HubSpotのブログ機能とは?使い方やメリット、無料版との違いを解説

更新日:2026-10-08 公開日:2023-12-04 by SEデザイン編集部

目次

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HubSpotのブログ機能は、Content Hubで提供される、記事の作成・公開からSEO対策、公開後の分析までを一貫して行える機能です。無料ツールから始められますが、AIによる記事生成やSNSへの自動投稿などは、対象の製品・プランが決まっています。

本記事では、HubSpotのブログ機能の概要や無料版と有料版の違い、WordPressとの比較、利用するメリット、移行方法、作成・公開の流れを解説します。

この記事の要点

・HubSpotのブログ機能は、Content Hubで提供される、記事の作成・公開からSEO対策、公開後の分析までを一貫して行える機能

・無料ツールから始められる。無料版はブログ1件・記事100件までで、HubSpotのブランド表示が含まれる(表示の削除はContent Hub Starter以上)

・主な機能は、記事の作成・公開、SEOの改善支援、AIによる記事生成、成果の分析、CRMと連携した見込み客へのフォロー。AIによる記事生成はContent Hub Professional/Enterprise、SNSへの自動投稿はMarketing Hub Professional/Enterpriseのように、機能ごとに対象の製品・プランが異なる

 

 HubSpotとは?

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HubSpotとは、顧客情報を管理するCRMを基盤に、マーケティング・営業・カスタマーサービスなどの業務をつなぐ、AI搭載のカスタマープラットフォームです。
HubSpotにはブログ機能もあり、ターゲット顧客の流入や集客に役立ちます。

HubSpotとは【AI搭載のカスタマープラットフォーム】


HubSpotとは、マーケティングや営業を行ううえで必要なソフトウェアなどを一式備えたCRMプラットフォーム
です。 
 
CRMとは「Customer Relationship Management」の略であり、顧客情報を適切に管理して顧客との関係性の強化を図るための取り組みやツール・システムを指します。 
 
直感的に使えるインターフェースで、営業やマーケティング、顧客に関わる情報を集約できるのが魅力です。一つのプラットフォームで多くの情報を管理できるため、業務効率化につながります。 
 
HubSpotは無料ツールから利用を始められますが、利用できる機能や上限は、契約する製品・プランによって異なります。2026年10月時点の公式の製品・サービスカタログ(英語版)に掲載されている、おもな製品は以下の通りです。 

  • Marketing Hub(マーケティングオートメーション(MA)ソフトウェア) 
  • Sales Hub(営業支援CRMソフトウェア) 
  • Service Hub(カスタマーサービスソフトウェア) 
  • Content Hub(AIによる制作支援やコンテンツ管理を含むコンテンツマーケティングソフトウェア) 
  • Data Hub(データ管理。2025年9月3日にOperations Hubから置き換え) 
  • Revenue Hub(収益管理) 
  • Agent Hub(AIエージェントの管理) 

コンテンツマーケティングや潜在顧客の育成、顧客管理、アフターサービスなど、幅広いシーンで活用できます。 

なお、一部のAI機能はHubSpotクレジットを消費するため、必要な機能と利用量も確認して選びましょう。 

出典:HubSpot「Product and Services Catalog」/HubSpot「ニュースリリース(2025年9月3日)」

HubSpotのブログ機能とは

本記事で解説するHubSpotのブログ機能は、「Content Hub」で提供される機能です。記事の作成・公開に加え、契約プランに応じてAIによる制作支援や会員限定公開などを利用できます。おもな機能と利用条件は次の通りです。

機能 できること 対象製品・主な条件
ブログの作成・公開 ブログを作成し、記事を公開する 無料ツールから利用できる。ブログ数・記事数の上限とHubSpotのブランド表示の有無はプランによって異なる
AIによる記事生成 トピックやキーワードを基に、タイトル・構成・本文の下書きを作成する Content Hub Professional/Enterprise。AI機能の設定と権限が必要
SEOの改善支援・分析 検索向けの改善提案を確認し、Google Search Consoleのデータと連携する 記事エディター内の推奨事項は全アカウント。ドメイン全体のスキャンはMarketing Hub/Content HubのProfessional以上
表示内容の出し分け 訪問者の条件に応じて、対象モジュールの表示を切り替える(スマートコンテンツ) Content Hub Professional/Enterprise。ブログ本文のモジュールは対象外
会員限定公開 登録・ログインした対象者にブログの閲覧を限定する Content Hub Professional/Enterpriseなど
SNS自動投稿 新しいブログ記事の公開に合わせて、SNSへ告知を投稿する Marketing Hub Professional/Enterprise。Instagramは対象外
記事の効果測定 閲覧数、フォーム送信、新規コンタクトなどを確認する ブログの基本的な分析を利用できる。詳しいトラフィック分析はプランによって異なる

出典:HubSpot「無料のブログ作成ツール」/HubSpot「ブログ記事を生成」/HubSpot「SEOの推奨事項」/HubSpot「スマートコンテンツのルール」/HubSpot「会員限定コンテンツ」/HubSpot「ブログ記事のSNS自動投稿」/HubSpot「ページとブログ記事のパフォーマンス分析」

 
HubSpotのブログ機能を使うことで、簡単にブログ記事の作成やCTAの設置ができ、ターゲット顧客の流入・獲得が期待できます。AI活用やSEO最適化など、豊富な機能があり、ブログ作成から分析まで一気通貫で行えるため、コンテンツ作成の手間を抑えながら効果を上げたい企業におすすめのツールです。 

HubSpotのブログ機能の無料版と有料版の違い

HubSpotのブログ機能が使える「Content Hub」には、無料版と有料版があります。無料版の代表的な機能は次の通りです。 

  • ランディングページ(LP)
  • Webサイト作成ツール
  • 一部の基本的なAI支援
  • 基本的なSEO推奨事項
  • マネージドクラウドホスティング
  • カスタムドメインの接続

無料版でも、ブログの作成・公開に加えて、ランディングページの作成や基本的なSEO対策ができます。AIによる支援も一部は無料で使えますが、タイトル・構成・本文を生成するブログ記事生成ツールの対象は、Content Hub Professional/Enterpriseです。

このように、無料版でも基本的な機能は利用できますが、有料版を使うとさらに充実した機能を活用できます。有料版はプランにより機能が異なります。 

比較するときは、料金だけでなく、ブログ数・記事数の上限、HubSpotのブランド表示、SEO機能の範囲も確認しましょう。

比較項目 無料ツール Content Hub Starter Content Hub Professional Content Hub Enterprise
料金(月額)※ 0円 2,400円/シート 60,000円 180,000円~
含まれるユーザー・シート 2ユーザーまで シート単位で課金 3コアシート込み 5コアシート込み
ブログ数の上限 1件 1件 100件 100件
ブログ記事数の上限 100件 10,000件 10,000件 10,000件
HubSpotのブランド表示 あり 削除できる 削除できる 削除できる
SEO機能 基本的な推奨事項 基本的な推奨事項 高度な推奨事項、サイト全体の監査など 高度な推奨事項、サイト全体の監査など

※2026年10月7日時点で、日本向けの公式料金ページに表示されている金額です。料金は支払い方法や割引の適用(新規顧客向けの特別価格など)によって変わります。最新の価格はHubSpot公式サイトでご確認ください。

出典:HubSpot「Content Hubの料金」/HubSpot「製品・サービスカタログ」/HubSpot「SEOの推奨事項」

また、一部のAI機能はHubSpotクレジットを消費します。たとえば、AI検索向けの改善提案(AEOの推奨事項)から記事を作成するContent agent(ベータ)を使うには、Marketing Hub Professional/Enterpriseの契約とHubSpotクレジットが必要です。

選定の目安として、まずブログ運用を試す場合は無料ツール、ブランド表示の削除や記事数の拡大が必要な場合はStarter、高度なSEO機能やAIによる記事生成を活用する場合はProfessional以上を比較するとよいでしょう。

出典:HubSpot「HubSpotクレジット」/HubSpot「Content agent」

HubSpotのブログ機能とWordPressの違い 

HubSpotのブログ機能とWordPressには、いくつかの大きな違いがあります。 

HubSpotは統合型のマーケティングプラットフォームで、ブログ機能は「Content Hub」で使用できる機能です。マーケティングオートメーションツールやCRMツールなどと連携しています。直感的なインターフェースで、初心者でも簡単にブログを作成できます。さらに、アナリティクス機能が標準搭載されており、ブログ作成から分析まで一元管理が可能です。特に有料版を利用すると、より多くの機能が利用できます。 

一方、WordPressはオープンソースのCMSで、プラグインやテーマを利用することで高度なカスタマイズが可能です。WordPressには、WordPress.orgからソフトウェアを入手して自社でサーバーなどを手配する自己ホスティング型と、ホスティングが含まれるWordPress.comがあり、費用や管理の範囲が異なります。 

比較項目 HubSpotのブログ機能 WordPress(自己ホスティング型) WordPress.com
提供形態・費用 無料ツールから利用でき、Content Hubの有料プランで機能を拡張できる ソフトウェアは無料。ホスティングなどは別途手配する 無料・有料プランがあり、ホスティングが含まれる。独自ドメインの利用は有料プランが対象
CRM・マーケティング連携 HubSpotのCRMと共通の顧客データを利用できる。使える機能は契約によって異なる HubSpot製のWordPressプラグインで、CRMやフォームなどを連携できる プラグインを使う場合は有料プランが対象
カスタマイズ テーマに加え、HTML・CSS・HubLなどでテンプレートを開発できる テーマやプラグイン、ソースコードの変更で拡張できる 2026年4月の発表以降、Personalを含む全有料プランでプラグインを利用できる
ホスティング・保守 管理型ホスティングと標準SSLを利用できる 管理の分担は、契約するホスティングサービスによって異なる ホスティング、WordPressの自動更新、セキュリティ対策が含まれる
分析 ブログの閲覧数などを確認でき、詳しいトラフィック分析にはプランの条件がある HubSpot製プラグインなどで分析機能を追加できる アクセス統計を利用できる。集計範囲や追加の分析機能はプランによって異なる

出典:WordPress.org「WordPress.orgとWordPress.comの違い」/WordPress.com「WordPress.comとWordPress.orgの比較」/WordPress.com「プランの機能」/WordPress.com「プラグイン」/WordPress.com「全有料プランでのプラグイン利用(2026年4月2日)」/WordPress.org「HubSpot製WordPressプラグイン」/HubSpot「無料のブログ作成ツール」/HubSpot「ウェブホスティング」/HubSpot「ブログのパフォーマンス分析」/HubSpot「トラフィック分析ツール」

既存のWordPressサイトを残したまま、HubSpot製のWordPressプラグインでCRM、フォーム、メールマーケティング、アクセス分析などを連携する構成も選べます。

AIによる制作支援も比較のポイントです。HubSpotには、タイトル・構成・本文を生成するブログ記事生成機能(Content Hub Professional/Enterprise)があります。WordPress.comでも、文章の編集や画像生成などを支援するWordPress AI Assistantが2026年2月に発表され、BusinessプランとCommerceプランで有効化できます。

出典:HubSpot「ブログ記事を生成」/WordPress.com「WordPress AI Assistant」

既存サイトとの連携方法、必要な分析機能、カスタマイズの範囲を整理し、導入後の保守や追加機能を含む費用も比べておくと判断しやすくなります。使用用途や目的を明確にし、自社に適したプラットフォームを選択しましょう。 

HubSpotのブログ機能を利用する7つのメリット

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HubSpotでは、記事の作成とSEO対策、AIによる記事生成、CRMとの連携、公開後の分析までを1つのプラットフォームで進められます。ただし、利用できる機能は製品・プランによって異なるため、契約内容の確認が必要です。

HubSpotのブログ機能を利用するメリットには、おもに以下の7つがあります。

  • ブログの作成作業を効率化できる 
  • SEO対策を行いやすい 
  • ブログ記事の成果を分析できる
  • レスポンシブデザインに対応している 
  • ブログの閲覧履歴を見込み客へのフォローに活用できる
  • SNSへの告知を自動化できる
  • テーマやモジュールをカスタマイズできる
それぞれ確認していきましょう。

ブログの作成作業を効率化できる


HubSpotのブログ機能を利用することで、効率的なブログ記事の作成が可能です。企業内でブログを運営する場合、複数人の担当者で運営するケースも多いでしょう。

HubSpotのブログ機能では、対応する契約であれば、コラボレーション機能を使ってブログの下書きへのコメント追加やフィードバックの共有ができるため、担当者間で円滑なコミュニケーションを図れます。

ほかにも、画像の挿入や関連リンクの追加、スマホ・タブレット・パソコンなどの各デバイスでのプレビュー確認もできます。公開日時を指定した予約公開も可能です。

Content Hub Professional/Enterpriseでは、HubSpotのAI(Breeze)でタイトル・構成・本文を生成することもできます。参照資料やブランドボイスを使って下書きを作成し、担当者が正確性や表現を確認して公開する運用に役立つ機能です。

セキュリティ面では、HubSpotが管理型ホスティングと標準SSLを提供しています。一方で、ユーザー権限やログイン認証の管理は利用企業の役割です。Starter・Professional・Enterpriseでは、ユーザー名とパスワードでログインする場合に2要素認証が必須となっています。

出典:HubSpot「ブログ記事を作成してカスタマイズする」/HubSpot「コラボレーションサイドバー」/HubSpot「ブログ記事を生成」/HubSpot「ウェブホスティング」/HubSpot「2要素認証の設定」/HubSpot「ユーザー権限ガイド」

SEO対策を行いやすい

HubSpotのブログ機能を使うことで、SEO対策を行いやすくなります。

たとえば、HubSpotのブログ機能では、SEOを最適化するための推奨事項をリスト形式で一覧化してくれます。リストには実施すべき内容だけでなく、対象ページへのリンクも表示されるため、改善箇所を容易に判断することが可能です。

記事エディター内のSEO推奨事項は、全アカウントで利用できます。ドメイン全体をスキャンしてメタデータやリンクなどの改善箇所を確認するSEOツールは、Marketing HubまたはContent HubのProfessional/Enterpriseが対象です。

SEOについて詳しくない担当者でも、HubSpotのブログ機能が提示するリストを参考にすれば、基本的な改善点を確認しながらブログ記事を作成できます。ただし、推奨事項は改善を支援する機能で、検索順位や流入の向上を保証するものではありません。また、担当者のスキルに依存せずSEO対策を行えるようになるため、属人的なブログ運営を解消するきっかけにもなるでしょう。

Google Search ConsoleをHubSpotと連携すると、一元管理が可能になります。HubSpot内で確認できるのは、表示回数、クリック数、平均CTR、平均掲載順位などです。

HubSpotのブログに搭載されたSEO機能や連携機能を使えば、質を担保しつつ、ユーザーにとって価値の高いコンテンツを提供しやすくなります。

関連機能として、ChatGPT・Gemini・Perplexityでの自社ブランドの言及や引用を分析するHubSpot AEOが2026年4月に発表されました。Marketing Hub Professional/Enterpriseに含まれるほか、単独の製品としても提供されています。AEOの推奨事項から記事を作成するContent agent(ベータ)とあわせて、いずれもブログ機能とは別の契約条件を持つ機能です。

出典:HubSpot「SEOの推奨事項」/HubSpot「SEOパフォーマンスの分析」/HubSpot「HubSpot AEOの発表」/HubSpot「HubSpot AEO」/HubSpot「Content agent」

ブログ記事の成果を分析できる

HubSpotのブログ機能では、ブログ記事の成果を分析する機能も備えています。

ブログの分析画面では、閲覧数、直帰率、CTAクリック数・率、流入元などのデータを定量的に確認することが可能です。記事ごとに、フォーム送信や新規コンタクトの数を確認することもできます。どの記事が読まれ、どの記事から問い合わせなどの次の行動が生まれているかを比べ、記事の内容やCTAの改善に活用しましょう。

WordPressでも、WordPress.comではJetpack Statsによるアクセス統計が標準で有効になっています。一方で、HubSpotのブログ機能であれば、他のツールを追加で導入しなくてもHubSpot内で一貫してブログの作成や分析を行うことができるのです。

出典:HubSpot「ブログのパフォーマンス分析」/HubSpot「ページとブログ記事のパフォーマンス分析」/WordPress.com「Jetpack Stats」

レスポンシブデザインに対応している

HubSpotのブログ機能は、レスポンシブデザインに対応している点もメリットです。モバイル対応のテーマを使えば、スマホ・タブレット・デスクトップの各デバイス環境で閲覧しやすいブログを作成できます。

とくにスマホの利用者が増えている近年では、スマホでの閲覧用にレイアウトが最適化される「モバイルファースト」はユーザー体験の向上において重要です。

HubSpotのブログ機能は、無料プラン・有料プランのいずれにおいても豊富なデザインテンプレートが用意されています。ただし、独自にデザインを作り込む場合は、レスポンシブ対応を設計・確認する必要があります。公開前には、デバイス別のプレビューで文字、画像、CTAなどの表示を確かめましょう。

出典:HubSpot「無料のブログ作成ツール」/HubSpot「ブログ記事を作成してカスタマイズする」

ブログの閲覧履歴を見込み客へのフォローに活用できる


HubSpotのブログ機能を使えば、フォーム送信などで識別されたコンタクトについては、ブログの閲覧履歴をCRM上で確認することも可能です。他のツールでは、ブログの来訪者の年齢層や性別といった簡単な顧客属性は識別できるものの、それぞれのユーザーを個別に識別することは容易ではありません。

個々のユーザーの識別は、CRMプラットフォームであるHubSpotならではのメリットといえます。 

ただし、CRMにコンタクトとして登録されているだけでは、閲覧者を識別できません。追跡を許可したブラウザーでのフォーム送信や、追跡付きのマーケティングメールからのアクセスなどが必要です。Cookieを受け入れていない訪問者の場合、ページの閲覧履歴は記録されません。

Marketing Hub Professional/Enterpriseでは、特定のブログ記事の閲覧などを条件にしたワークフローと自動メール配信を組み合わせて、関心に応じたフォローを行えます。配信対象は、同意や配信資格などの条件を満たすコンタクトです。リード顧客の把握・育成の効率化にもつながるでしょう。

なお、ABM(Account Based Marketing)は、重要なターゲット企業に営業・マーケティング活動を集中させる戦略で、個人の訪問者を識別する機能とは別の概念です。HubSpotにもABMに取り組むための機能があり、優先度の高いターゲットアカウントの情報管理・共有・レポート作成などが可能です。

出典:HubSpot「訪問者の追跡」/HubSpot「フィルター条件」/HubSpot「ワークフローで使う自動メール」/HubSpot「HubSpotでABMを始める」

SNSへの告知を自動化できる

Marketing Hub Professional/Enterpriseでは、新しいブログ記事の公開後、接続したSNSアカウントへ告知を自動で投稿できます。投稿は記事公開の15分後に行われ、公開前に告知文や画像を確認・編集できます。

HubSpot標準のソーシャルツールでX(旧Twitter)、Facebook、Instagram、LinkedInなどのアカウントを接続し、投稿や反応を一元管理する機能も、Marketing Hub Professional/Enterpriseが対象です。ただし、InstagramとFacebookの個人アカウントはブログの自動投稿の対象外で、Xは1ブログにつき1アカウントまでとなっています。

各SNSから記事のURLを手動で投稿する方法とは区別し、HubSpotからの自動投稿に必要な契約と、運用するアカウントを事前に確認しておきましょう。

出典:HubSpot「ブログ記事のSNS自動投稿」/HubSpot「ソーシャルメディアアカウントの接続」

テーマやモジュールをカスタマイズできる

HubSpotには豊富なテンプレートがあるため、専門的な知識がない人でも、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で簡単にサイトを作成できます。また、テンプレートは柔軟なカスタマイズが可能です。 

なお、開発者は次の言語を使ってカスタムモジュールを作成できます。 

  • HTML+HubL 
  • CSS 
  • JavaScript 

そのため、これらの言語に精通している人であれば、一からモジュールを作成できます。 自分の知識や力量に応じて、コンテンツをカスタマイズできるのがメリットです。 

HubLは、HubSpotのテンプレート言語です。なお、ブログ記事のテンプレートはブログ単位で共有されるため、記事ごとに異なるテンプレートは設定できません。この点も考慮して、テンプレートを設計しましょう。

出典:HubSpot「ウェブサイトのテーマとテンプレート」/HubSpot Developers「モジュールの構成」/HubSpot「ブログ記事を作成してカスタマイズする」

【無料版でも利用可能】HubSpotへのブログの移行方法

すでに他のツールでブログを運営している企業でも、HubSpotのインポート機能を使ってブログを移行できます。インポート機能は無料版でも利用できますが、無料版のブログは1件、記事100件、執筆者20人、タグ50件までで、HubSpotのブランド表示が含まれます。移行前に、既存ブログの規模が利用プランの範囲に収まるか確認しましょう。

移行方法は、元のブログサービスやデータの取得方法に応じて選びます。

移行元・条件 主な移行方法 準備するもの・確認点
標準のWordPress REST APIに対応するWordPressブログ WordPress Connect ブログ一覧ページのURL。カスタム投稿タイプには対応していない
WordPress Connectを利用できないWordPressブログ XMLまたはCSV WordPressからエクスポートしたXML、または公式サンプルに沿って整形したCSV
Squarespaceのブログ XML Squarespaceからエクスポートしたファイル
その他のCMSで公開中のブログ スマートコピー 公開記事のURLなど。対応していないドメインやURLの形式がある
スマートコピーを利用できないブログ CSV 記事の情報を公式サンプルに沿って整形したCSV

出典:HubSpot「Product and Services Catalog」/HubSpot「WordPressブログをHubSpotにインポートする」/HubSpot「XMLファイルでブログをインポートする」/HubSpot「スマートコピー」/HubSpot「CSVでブログをインポートする」

ここでは、HubSpotへのブログの移行方法として、以下の2パターンを解説します。

  1. WordPressブログからHubSpotへ移行する場合
  2. 他のブログからHubSpotへ移行する場合

1.WordPressブログからHubSpotへ移行する場合

WordPressブログからHubSpotへ移行する場合は「WordPress Connect」を使用したインポートが効率的です。WordPress Connectは、標準のWordPress REST APIに対応するサイトで利用でき、次の手順で進めます。

  1. HubSpotの設定画面で[コンテンツ]→[ブログ]→[ブログをインポート]へ進む
  2. インポートの方法としてWordPress Connectを選択する
  3. WordPressのブログ一覧ページのURLと、移行先のHubSpotのブログを指定する
  4. 取得結果を確認し、取り込む記事を選択してインポートする

WordPress Connectは、カスタム投稿タイプに対応していません。また、セキュリティプラグインなどでAPIへのアクセスが制限されていると、記事を取得できない場合があります。その場合の移行手段は、XMLまたはCSVです。XMLを使うときは、WordPressの管理画面で[ツール]→[エクスポート]から記事を出力し、HubSpotにアップロードします。CSVを使うときは、Hubspotが提供しているサンプルCSVファイルを基にブログコンテンツのデータを整形してから、アップロードしてください。

出典:HubSpot「WordPressブログをHubSpotにインポートする」/HubSpot「XMLファイルでブログをインポートする」

2.ほかのブログからHubSpotへ移行する場合

WordPress以外のブログから移行する場合は、WordPress Connectが使用できないため、スマートコピーを使用したインポート方法が効率的です。

スマートコピーでは、公開中の記事のURLなどを指定すると、記事のタイトル・執筆者・本文・タグなどが解析されます。解析後に各項目の対応付けを確認して、インポートします。ただし、Mediumなど一部のドメインや、URLに「#」を含む記事には対応していません。

スマートコピーでのインポート中に問題が発生した場合は、公式のサンプルに沿ってブログコンテンツをCSVファイルに整形し、アップロードします。CSVの本文にはHTMLソースを使い、公開日は「MM/DD/YYYY」の形式で指定します。なお「Squarespace」のブログを移行する場合は、CSV形式だけでなくXMLファイル形式も使用可能です。

どちらの場合も、まずは下書きとして取り込み、本文や画像、公開日などを確認してから公開するとよいでしょう。XMLでは、リンク先のPDFやギャラリータグ内の画像は取り込まれないため、別途確認が必要です。

公開前には、旧URLから新URLへのリダイレクトも準備します。旧ドメインを移行元でホスティングし続ける場合は、移行元の側で設定します。HubSpot側でリダイレクトを管理する場合は、Content Hub Starter以上などの契約と、接続するドメインの条件を確認してください。

出典:HubSpot「XMLファイルでブログをインポートする」/HubSpot「URLリダイレクトの作成と管理」

詳細は公式が発表している情報をご参照ください。

参照:スマートコピーを使用してCMSからブログをインポートする
参照:ブログをCSVファイルとしてHubSpotにインポートする

HubSpotでブログを作成・公開する流れ

本章では、HubSpotでブログを作成・公開する方法について、以下の流れに沿って解説していきます。

  1. ブログページへの基本情報の設定
  2. モジュール・ブログ記事の作成
  3. ブログ公開前の設定・ブログ公開

順番に確認していきましょう。

1.ブログページへの基本情報の設定

まずはブログページへの基本情報の設定をしていきます。
「一度もブログを開設したことがない場合」と「すでにブログページを開設済みの場合」で設定方法が異なるので、自社に適した方を参考にしてください。

一度もブログを開設したことがない場合

初めてブログを作成する場合は、次の手順でブログ全体を作成します。ブログの作成には、ウェブサイト設定を編集する権限が必要です。

  1. 画面上部の設定アイコンをクリックする
  2. [コンテンツ]→[ブログ]を開く
  3. [現在のビュー]で[新規ブログを作成]を選択する
  4. ブログ名、ブログの言語、メタディスクリプションを入力し、ブログを作成する

作成後は、ブログの設定で公開用のタイトル、ドメイン、ブログのURLスラッグなどを確認します。記事用とブログ一覧ページ用のテンプレートの管理場所は、ブログ設定の[テンプレート]です。

マーケットプレイステーマで好みのテーマを選択できるだけでなく、自社のオリジナルテーマを活用することができます。

すでにブログページを開設済みの場合

既存のブログに記事を追加する場合は、次の手順で進めます。

  1. 画面上部のナビゲーションで[コンテンツ]→[ブログ]を開く(アカウントによっては、先に[その他]を開く)
  2. [作成]をクリックする
  3. 記事を追加するブログと、記事の言語を選択する

出典:HubSpot「ブログを作成する」/HubSpot「ブログのテンプレートと設定の管理」/HubSpot「ブログ記事を作成してカスタマイズする」

なお、無料ツールでは、ウェブサイトと同じサブドメイン上にブログを1件作成でき、ブログ記事の上限は100件です。

また、それ以外にも製品内で制限事項が設けられている可能性もあるため、詳細についてはHubSpotの公式サイトをご確認ください。

参照:Hubspot製品・サービスカタログ

2.モジュール・ブログ記事の作成

ブログページへの基本情報の設定ができたら、モジュール・ブログ記事の作成を行っていきます。

ブログ記事の場合は、対象の投稿を選択して「編集」をクリックすると、以下の項目の編集ができます。

  • ブログのタイトルや本文
  • URL(記事のURLスラッグ)
  • 投稿言語、など

また、作成画面では、目次・見出し・本文の作成やCTAの設置などが可能です。

記事のテンプレートを変更すると、同じブログの全記事に反映されます。既存の記事がある場合は、影響を確認してから変更しましょう。

Content Hub Professional/Enterpriseでは、AIでタイトル、構成、下書きを生成する方法も選べます。参照資料を追加して生成し、生成後は内容や正確性を確認して編集します。利用前には、AI機能へのアクセス権と、AIに共有するデータの設定を確認しておきましょう。

出典:HubSpot「ブログ記事を作成してカスタマイズする」/HubSpot「ブログ記事を生成」

3.ブログ公開前の設定・ブログ公開

ブログ記事の作成ができたら設定を確認し、ブログを公開しましょう。

公開までの手順は次の通りです。

  1. 記事エディターの[設定]を開き、タイトル、執筆者、タグ、メタディスクリプション(ページコンテンツの要約)を入力・確認する
  2. 記事のURLスラッグを確認する
  3. ブログの顔となるキービジュアル(サムネイル画像)と、その代替テキストを設定する
  4. SEO推奨事項を確認し、プレビューで端末ごとの表示とブログ一覧での見え方をチェックする
  5. 承認機能を設定している場合は、承認の手順を進める
  6. [公開]をクリックし、追加のオプションが表示された場合は内容を確認してから[公開]をクリックする

記事のURLスラッグは記事の設定で変更し、ドメインとブログのルートURLはブログ全体の設定で管理します。公開日時を指定する場合は、[公開]横のメニューから[スケジュール設定オプション]を開いて設定してください。

なお、ブログ記事の承認機能を使うにはContent Hub Enterpriseが必要です。記事の公開には、ブログコンテンツの公開権限も必要になります。

出典:HubSpot「ブログ記事を作成してカスタマイズする」/HubSpot「コンテンツのURLを変更する」/HubSpot「SEOの推奨事項」/HubSpot「コンテンツの承認」

HubSpotのブログ記事を非公開にする方法

「記事内容の陳腐化」「SEO戦略の見直し」など、さまざまな理由でブログ記事を非公開にすることがあります。「誤情報の公開」など、早急に記事を非公開にしたいケースもあるでしょう。 

HubSpotで記事の公開を止める方法には、公開終了、アーカイブして非公開、削除の3つがあります。 

操作 主な目的 確認しておきたい点
公開終了 記事の公開を止め、下書きとして残す 修正後の再公開に備えて、記事を保持できる
アーカイブして非公開 公開を止め、管理画面も整理する 「アーカイブ」だけの操作とは異なる
削除 不要な記事を削除する 復元が必要になった場合は、HubSpotサポートに相談する

管理画面を整理するための「アーカイブ」と、Web上での公開を止める操作は区別しましょう。公開中の記事をアーカイブするだけでは、公開が続く場合があります。ここでは、公開終了と削除の方法を解説します。

出典:HubSpot「コンテンツのアーカイブ」/HubSpot「コンテンツの復元」

公開終了にする方法

HubSpotでは、記事を削除せず、公開終了状態にすることで非公開にできます。[コンテンツ]→[ブログ]で対象の記事を探し、記事の操作メニューから公開終了を選んで、確認画面に従って実行してください。 

記事の公開状態は、記事一覧画面の「公開ステータス」で確認できます。「下書き」となっていれば、非公開の状態であることが分かります。 

管理画面も整理したい場合は、対象記事の[その他]→[アーカイブ]を選び、確認画面で[アーカイブして非公開]を選択してください。アーカイブ済みの記事は、公開・非公開のどちらもステータスが「アーカイブ済み」になります。公開状態を示す丸印もあわせて確認しましょう。

出典:HubSpot「コンテンツのアーカイブ」

削除する方法

HubSpotでは、記事を削除することも可能です。誤って削除した記事を復元したい場合は、HubSpotサポートに問い合わせます。復元された記事は下書きになるため、内容を確認してから再公開します。後で記事を使う可能性がある場合は、削除ではなく「公開終了」を選択しましょう。 

記事を削除する際は、記事一覧画面で削除する記事を選択し、削除の操作を実行します。確認画面が表示されたら、画面の指示に従って操作を完了してください。 

記事の内容を別のURLへ移す場合は、移転先への301リダイレクトを検討します。適切な代替記事がない場合は、旧URLが404または410を返す状態にします。

出典:HubSpot「コンテンツの復元」/Google検索セントラル「404はサイトに悪影響を与えるか」/HubSpot「URLリダイレクトの作成と管理」

HubSpotのブログ機能で注意したい2つのポイント

HubSpotのブログ機能を使う際は、次の2つのポイントに注意が必要です。 

  • 無料版のブランド表示と、機能・費用の制約を確認する 
  • 既存システムとの連携範囲と必要な契約を確かめる 

 それぞれについて、詳しく見ていきましょう。 

無料版のブランド表示と、機能・費用の制約を確認する

HubSpotのブログ機能は無料でも利用できます。基本的なSEO対策もできるため、コストを抑えたい場合には魅力的なプランといえます。 

ただし、無料のブログにはHubSpotのブランド表示が含まれ、無料版のままでは削除できません。また、ブログは1件、記事は100件までという上限もあります。自社ブランドの表記を統一したい場合は、ブログのブランド表示を削除できるContent Hub Starter以上を検討しましょう。

AIを活用する場合は、使いたいAI機能の対象プランと、HubSpotクレジットの消費も確認しておきましょう。あわせて、AIに参照させるCRMデータや顧客との会話データの範囲をAI設定で管理し、生成した文章の事実関係や表現を公開前に確認する運用を整えることも大切です。

出典:HubSpot「Product and Services Catalog」/HubSpot「AI機能を使うためのアカウント設定」/HubSpot「Content agent」

既存システムとの連携範囲と必要な契約を確かめる

HubSpotは多くのシステムと連携できるツールです。さまざまなシステムと連携することで、情報が一元化でき利便性の向上につながります。 

しかし、なかには連携できないシステムもあるため注意が必要です。 また、接続できることと、必要なデータを同期できることは別です。データ同期では、同期方向や項目の対応付け、データが競合した場合の処理などを設定します。カスタム項目のマッピングには、有料のData Hubが必要です。 

SNSとの連携も、HubSpot標準のソーシャルツールを使う場合はMarketing Hub Professional/Enterpriseが対象です。

導入をスムーズに進めるためにも、事前に既存システムと連携できるかどうか確かめておきましょう。 

出典:HubSpot「データ同期の接続と利用」/HubSpot「ソーシャルメディアアカウントの接続」

HubSpotのブログ機能に関するよくある質問

HubSpotのブログは無料で使えますか?

HubSpotの無料ツールで、ブログを作成・公開できます。無料版で作成できるブログは1件、記事は100件までで、HubSpotのブランド表示が含まれます。ブランド表示を削除したい場合や記事数を増やしたい場合は、Content Hub Starter以上が対象です。

WordPressからHubSpotへブログを移行できますか?

移行できます。標準のWordPress REST APIに対応するWordPressブログならWordPress Connectを使い、利用できない場合は、WordPressからエクスポートしたXMLか、公式サンプルに沿って整形したCSVでインポートします。インポート機能は無料版でも使えますが、無料版の記事数の上限(100件)と、旧URLからのリダイレクトの設定方法を先に確認しておきましょう。

HubSpotのAIでブログ記事を作成できますか?

作成できます。タイトル・構成・本文を生成するブログ記事生成機能はContent Hub Professional/Enterpriseが対象で、参照資料やブランドボイスも使えます。基本的なAI支援の一部は、無料版でも利用可能です。生成した下書きは、公開前に担当者が正確性や表現を確認・編集してください。

まとめ:HubSpotでブログを作成し集客につなげよう

HubSpotは、CRMを基盤にマーケティングや営業などの業務を支援するプラットフォームであり、ブログを効率的に作成・公開するための機能も備えています。Content Hubのブログ機能を使うことで、ブログ作成の効率化やSEO対策、記事の分析などが可能です。ブログ運用をCRMやマーケティング機能と組み合わせれば、記事を読んだ見込み客へのアプローチにもつなげられます。

現在WordPressなど他のツールでブログを運営している企業も、HubSpotのインポート機能を使った移行が可能です。ただし、無料で利用できる範囲には記事数やブランド表示の制限があり、AIによる記事生成なども製品・プランによって対象が異なります。移行や導入の前に、記事数、テンプレート、URLの転送、必要な機能を確認しましょう。そのうえでHubSpotで営業やマーケティングに関する情報を一元管理し、効率的なリード顧客の獲得や育成につなげていきましょう。

HubSpot CMSを活用したサイト構築をご支援した、テクノロジー・ソフトウェア業のお客様(企業規模51~200名)からは、次のような声をいただいています。

「HubSpotを使い始めて間もない中、HubSpot CMSを使って社員が寄稿するブログサイトのデザインから構築までをお願いしました。相談させていただいてから公開希望日までの期間がとてもタイトだったのですが、丁寧にヒアリングしていただき、希望にそったスケジュールを組んでいただきました。」

出典:SEデザイン「HubSpot導入・活用支援」ページのお客様の声より

SEデザインは1985年の創業以来、外資系IT企業のブランドローカライズをはじめ、日系・外資を問わず多くのテクノロジー企業のマーケティングを支援してきました。HubSpotの認定パートナーとして、HubSpot導入・活用支援サービスを提供しています。HubSpotの導入を検討中の方、HubSpotの詳細な活用方法を知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。

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