
Poe AIとは、複数社のAIモデルを1つの契約で使い分けられるプラットフォームです。ChatGPTのように1社のモデルを使うサービスとは異なり、OpenAI、Anthropic、Googleなど各社のモデルを同じ画面から切り替えて試せます。今回は、Poe AIの特徴や始め方・使い方、料金の仕組み、業務で使うときの注意点、ChatGPTとの違いを2026年9月時点の情報をもとに解説します。
Poe AIとは?

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この記事の要点 ・Poe(ポー)は、OpenAI・Anthropic・Googleなど各社のAIモデルを1つの契約・1つの画面から横断して使えるプラットフォーム。テキストだけでなく画像・動画・音声を生成するモデルも同じアカウントで扱える ・料金は「月額いくらで使い放題」ではなく、付与された「コンピュートポイント」をモデルごとに消費する仕組み。高性能なモデルほど1回あたりの消費が大きく、無料プランは試用の範囲と考えるのが現実的 ・業務で使う場合は、入力内容がAIモデル提供者や第三者の開発者に共有される前提で扱う。ボットの提供元によってチャットが学習に使われるかどうかが変わるため、「Poeは安全か」ではなく「どのボットを選ぶか」が判断軸になる |
Poe(ポー)は、Q&A投稿サイトを運営している米国のQuora社が提供するAIプラットフォームです。「Platform for Open Exploration」の略称で、正式なサービス名は「Poe」です。2022年12月にiOS版が招待制で先行公開され、2023年2月に一般公開、同年3月にデスクトップブラウザへ対応が広がりました。
名前のとおりプラットフォームの役割を果たしており、Poeを通じてOpenAI、Anthropic、Google、xAIといった各社のモデルに加え、重みが公開されているオープンウェイト系のモデルまでを、同じアカウントから切り替えて利用できます。扱えるのはテキスト対話だけではなく、画像・動画・音声を生成するモデルも含まれ、公式サイトでは200以上のモデルを扱うと説明されています。
日本語での質問・回答にも対応しています。Quora社が日本語版の提供を開始したのは2023年7月24日で、英語に次ぐ最初の対応言語でした。
Poe AIの基本情報
| 項目 | 2026年9月時点の概要 |
|---|---|
| 提供元 | Quora, Inc.(米国) |
| 正式名称 | Poe(Platform for Open Exploration) |
| 公開時期 | 2022年12月にiOS版を招待制で先行公開/2023年2月に一般公開/2023年3月にデスクトップブラウザ対応 |
| 日本語対応 | 2023年7月24日に日本語版の提供を開始(英語以外では最初の対応言語) |
| 対応環境 | Web、iOS、Android、Windows、macOS |
| 扱えるモデル | 各社のテキスト生成モデルに加え、画像・動画・音声の生成モデル。オープンウェイト系のモデルも選択可能 |
| 課金の単位 | サブスクリプション+コンピュートポイントの消費(使うモデルによって消費量が変わる) |
| 作成機能 | オリジナルのボット・アプリの作成と公開、作成者向けの収益化プログラム |
| 開発者向け | OpenAI互換・Anthropic互換のAPI(2025年7月提供開始) |
※取り扱うモデルとその世代は数か月単位で入れ替わります。最新の一覧と各モデルの消費ポイントは、Poe公式サイトでご確認ください。
Poe AIのおもな特徴

Poe AIのおもな特徴は、以下の4つです。
- 1つの契約で複数ベンダーのAIモデルを横断的に使える
- オリジナルのAIチャットボット・AIアプリを作成できる
- ほかのユーザーが公開したチャットボット・アプリを利用できる
- コンピュートポイント制で、使った分だけ消費する
1つの契約で複数ベンダーのAIモデルを横断的に使える
Poe AIはプラットフォームの役割を果たしているため、Poe AI上でOpenAI、Anthropic、Google、xAIなど複数ベンダーのモデルを切り替えながら利用できます。加えて、DeepSeekやMeta(Llama)系をはじめとするオープンウェイト系のモデルも選択肢に含まれます。
扱えるのはテキスト生成だけではありません。画像・動画・音声を生成するモデルも同じアカウントから使えるため、用途に応じてモダリティをまたいだ比較ができます。
なお、個別のモデル名とバージョン番号は数か月単位で入れ替わります。Poeの公式ドキュメントと公式の料金ページの間ですら、例示されている世代が食い違っていることがあります。本記事であえてモデルの版数を挙げていないのはこのためで、実際に使えるモデルは公式サイトで確認してください。
「どのモデルが自社の業務に合うか」を、各社と個別に契約せずに1つの契約で比較検証できる点が、Poe AIを使う主な理由といえるでしょう。
オリジナルのAIチャットボット・AIアプリを作成できる
Poe AIでは、プロンプトを設定したオリジナルのチャットボットを作成できます。さらに現在は、独自の画面と処理を持つ「アプリ」も作成可能です。ノーコードでアプリを作れる「App Creator」は2025年2月に提供が始まり、2025年12月にはアプリ内の特定の操作に価格を設定して収益を得る仕組みも追加されました。
ただし、カスタムチャットボットを作れること自体は、現在では他社サービスにも広く備わっています。Poe AIならではの点は、土台となるモデルを複数ベンダーから選べることと、作成物を公開して収益化できる仕組みがあることに移っています。
ほかのユーザーが公開したチャットボット・アプリを利用できる
Poe AIでは、ほかのユーザーが公開したチャットボットやアプリを検索して利用できます。自分で作ったボットはURLで共有できるため、同僚に使ってもらうことも可能です。
ただし、共有した相手が使う際には相手自身のアカウントのコンピュートポイントが消費されます。また、外部アプリ向けのAPIでは無料ユーザーは有料モデルを利用できないとされています。チームで本格的に使う場合は、メンバーごとのプラン加入を前提に考えるとよいでしょう。
コンピュートポイント制で、使った分だけ消費する
Poe AIは「コンピュートポイント」という独自の単位で利用量を管理します。1回のやり取りで消費するポイントは、モデル・トークン数・コンテキストの長さ・生成するメディアの種類によって変動し、高性能なモデルほど多くのポイントを消費します。付与されたポイントは原則として翌期間に繰り越されません。
詳しくは後述の「Poe AIの利用料金」で解説します。
Poe AIの始め方・使い方

続いて、Poe AIの始め方・使い方について解説します。
Poe AIの始め方
Poe AIは、以下の環境で利用できます。いずれも同じアカウントでチャット履歴が同期されるため、PCで始めた会話をスマートフォンで続けることもできます。
| 利用環境 | 入手方法 | 主な用途 |
|---|---|---|
| Webブラウザ | 公式サイトにアクセス | まず試す場合の基本 |
| iOS/Androidアプリ | App Store/Google Play | 外出先での利用 |
| Windows/macOSアプリ | Poe公式の配布ページ | 日常的な業務利用 |
| API(開発者向け) | Poe上でAPIキーを発行 | 自社ツールへの組み込み |
ここでは、Webブラウザから利用する方法を解説します。Poe AIの公式サイト(https://poe.com)にアクセスし、Googleアカウント、Appleアカウント、メールアドレス、電話番号のいずれかを使ってアカウントを登録しましょう。
登録後、Poe AIのトップページが表示されれば利用の準備は完了です。ただし、無料プランで使えるポイントには上限があります。登録すればすぐに高性能なモデルを自由に使えるわけではない点は、あらかじめ知っておくとよいでしょう。
同じ問いを複数のモデルで比べる
Poe AIの利点は、同じ質問に対して複数のモデルの回答を比較できる点にあります。サイドバーの「Explore」から用途に応じてモデルやユーザー作成のボットを探し、チャット中にモデルを切り替えたり、複数のボットに同時に問いかけたりして違いを確かめられます。
たとえば「DX推進上の課題を挙げてほしい」のように正解が一つに定まらない問いでは、モデルごとに着眼点や整理の仕方が変わります。同じプロンプトを複数のモデルに投げて出力を並べると、どのモデルが自社の用途に合うかを判断しやすくなります。
実務では、想定する読者や利用シーンを決めたうえで、定型のプロンプトを用意して比較するとぶれが少なくなります。モデル選定そのものを目的にした検証であれば、この使い方だけでもPoe AIを導入する価値があります。
テキスト以外の生成にも使う
Poe AIでは、画像・動画・音声を生成するモデルも同じアカウント・同じポイントで利用できます。文章の作成と画像の生成で別々のサービスを契約する必要がないため、制作フローを1つのアカウントにまとめられる点は、複数サービスを個別に契約する場合との違いになります。
チームで使う・自社システムから使う
2025年11月18日、Poe AIはグループチャット機能の提供を開始しました。1つのチャットに最大200人が参加し、200を超えるAIモデルやユーザー作成のボットを招いて共同で作業できます。チャット履歴は端末間でリアルタイムに同期されます。
また、2025年7月には開発者向けのAPIが公開されました。OpenAI互換のエンドポイントが用意されており、既存のOpenAI向けのコードを大きく変えずにPoe上の各社モデルを呼び分けられます。Anthropic互換のAPIやツール呼び出しにも対応しています。
APIの利用にはサブスクリプションのポイントを充当でき、レート制限はユーザーあたり毎分500リクエストです。2026年3月からは用途別に複数のAPIキーを発行・管理できるようになり、ポイント残高と直近の消費履歴を取得するエンドポイントも用意されています。部門ごとの利用量を把握しながら、複数モデルの検証環境をまとめて用意したい場合の選択肢になります。
チャットボットの作り方
Poe AIでは、コードを書かずに設定だけで作れる「プロンプトボット」を中心に、複数の作成方式が用意されています。まずは最も手軽なプロンプトボットの作り方を見ていきましょう。
ブラウザの場合は左サイドバーの「Create a bot」を選択します。モバイルアプリでは左上のメニューからサイドバーを開き、同じボタンをタップします。作成画面では、おおむね次の順で設定していきます。
- Bot name(ボット名)…一意の識別子。4〜20文字で、英字・数字・ダッシュ・ピリオド・アンダースコアが使えます
- プロフィール画像・説明文…いずれも任意です
- Base bot(ベースとなるモデル)…土台にするモデルを選びます
- Instructions(指示文)…ボットの振る舞いを決めるプロンプト。ここが設定の中核です
- Greeting message(あいさつ文)…ボットを開いたときに最初に表示されるメッセージ(任意)
- 公開範囲…全体公開/アクセスリンクを知っている人のみ/自分のみ から選べます。プロンプト自体を公開するかどうかも別に設定できます
各項目を入力後、作成ボタンをクリックすればチャットボットの作成は完了です。公開範囲は作成後も編集画面から変更できるため、社内で検証する段階では、非公開または限定公開から始めるのが無難です。
プロンプトボット以外の選択肢
用途が複雑になる場合は、次の方式も検討できます。
| 作成方式 | 内容 |
|---|---|
| プロンプトボット | ベースとなるモデルと指示文を設定するだけで作れる。コードは不要 |
| Canvas Apps(アプリ) | 独自の画面と処理を持つアプリをPoe上で動かせる。App Creatorを使えばノーコードで作成できる |
| Script Bots | PythonのプログラムをPoeの実行環境で動かす方式。自前のサーバーやインフラの用意が不要 |
| Server Bots | 自社のサーバーで動かし、処理を完全にプログラムで制御する方式 |
なお、Poeは自社プラットフォーム上で動くボットのモデル利用料を負担する方針を公式に示しており、Poeの仕組みを使って作る限り、作成者側にモデルの利用料は発生しないとされています。あわせて、メッセージ単位で価格を設定して収益を得る作成者向けのプログラムも用意されています(対象地域には制限があります)。
Poe AIの利用料金
Poe AIには無料プランと、複数段階の有料プランがあります。料金を理解するうえで最も重要なのが「コンピュートポイント」という仕組みです。
コンピュートポイント制の基本
Poe AIでは、メッセージの送信や画像・動画・音声の生成といった操作ごとにポイントを消費します。消費量はモデルによって異なり、固定制のものと、トークン数やコンテキストの長さに応じて変動するものがあります。プランごとに付与されるポイント量が実質的な利用上限にあたるため、「月額いくらで使い放題」ではなく「月額いくらで何ポイント使えるか」で比較する形になります。
各モデルの消費量は、チャット画面に表示される初回メッセージの概算コストと、「Rates」の表示から確認できます。使う前に消費量の目安が分かるようになっているため、業務で使うモデルを決めるときはここを確認するとよいでしょう。
プランの考え方
無料プランでも一定のポイントが付与されますが、付与量は試用の範囲で、繰り越しはできません。高性能なモデルは1回の質問でも相応のポイントを消費するため、業務での検証は有料プランで行うほうが現実的です。
有料プランは複数の段階に分かれており、上位のプランほど付与ポイントが増えます。年払いを選ぶと月額換算の負担が下がる料金設定になっています。
※プランの構成・付与ポイント数・金額は改定されることがあり、日本円での表示額は為替や課金経路(Web決済/各アプリストア)によっても変わります。本記事では変動の大きい金額そのものは記載していません。契約前にPoe公式サイトの料金ページで最新の条件をご確認ください。
ポイントを使い切った場合
付与されたポイントを使い切ると、次のリセットを待つか、ポイントを追加で購入することになります。月額料金だけでなく、この超過分の単価も含めて予算を見積もっておくと、運用開始後に想定外の費用が発生しにくくなります。
一般に、最新の高性能モデルほど1メッセージあたりの消費ポイントが大きくなります。利用量が非常に多い場合や、システムに組み込んで自動実行するような使い方では、各社のAPIを直接利用するほうがコストを抑えられるケースもあります。まずは想定する使い方で1日あたりどの程度ポイントを消費するかを実測し、そのうえでプランを選ぶ進め方をおすすめします。
Poe AI利用時の注意点

Poe AIを業務で利用する際は、以下の点を確認したうえで運用ルールを決めておきましょう。
- 入力した内容がAIモデル提供者や第三者の開発者に渡る前提で扱う
- 使用するボットの種類によってデータの扱いが変わる
- 使用するボットによっては最新データを反映した回答ができない
- 利用量(コンピュートポイント)とコストの管理ルールを決めておく
- ブラウザの翻訳機能がオンだとうまく文章が生成されない場合がある
入力した内容がどこまで共有されるかを把握する
Poe AIのプライバシーポリシー(2026年4月30日更新)では、ボットやアプリとのやり取りの内容が、そのボットを動かすAIモデル提供者や開発者に共有されると説明されています。ここでいう「やり取りの内容」には、チャットの本文だけでなくアップロードした画像や文書も含まれます。公式のポリシーでも、クレジットカード情報などの機微な個人情報をボットに入力しないよう案内されています。
一方で、チャットそのものは既定では非公開です。プライバシーセンターには「あなたとモデル提供者以外には見えない(共有した場合を除く)」と記載されており、共有リンクの生成やグループチャットへの招待など、自分で共有の操作を行った場合に他のユーザーが閲覧できる状態になります。共有機能そのものを恐れるよりも、入力してよい情報の範囲を社内であらかじめ決めておくことが実務上は重要です。
日本国内では、個人情報保護委員会が2023年6月2日に「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等」を公表しており、個人情報を含むプロンプトを入力する際は、あらかじめ特定した利用目的の達成に必要な範囲内かを十分に確認するよう求めています。社内ガイドラインを整備する際の参照元として確認しておくとよいでしょう。
使用するボットの種類によってデータの扱いが変わる
Poe AIでは、ボットの提供元によってデータの扱いが異なります。プライバシーセンターの説明では、公式のボットや、OpenAI・Anthropic・Google・Metaのモデルを使うプロンプトボットは、チャットをモデルの学習には使用しないとされています。これに対し、第三者の開発者が提供するボットやアプリは、チャットを自社モデルの学習に利用する場合があるとされています。
つまり業務利用の判断は「Poe AIは安全か危険か」ではなく、「どのボットを選ぶか」が軸になります。誰が提供しているボットなのかを確認してから使う運用にしておくと安全です。
使用するボットによっては最新データを反映した回答ができない
AIモデルには学習データの期限(ナレッジカットオフ)があり、それ以降の出来事は基本的に回答へ反映されません。カットオフの時期はモデルごとに異なるため、「Poeでは○年以降の情報は扱えない」といった一律の説明はできません。
ただしPoe AIには、Web検索を行って回答するボットや検索に特化したモデルが用意されています。最新情報が必要な調査では、そうしたボットを選ぶことで対応できます。
また、Poeの利用規約自体にも、ボットの回答は正確でない場合や情報が古い場合があり、利用者が自分で内容を検証すべきである旨が記載されています。重要な業務判断に使う情報は、出典にあたって裏取りする運用を前提にしてください。
利用量とコストの管理ルールを決めておく
前述のとおり、Poe AIはコンピュートポイントで利用量を消費する仕組みです。選ぶモデルや、画像・動画生成といった処理の内容によって1回あたりの消費量が変わるため、高性能なモデルを常用すると想定より早くポイントを消費します。
チームで使う場合は、用途ごとに使うモデルの目安を決めておくと管理しやすくなります。APIを利用する場合は、ポイント残高と消費履歴を取得できるため、部門単位での利用量の把握にも使えます。
ブラウザの翻訳機能がオンだとうまく文章が生成されない場合がある
文章を生成する際に、ブラウザの翻訳機能がオンになっていると正しく出力されない場合がある点にも注意が必要です。正しく文章が生成されない場合は、ブラウザの翻訳機能のオン/オフ設定を確認してみましょう。
Poe AIとChatGPTとの違い
ここでは、Poe AIとChatGPTとの違いについて解説します。出発点になるのは、Poe AIは複数社のモデルを1つの契約で使い分けられる「集約型」のサービス、ChatGPTはOpenAI自社のモデルに機能をまとめた「単独提供型」のサービスという位置づけの違いです。おもな違いは下表のとおりです。
| 比較項目 | Poe AI | ChatGPT |
|---|---|---|
| 提供元 | Quora | OpenAI |
| 使えるモデル | OpenAI・Anthropic・Googleなど複数社のモデルを横断利用。オープンウェイト系のモデルも選択できる | OpenAIの自社モデル。プランによって使える上位モデルが変わる |
| 料金体系の考え方 | ポイント消費型。プランごとに付与ポイントが決まり、高性能モデルほど多く消費する。追加購入も可能 | プラン定額型。上位プランほど利用できる量の上限が広がる |
| プランの段階 | 無料プランのほか、有料が複数段階。年払いで割引あり | 無料のほか、個人向けの複数プランと、組織向けのBusiness・Enterprise |
| カスタムAIの作成 | 可。無料プランでも作成でき、公開・収益化の仕組みもある | 新規GPTの作成・公開は個人向けプランでは提供されていない。Business/Enterprise/Eduのワークスペースでは設定により可能(既存GPTの利用は個人プランでも可) |
| ファイル(PDFなど)のアップロード | 可(利用するモデルに応じてポイントを消費) | 無料プランでも可(無料は1日3件まで、1ファイル512MBが上限) |
| API・外部連携 | OpenAI互換・Anthropic互換のAPIを提供。サブスクリプションのポイントをAPI利用にも充当できる | OpenAI APIは別サービスとして提供される |
なお、ChatGPTは無料プランとその上位の一部プランで、ログインユーザーに広告が表示されます。日本では2026年8月11日から提供が始まっており、上位プランでは広告が表示されません。無料アカウントでの運用を検討する場合は、この点も判断材料になります。
使い分けの目安としては、複数モデルの出力を比べたい場合やモデルごとにコストを最適化したい場合はPoe AI、OpenAIのエージェント機能や組織向けの管理機能をまとめて使いたい場合はChatGPTの組織向けプランが候補になります。
よくある質問
Poe AIの料金はいくらですか?
無料プランと、複数段階の有料プランがあります。ただしPoe AIは「月額いくらで使い放題」ではなく、プランごとに付与されるコンピュートポイントをモデルごとに消費する仕組みです。同じプランでも、使うモデルによって使える回数は大きく変わります。金額と付与ポイント数は改定されることがあり、日本円での表示額は為替や課金経路によっても変わるため、契約前に公式の料金ページで確認してください。
Poe AIは無料でどこまで使えますか?
無料プランでも一定のポイントが付与され、モデルを試すことはできます。ただし付与量は試用の範囲で、繰り越しもできません。高性能なモデルは1回の質問でも相応のポイントを消費するため、業務で継続的に使う用途には無料プランは向きません。まず無料で操作感とモデルの比較を試し、自社の使い方に合うと判断してから有料プランを検討する進め方が現実的です。
Poe AIに危険性やデメリットはありますか?
最も注意すべきは、入力した内容がAIモデルの提供者や第三者の開発者に共有される点です。とくに第三者の開発者が提供するボットは、チャットを自社モデルの学習に利用する場合があるとされています。機微な情報を入力しない運用ルールを決めたうえで、誰が提供しているボットかを確認してから使いましょう。
デメリットとしては、料金がポイント消費型で費用の見通しを立てにくいこと、モデルのラインアップが頻繁に入れ替わることが挙げられます。使うモデルが1つに定まっているなら、各社と直接契約するほうが分かりやすい場合もあります。
Poe AIで画像生成はできますか?
できます。Poe AIはテキスト生成だけでなく、画像・動画・音声を生成するモデルも同じアカウント・同じポイントで利用できます。文章と画像で別々のサービスを契約する必要がないため、制作フローを1つのアカウントにまとめられる点が利点です。ただし画像や動画の生成はテキストより多くのポイントを消費する傾向があるため、利用量の見積もりには注意してください。
まとめ:Poe AIで複数のAIモデルを比較しながら使ってみよう
Poe AIは、Quora社が2022年12月に招待制で先行公開し、2023年2月に一般公開したAIプラットフォームです。OpenAI、Anthropic、Google、xAIなど各社のモデルと、ユーザーが作成した多数のボットを、1つのアカウントから切り替えて使える点が最大の特徴です。日本語版は2023年7月に提供が始まり、Web・iOS・Android・デスクトップアプリから利用できます。
公開当初は「有料級のモデルをまとめて試せる場所」という位置づけでしたが、現在は役割が広がっています。ノーコードでアプリを作れるCanvas Apps、そしてOpenAI互換・Anthropic互換のAPIが加わり、モデル選定の検証環境として、あるいは社内向けの小さなAIツールを試作する場として使う余地があります。
一方で、料金は「定額で使い放題」ではなく、付与されたコンピュートポイントをモデルごとの消費量に応じて使う仕組みです。無料プランの枠は試用の範囲にとどまると考えたほうがよいでしょう。また、入力内容がモデル提供元やボット作成者に共有され、ボットによっては学習に利用され得ることが公式に明記されています。機密情報や個人情報の入力を避ける運用ルールを、導入前に決めておくことが前提になります。
用途が特定のモデル1つに固まっているなら各社と直接契約するほうが分かりやすく、データを外に出せない業務であれば自社環境で動かせるオープンウェイトモデルという選択肢もあります。まずは無料枠で操作感とモデルの比較を試し、自社の使い方に合うかを見極めてから有料プランを検討する進め方をおすすめします。
SEデザインは1985年の創業以来、外資系IT企業のブランドローカライズをはじめ、日系・外資を問わず多くのテクノロジー企業のマーケティングを支援してきました。生成AIをコンテンツ制作にどう組み込むか、AI検索で引用される記事をどう作るかといったご相談にも対応しています。