メタキーワードはSEOに必要? 書き方や使用例も解説!

公開日:2023-09-11 更新日:2024-03-28 by SEデザイン編集部

目次

検索結果で少しでも上位に表示されるよう、可能な限りSEO施策に取り組みたいものです。内部対策の一環として、メタキーワードを設定するWeb担当者もいるのではないでしょうか。

今回はメタキーワードに関するSEO効果やメタキーワードの書き方、使用例も解説します。

メタキーワードとは

メタキーワードの必要性や書き方をよく理解するためにも、メタキーワードがどういうものか確認しておきましょう。

メタキーワードは「メタタグ」のひとつであり、検索エンジンにページの記述内容を伝える役割を持っています。ここでは、メタキーワードの基本事項について理解が深められるよう詳しく解説します。

メタキーワードはメタタグのひとつ

メタキーワードは、HTMLファイルのタグ内に設置するメタタグのひとつです。

メタタグは、Webサイトを構築するHTMLファイルのhead内に「<meta ~」という形式で記述されます。メタタグによって検索エンジンはページに関する情報をスピーディに理解することが可能です。

以下、メタキーワード以外の代表的なメタタグを簡単に紹介します。

メタディスクリプション(meta description)

メタディスクリプションはWebページの要約、あるいは説明文です。検索結果で記事タイトルの下に表示されます。設定できる文字数に制限はありませんが、検索結果上ではPCの場合は全角70文字程度、スマホの場合は全角60文字程度しか表示されないため、適切な文字数に収めることが重要です。

OGP (Open Graph Protocol)

OGPはWebページがSNSでシェアされた際に、コンテンツの表示内容を指定するタグです。SNS上で意図した見せ方ができるように、ページタイプやURL、記事タイトル、画像URLなどを設定できます。

noindexとnofollow

noindexはGoogleのマイナス評価を防ぐために評価の低いページをインデックスしないように設定するタグです。使用することで、指定したページが検索結果に表示されなくなります。nofollowはリンク先との関連性を否定し、評価も渡さないようにするタグです。

メタディスクリプション、OGPタグ、noindex、nofollow について、もっと詳しく知りたい方は以下の記事もご参照ください。

≫メタディスクリプションとは?設定方法や書き方のコツ
≫OGPとは?設定するメリットや具体的な記述の方法について
≫noindexとは?SEO対策における正しい設定方法と注意点を解説

ほかにも、メタタグで適切な文字コードを伝えて文字化けの防止やビューポートを指定してモバイル表示の最適化ができます。

メタキーワードの役割

メタキーワードは「Webページの情報がどのようなキーワードと関連したものなのか」を検索エンジンに伝えるメタタグです。たとえば、Googleの検索エンジンはメタキーワードに記述があればその情報を記録します。

また、記事ごとにメタキーワードを記述しておくと、その記事が何を目的として書かれたのかはタグをチェックするだけで判別可能です。記事管理の助けにもなるため、重複記事の作成の回避や担当者の引き継ぎの効率化なども見込めるでしょう。

SEOにおけるメタキーワードの必要性

現在では「メタキーワードはSEOに必要ない」といわれています。実際のところ、メタキーワードの有無は検索順位に影響しないため、SEO効果が全くないと言っても過言ではありません。ここでは、メタキーワードにSEO効果がない理由と、メタキーワードがSEOで不要となった経緯について解説します。

メタキーワードにSEO効果がない理由

昨今のWeb検索で独占的なシェアを持つGoogleは、メタキーワードをランキング要因に見なしていないことを明言しています。

Google は keywords meta タグをウェブ検索のランキングで使用することはありますか

端的にいえば、使用しません。(中略)Google のウェブ検索(Google.com からアクセスできる、日々数多くのユーザーが使用する検索)では、keywords meta タグは完全に無視されます。現時点で Google 検索のランキングに影響が及ぶことはありません。

Google 検索セントラル ブログ」より引用

Googleの検索エンジンがWebページをインデックス作成する際、メタキーワードが記述されていればその記録自体は行われます。しかし、あるキーワードが検索された時、本文領域に含まれているワードのみ読み込まれるため、メタキーワードの記述自体は検索結果に全く影響を与えません。

このことは、検索マーケティングのジャーナリスト・アナリストであったDanny Sullivan氏が「Meta Keywords Tag 101: How To “Legally” Hide Words On Your Pages For Search Engines」という記事の中で解説しています。

メタキーワードがSEOで不要になった経緯

2000年頃までは、InfoseekやAltavista、exciteといった当時の主要な検索ロボットでメタキーワードタグがサポートされていました。その頃の検索エンジンは精度が低く、記事本文から直接的に内容を読み取るのが困難であったため、メタキーワードの情報に頼らざるを得ないという事情がありました。

メタキーワードは発展途上の検索エンジンを助ける一方で、アルゴリズムの性質を悪用するケースもあります。当時は、メタキーワードを乱用して、コンテンツの質に関係なく検索エンジンのアルゴリズムを操作するスパム行為が大量に発生しました。

メタキーワードが悪用されることを理解していたGoogleは、1998年の検索サービス開始以降から現在にかけてユーザーの利便性を守るという理由で、Google検索のランキングには一貫してメタキーワードが使用されていません。

メタキーワードの書き方・使用例

ここでは、メタキーワードの書き方や使用例について紹介します。

メタキーワードの書き方

head内に以下の形式で記述します。

<meta name="keywords" content="対象キーワード">

複数のキーワードを設定する場合は、半角コンマで区切ります。

<meta name="keywords" content="対象キーワード1,対象キーワード2">

使用例

たとえば、記事のターゲットキーワードが「SEO」「効果」「方法」の場合

<meta name="keywords" content="SEO,効果,方法">

メタキーワードタグには、不必要に多くのキーワードを書かないようにすることが大切です。過去にはキーワードを大量に記述してランキング上位を狙う方法がありましたが、現在は特に意味はありません。

むやみに多く書いてもメタタグ領域を浪費するだけです。管理目的で記述する場合は、「ほかのページと重複を避ける」「整理しやすいように1ページあたり2〜3個程度にとどめる」よう注意しましょう。

特定のWebページに設定されているメタキーワードも簡単に調べられます。該当のページを開いた状態でソースを表示し、「meta name="keywords"」を検索すれば「<meta name=”keywords” content=”◯◯◯”>」のような記述が見つかるはずです。

もし見つからない場合、そのページにはメタキーワードが設定されていないとみなしてよいでしょう。2000年以降に作成されたWebページなら、メタキーワードタグがなくても特に珍しいことではありません。

メタキーワードよりもコンテンツを重視しよう

現状ではSEOのためにメタキーワードを設定する必要はありません。管理目的で設定する場合は、1ページのメタキーワードは3個以内がおすすめです。しかし、メタタグに関していえば、メタディスクリプションやOGPなどメタキーワードよりも重視すべきものがあります。

内部対策の効果を上げるには、やはりコンテンツの質と量を充実させていくのが王道です。SEデザインはSEOやコンテンツマーケティングの支援をしています。コンテンツマーケティングのプロであるSEデザインにぜひご相談ください。

 

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