot Content Hubは、マーケティング活動に必要なコンテンツを作成し、管理するためのCMSです。LP(ライティングページ)や申し込みフォーム、ブログ記事などを直感的な操作で作れます。ブログのトラフィックやリード獲得数などの数値を計測し、分析するのも簡単です。

トライアル中には、Content Hubを使用してコンテンツを作成し、Web上に公開してみるとよいでしょう。実際に利用してみることで、どれだけ手軽にLPやブログ記事が作れるのかを確かめられます。さらに獲得したリード(HubSpotではコンタクトと呼びます)をHubSpot CRMで管理するところまで体験することで、ツールを連携させるメリットが感じられるでしょう。

Marketing Hub

HubSpot Marketing Hubは、見込み客との信頼関係を構築するために利用するMA(マーケティングオートメーション)ツールです。獲得した見込み客に対して有益な情報を継続的に提供することで、自社に対する期待感を持ってもらえます。とくに重要なのが、メールマーケティングに関する機能です。Marketing Hubを使えば、HTMLやCSSの知識がなくても、デザイン性の高いメールが配信できます。

また、Marketing Hubを利用することで、さまざまなマーケティング施策の効果を一元管理できます。レポートのひな型も豊富に用意されているため、見やすいレポートを作るのも簡単です。トライアル中には、各種データがどのように記録され活用できるのか、確認してみるとよいでしょう。

Sales Hub

HubSpot Sales Hubは、営業を効率化し成約率を高めるためのツールです。信頼関係が深まってきた見込み客に対して、製品やサービスをオファーする段階で力を発揮します。営業活動の進捗をパイプラインで一元管理できるため、複数の案件が同時並行で進んでいても、チームとして適切に対処できます。

営業担当者と見込み客の通話やメールのやり取りを記録して共有することもできるため、コミュニケーションの可視化や改善にも役立てられます。見込み客がメールに添付したドキュメントをいつ開き、どの程度読み込んだかを追跡する機能も備わっています。トライアル中には、進行中の案件をSales Hubに登録して、実際に進捗管理をしてみるとよいでしょう。

Service Hub

HubSpot Service Hubは、カスタマーサポートの品質を高め、顧客の満足度を向上させるためのツールです。成約に至った顧客を、長期的にフォローしていくために利用します。

自社の組織が大きくなり、取り扱う製品やサービスが増えるほど、顧客情報が分散してしまいがちです。Service Hubによって顧客情報を一元管理できれば、迅速なサポートの提供につながります。

トライアル中に受けた顧客からの問い合わせ内容をService Hubに登録して、チームメンバーと共有しましょう。

Operations Hub

HubSpot Operations Hubは、業務オペレーションを効率化するためのツールです。

企業の多くは、さまざまなアプリケーションを併用しながら日々の業務を行っていることでしょう。しかし、アプリやツールを利用することで作業が煩雑になり、無駄な手間や時間が発生することもあり得ます。Operations Hubを使えば、アプリケーションを統合して管理し、タスク処理を自動化することが可能です。

トライアルでは、自社で使用しているアプリケーションとOperations Hubが、問題なく連携できるかを確認できます。また、よく発生するタスクの処理を自動化するワークフローを作成して動作させることで、導入後にツールを活用するイメージがつかめます。

HubSpotのトライアルを有効活用するポイント

トライアルの限られた期間を無駄にすることがないよう、以下のポイントについて理解を深めておきましょう。

HubSpotのトライアルを有効活用するポイントを説明

この章では、HubSpotの機能が自社の課題解決に適しているか確認するためにも、トライアルを活用するポイントを詳細に紹介します。

自社の課題と解決方法を明確にしておく

HubSpotを有効活用するために、自社の課題と解決方法を明確にしておきましょう。課題が明確になっていなければ、HubSpotが自社にとって必要なツールか判断するのが難しいからです。たとえば、以下のうちどの部分がとくに自社の課題なのか、洗い出しておくとよいでしょう。

  • CMSがなくコンテンツを効率的に作れない
  • コンテンツからリードが獲得できない
  • 獲得したリードが成約につながらない
  • 成約後の顧客との関係が長く続かない

問題点が明確になれば、問題解決のためにHubSpotのツール群のなかでどれを活用すべきか判断できます。上記の例で「コンテンツからリードが獲得でない」という課題があれば、リードジェネレーションを強化するためにMarketing Hubが活用できるでしょう。「HubSpotを使って、本当に課題が解決できそうかを確認する」という目的がはっきりしていると、トライアルを有効活用できるでしょう。

各ツールの機能や使い方を理解しておく

HubSpotの各ツールにどんな機能が備わっていて、どのような使い方ができるのか、トライアル前にある程度理解しておきましょう。なぜなら、トライアル期間は限られているため、ツールを使うことに集中したほうが効率的だからです。各ツールの機能については、本メディアの記事でも詳しく解説していますのでぜひお役立てください。

試したい機能をリストアップして、優先順位を付けておくと、トライアル開始後にスムーズに作業に移れます。

製品デモで活用イメージをつかんでおく

HubSpotの製品デモを利用するのも、トライアルを有効活用するためにおすすめです。
なぜなら、Webサイトや記事を読んで理解しにくいことでも、実際の画面を見れば理解できることも多いからです。管理画面からさまざまな操作を行う様子を見ることで、HubSpotの具体的な活用イメージがつかめます。マーケティングツールをはじめて使う方であれば、とくに効果が大きいでしょう。

SEデザインが提供しているデモでは、画面をお見せしている最中の質問にも随時お答えできます。気になることをその場で聞けるため、ご好評をいただいています。ご興味がありましたら、申し込みフォームからお気軽にお問い合わせください。

トライアルを活用してHubSpotを体験しよう

HubSpotは、14日間の無料トライアルを提供しています。無料プランとは異なり、ほぼすべての機能が利用できるのが特徴です。トライアルは、HubSpotのアカウントを作成して利用者情報を登録すれば、すぐにはじめられます。

トライアルを有効活用するには、事前準備が大切です。自社の課題解決やビジネス成長のためにはどのツールのどの機能が役立ちそうか、目星を付けておきましょう。製品デモを利用して、操作画面や使い方を確認しておくのも効果的です。SEデザインでは、デモのご依頼を受け付けているほか、HubSpotの導入・活用支援を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

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SEデザイン大嶺
監修者
株式会社SEデザイン
セールス&マーケティング部 マーケティング課 係長
大嶺 将人
株式会社SEデザインに新卒で入社後、法人営業を担当。大手IT企業を15社担当し、うち1つでは売上目標率600%を達成。その後、データ分析系のSaaSベンダーにてプロダクトマーケティングを担当。リードナーチャリング~商談化を主な業務とし、商談件数の目標対200%を達成。その後SEデザインに復帰し、マーケティング職としてIT企業向けのコンテンツマーケティング支援のマーケティング業務を担当。